feel.

レンズを通してみえたもの。感じたこと。

ライカが人生に仲間入り。

1905France 四日目メーデー.

2019年05月24日 | 旅行
メーデー

実はこの旅で一番の峠である。

日本ではそもそも馴染みのない日だが、労働者の休日たるメーデーは多くの店が帳をおろしほんまに店が開いてない(らしい)ので旅人は困ってしまうというお話。

交通機関すら止まることがあり、フランスの労働者は家でゆっくりと過ごす一日であるらしい。

ざっくり調べた感じでは開いてる美術館なんてモネの生家くらいじゃないだろうか。パリ市内の美術館なんてどこも開いてない。

しかも今年は黄色いベスト運動でデモが発生しており、外務省のたびレジで仕入れた情報によると大問題が発生しそうだった。

この日は午前中にバスツアーでモネの生家を訪ね、13時頃パリに戻ってきてからモンパルナス駅に移動し14時57分発のTGVに乗ってモンサンミッシェルへの移動する予定としていた。既に切符は確保済み。

ところがだ。黄色いベスト運動がモンパルナス駅周辺にて14時30分からはじまるというではないか。

駅に向かうメトロは閉鎖が確定しており陸路しかない。

しかし陸路はデモで封鎖されるところがあると。

えらいこっちゃ。駅に近づけない?

どないすんべ。モンサンミッシェルにはなんとしても到着しないと、当日の宿すらない。

予定を変更してツアー料金を捨ててもジヴェルニーツアーをキャンセルし朝からモンパルナスに向かっておくべきだろうか。

取り敢えずホテルのレセプションに行ってアドバイスを聞いてみた。

すると、「大丈夫やと思うで(英語)」受付とたまたまチェックアウトに来ていたおじいさんが優しくそして熱心にアドバイスをしてくださった。

黄色いベストを人たちは気にしなければいい。彼らは駅からイタリア広場への決まったルートを歩くだけだから干渉は無いだろうと。

ただその周囲にいる騒ぎに乗じ暴動を起こす者たちには気を付けなければならないと。

そのアドバイスを信じ当初の予定通り動く前提でバスツアーの集合場所に行ってみることに。そこでも話を聞いてみよう。



一旦はホテルをチェックアウトし荷物を預かってもらい、一泊分の最低限の荷物だけを持ってチャリンコにまたがって待ち合わせ場所に

バスツアーを無事に受け付けてもらうことはできたのだが、午後の相談できるような人はおらず、不安になりながらバスに乗り込んだ。

私達丸一日のツアーなの~というご夫婦とバスが一緒で、本当に午前中で帰ってこれるのか…?と一抹の不安が

まぁなんとかなるやろとそのうち諦めがついたが。

そんなわけでバスに揺られてはじめてのバスツアー。

ジヴェルニーはパリから西北西に70kmほど離れたところにあり、バスに揺られること1時間ほどで到着する

モネの庭を紹介してくれるアイテムを貸してくれるので、バスの中で予習

乗ってればつくから楽ちんね。


トータル2台のバスで到着しており、ここで半日組と丸一日組が別れていた。一安心

ジヴェルニーにあるクロード・モネの生家

ここも絶対来たかった場所。

家とその前の広大な花畑が広がる庭

そして道を一本挟んで(地下通路でつながっている)睡蓮の池がある庭が広がっている。

美しく整備され、色とりどりに咲かせる花たち

モネはこれらの花を愛でつつ過ごしたのだろうな









応接間。所狭しと並べられた絵画たち。ここで画商と商談をしたのだろうか











ついに。

モネが愛した睡蓮の池

庭にいて聞こえてくるのは風のそよめき鳥のさえずりだけ。自然に身を委ねゆったりと絵を描かれたのだろうな

決まった時間に外に出て絵を描き、決まった時間に家に戻りご飯を食べる。規則正しい生活をされていたそうだ



藤の花も咲くのね











心癒されるひとときだった。



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