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レンズを通してみえたもの。感じたこと。

ライカが人生に仲間入り。

FP(ファイナンシャルプランナー)試験を受けてみて.

2022年09月17日 | 徒然

お仕事上のお金周りの知識を身に着けたい、そしてついでに保険なり相続なりあって損のない知識も学べるならちょうどいいじゃないかという事で5ヶ月ほど前にファイナンシャルプランナーの勉強を始めることにした。

3級は合格率80%超ということで楽勝なんじゃないかと高を括りつつ勉強に挑む。

・ライフ分野 …国保・社保・国民年金などのしくみ。どんな年金をもらうことができるかいくら貰えるか、何歳からとか結構ややこしい

・リスク分野 …生命保険、損害保険などの保険にはどんなものがあるか。種類が多くてややこしい

・金融分野 …普通の投資はやってるけれど興味なくてやってない分野とかあるし、仕組みや業界全体をまるっと理解するのは努力が必要

・タックス分野…ここですよね。10種の所得、所得控除、税額控除ウンウンカンヌン頭の中できちっと整理するのはとても大切。

・不動産分野…これは知らんわ…でも今まで名前しか知らんかった建ぺい率とか容積率がどんなものかを知ったり、なんとなくでやってた固定資産税のことなどを理解できたのはありがたかった。

・相続・事業承継分野…これもいずれ来るイベントなので知識はあったほうが良いよね。贈与の仕組みとか、贈与と相続の違いとか。

勉強期間は約1ヶ月。本格的に取り組んだのは試験の1周間前だったかな

お金の寺子屋の動画FP3級過去問道場で勉強し、ノートにまとめ、結果は9割解けたのでパスすることができた。

ただ合格するだけなら過去問でいいと思うけど(パターンを覚えれば解けると思うので)、しっかり理解し骨組みを作るのは想像以上に勉強が要るなというのが実感。

 

当初はここで十分かなと思ってたけど、3級の知識はあくまで基礎であり、実践で活きるレベルかというと正直まだまだ。

テストを受ける受けないは別としても、まだふわふわしてる知識を定着させるには引き続き勉強を続ける必要はあるだろうしやってみたいと思えたので、2級にも挑むことにした。

基本はもちろん一緒ながら、より深く、更にかなりしっかりした知識の確立が求められる。

お金の寺子屋動画とテキストでまずベースとなる知識をつけ、東大卒FP技能士ほんださんの動画で、そもそも論や分野を飛び越えた知識をみにつける。このためにYou Tubeプレミアムを契約し、通勤の車の中やランニング中はひたすら視聴し耳で学んだ。

そして3級勉強のときに作ったノートをグレードアップ。

FPほんださんの学び方は僕のやり方に似てたので方向性があってていい感じ。でも内容が完全把握ではない抜けた部分もあったのでプラスαと言う感じかな。

そしてFP2級過去問道場にて過去5年分の問題を1日20問ずつ解くというノルマを課す。

試験当日までにはだいたい1000問くらい解いたのかな。

最初はユーザー登録せずにやってたんだけど、タブを閉じると実績がリセットされてしまい、結果やり直したら同じ問題を何度もやる羽目になってしまったりしたので、ユーザー登録(無料)したほうが良いと思われる。

こうやって結果も出るしね

間違えたところ、わからないところをリスト化し、常に復習をできるように。

2022年5月に3級試験を終え、その直後からかなり気合を入れて勉強をした。今の趣味は勉強と言って問題ないレベルで仕事か寝るか勉強かという勉強ライフ

得た知識が仕事に活きる内容であったので、勉強することがとても愉しかったから全然苦ではなかったけれど、勉強を愉しめるかどうかでずいぶん変わりそうだなぁ

まぁそんな感じでみっちり勉強はしつつ、ラスト2-3週間前に無料でついてきた学科の模試をやってみると88%の得点をゲット。

中身の濃い問題を60問も解いてると集中力が途切れてしまいけっこう大変だったけれど、そういうことがわかったのが模試のありがたいところだった。

それでも結構な得点を取れたので、ああ、これは問題ないな。わざわざ有料の実技模試をする必要はないだろう。そう思ってしまったのが駄目だったところ。
FP2級道場に出てくる実技問題はすべてをカバーしてくれるてる訳じゃなかった…

