新潟県は湯沢地方、六日町や越後湯沢を天地人博がらみで旅行してきました。何とかお天気は曇りから晴れと、雨は降らずに済みました。何しろ着物での行程だとお天気が一番気になります。初日の移動日は雨だったのでデイリーの洗える着物と帯で過ごし、二日目旅行の本番には黒八丈と帯。晴の日差しに映えて綺麗でした。なんつって^^;
六日町地方は織物でも有名ですから、時間がとれたらつむぎの里と伝承館を訪ねたいとツアコンに要求!そうしたらちゃんと寄ってくれました。わがままな客^^;でも他の皆さんが御土産を沢山買われたのには驚きました。言って行って正解!お店の方にもお礼を言われちゃいました。十日町紬や小地谷縮、片貝木綿ややはり高価な越後上布です。感嘆の声が上がります。150年ほど前の裃も保存されていて、すごいなあと思いました。きっと直江山城守兼継も着たことでしょう。上杉景勝も着たことでしょう。二人が預けられたという尼寺雲洞庵も尋ねます。いや~大河ドラマの影響力はすごいですね。米沢もすごい人でしたが、こちらも大賑わい。観光バスが次々と横づけされます。その中で和服は私ひとり。迷子にならないねって^^;云われました。
実は歴女ではないのですが、結構詳しい方で小説やノンフィクション、マンガも好きなので、ガイドの解説に突っ込みを入れたりして^^;前田慶次郎利益が好きです。兼継とともに米沢に行った天下御免の傾奇者。でも案外知らない人が多くて残念に思いました。ドラマにも登場しないし。でも一緒にグッズが売られていたので早速お土産に購入しました。最近は家紋もブームだとか。あちこちで色々な物が売られています。皆さんはご自分の家紋をご存知ですか?そのルーツを調べてみるのも楽しいですよ。
着物は10月なので袷にしましたが、胴抜き人形仕立てにしてありますので、気温が高くても平気でした。絽の長襦袢もうそつき袖にして軽く涼しくしました。半襟は二重にすると暑いので付け替えを持って行き寝る前に取り換え用と思ったのですが、つい中秋の名月に見とれて・・・・・。飲みすぎて寝ちゃいました。温泉に行ったのに温泉に入らずに終わったという。何してるんだか。
越後湯沢の温泉街から眺めた名月です。綺麗でした。お酒も美味しくて、JRの駅構内で試飲のコーナーがあって500円でお猪口を買い、あとは好きなだけ好きな物を頂けます。勿論お土産も沢山。ほろ酔い気分で新幹線で都内に戻れるのは良いですね。一眠りで現実に戻りますが^^;
今回は移動も半幅ではなくずっと御帯鼓だったのでちょっと最終日には疲れてしまい、電車の中で変わり角出し結びに急きょ変更。座ったままちょいとやり直します。あ・・・。独りで座る車両なので出来たんですけどね。座席の角度も調整して、やっぱり現代には着物は合わないのかななんて考えたんですけど、帯板をとってみたら快適になったので、これからは仕事が終わったら帯板をとって御帯鼓枕も取って、身軽にして帰ろうと思いました。
髪型もほどいて結び直し。アップにしていると結構疲れるんですね。頭痛がしてきたのです。でも草履は親指の間に肩こりのつぼがあるとかで、体に良いそうですよ。確かに歩くには草履や下駄が楽です。皆さん疲れるでしょう?とか痛くないですか?と聞かれるのですが反対に靴の方が疲れそうですね。
今度はもっと楽に出来る着物の旅行支度を考えてみたいと思います。