実際はなんか見たことないタイプの問題があるし、そいつのお陰でめっちゃ焦ったし時間がかかってしまったがゆえ、全く時間が足りずケアレスミスを気づく時間も取れず終わってしまい、なんとも残念な仕上がり…

模試やって違うタイプのものもあるということに気づけていれば、こんなにボリュームがあるんだと気づけていれば、もうちょっとやれたとは思う。

基本学ぶことが目的で結果はオマケなのでかまへんっちゃあかまへんけれど、せっかく8700円も払って試験を受けるんだから、やるからには徹底的にやっといたほうが良かったかなぁというのは一つの反省点。

やりきれないと後味が悪いもんねぇ

それでも個人的には枠いっぱいな感じだったので(一通りやりきれたと納得できたのは試験当日の最終確認後だったし)、更にやるべき問題が増えてもやりきれる時間はなかったかもしれない。だからこれが今の僕の限界だな。

 

学科が60問中50問正解で80%ちょっとあったのでOK

実技が40問23問正解で57.5%で一問足らず…_| ̄|○

でも後で調べてみると、一問の中で記入が4箇所あるものは全て正解で点数ではなく、一つずつで部分点があるのじゃないかというお話

上の問1みたいなやつは4つ中3つ正解してても0点と自己採点をしていた。

部分点がもらえそうならばと再採点してみたら100点満点中71点だったので、これならまだ可能性があるかもしれない。

LECという予備校では独自の採点基準で合否判定をしてくれるプログラムがあったので、利用してみると…

いけるかもしれない。

3級は一夜漬けの過去問パターン把握でいけるみたいだけど、2級は絶対通用しないと思う。

3級できっちり土台を作り、2級で更に強固な土台とその上の6階建ての建物にしないと応用問題ではまず立ち打ちできないなと。

6分野が色んなところで繋がっていること、そしてそこを自在に移動できるようになることも重要かなと。

何より極力実生活に落とし込むことで理解を深めることが大切だと思う。

そうすれば自分ちの相続税をざっくり計算できるようになったしね

親が掛けた状態にしてくれていた保険の見直しもするようになったし。

税理士さんの話に完全についていけ自分から提案もできる様になったのは最高の収穫かな。

ここまで思惑通りの成果を得ることができたなんてビックリだわ。

ちなみに試験問題はFP協会のHPに公開されているので一度やってみてくださいませ。実技もある

 

ファイナンシャルプランナーの資格って、実際にはお金にはなりにくい資格だと言われているけれど、それは置いといて社会やお金の教養とすれば最高の資格なんじゃないかと思う。

寧ろ社会に出る前に必須科目にしといたほうがいいじゃないかとも感じる。そしたら自分で保険かけなきゃとか年金のことを考えるようになるだろうし。

 

因みに今回の勉強は全てiPad Pro12.9で行った。

買った紙テキストは自炊してpdfに変換、iCloudに保管してDocumentsアプリから開く。テキストに自在に書き込めて便利

忘れたり注意すべき点をリストアップしたのはapple純正メモノートを利用。常にアップデートされてデバイスをまたいで利用しやすい。(外ではiPad、家ではmac、職場ではwindowsPC)

学習ノートはGoodNotesを利用。このアプリ最高。

自在に書き込めるし、きれいに消せるし、内容やページの増減、移動が自由自在。そして何冊作っても全くかさばらない。

画面を二分割し、左画面に動画やテキスト、右画面にノートを開いて勉強するスタイルに今の時代を感じたなぁ

ただこれをするには12.9インチでも少し小さい気がする。11インチよりは俄然楽になったけど。

youtube動画でいい感じの解説画面があればスクショ撮って隣のノートにコピペして、板書の手間が省けたりしたのも良かった

様々くだらぬことを書いてきたことが少しでも誰かの役に立つならば。

 

前回の投稿では基本合格はない的なことを書いたけど、改めて可能性がでてきたのでドキドキワクワクしながら来月の発表を待とうと思う。


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