Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

御前崎 wave trip

2006-10-09 00:10:14 | windsurfin'


3連休初日の土曜日、チサンポイントでサーフィン。
サイズは肩。相変わらずショートが多い。
その日の波はとても楽にテイクオフできた。
1.2.3.はい!→すい~すい~すいすいすい~!

波質はいいわけではなかった。南風が入っちゃったんだ。

オイラは波乗りしながら何故だかとてもウインドサーフィンがしたくなった。
ボトムターンしたときにセイルがないのが残念だった。

ダンパーが襲ってきたとき、サーフィンはスープの上を頼りなく滑るだけだけど、
ウインドはパンプして加速してジャイブしてアウトに戻っていける。

サーフィンは何回も何回もローリングしてはビーチに戻されゲホゲホするけど、
ウインドならスープも掘れた波もヒョイヒョイ飛び越えて沖にあっという間に出れる。

ウインドの機動力はサーフィンの5億倍凄い。
で、オイラは無性にウエーブがしたくなった。
ロングボードに乗ってエアブームつかんだりしてみた。

オイラは決めた。
あの富士山の向こうの御前崎に明日行こう!
御前崎の風に吹かれて波乗りするのだー!
それはナイスな考えだった。
冬型が決まってるし、その割りに気温は高い。
4.0㎡のセイルを張れるかもしれない。

気分は一気に高揚した。

翌朝、涙が出るくらいの爽やかな雲ひとつ無い秋晴れの空。
最高に楽しい!
西湘バイパスを太平洋を見ながらかっ飛ぶ。
箱根をがんがんアクセル開いてかっ飛ぶ。
Go-Go'sやBay City Rollersを聴いちゃったりした。
ハイテンさんからメールが来た。ヤマタツのビックリウエーブ聞きながら御前崎に向かってるらしい。
オイラもヤマタツに切り替えた。

オイラにとっては御前崎は茅ヶ崎が吹かないときに行くポイントなのだ。
だからそんなに頻繁には行かない。
だから、御前崎に行くときはまさにウエーブトリップそのもので、
ドライブや景色も楽しむように心がける。

。。。御前崎に到着した。
そこは未舗装の道を慎重に運転して海に出る。
まるでアフリカの先っちょみたいな荒野でミニアフリカみたいだ。
バッタ草原が広がり、車を草の上に止めるとバッタがピョンピョン飛んでいる。

茅ヶ崎地元のピラちゃん、ザワオの各家族と、アップルさんがすでに到着していた。
あとからOLD-HiTechさんが来た。彼の車はトイレシャワー付のキャンピングカーだ。
やった!やった!次回はこの車で来ましょう!!!

ハイテンさん、タンタンさんもいる。
4.0吹きっさらし。抜けるような青空。Tシャツ短パンOKの気温。
にぎやかだ。


4.0サイドショア。実に久しぶりだ。
ビーチスタートから一気にトップスピードに入る。
いやいや、心の準備ができねっす!
午前中、太陽の光りと海面の白波のせいで、海面はまるで銀のメタルのようだった。
そこは海じゃなく、ターミネーター2の液体ロボットがあたり一面にドロドロしてる感じ。
で、ジャイブしてビーチに戻るときは青くキレイな海面に戻る。
それを繰り返す。

ジャンプのとき絶叫してみた。
やっとスイッチが入った。
新しいセイルにも慣れた。
オイラはチューンナップを良く知らない。どんなセイル使っても違いなんかわかりゃしない。
チューンするのが面倒だからセイルに乗り方をあわせる。

波はスモール。形もイマイチ。
でも関係ない。突っ込め突っ込め!
何故かな?暖かいし太陽が強烈。とにかく楽しい。

インサイドに戻るとき、とにかくスピードが出た。波の方向と風向きが絶妙だったんだろうな。
『ちょっと下ってみようかな~。。。。ひぇーーーーーーーっっっ!』
ウインドってこんなにスピード出たっけ????

オイラはスピードを落とさずそのままフロントへ行った。
爆沈するのは誰が見ても明らか。
ターンした瞬間、一気にデインジャーランニング状態。
身体って結構前にぶっ飛ぶものなのね。それも面白い!

アウトに向かってたら風下で雄叫びが聞こえた。
ハイテンさんだ。歯を食い縛ってるけど目が完全に笑ってる。オーバーでイッチャッテル。
どんどんオイラに近づいてる。オイラはもうそれ以上アップをとれない。
やっべー、と思ってたら前方に波発見!
シュッパーン!!!飛んだ瞬間、オーバーブローでノーズが風下に向いた。
『ぅおおおおおおおおおっっっ!!!!』ハイテンさんの更なる雄叫びだか悲鳴が聞こえた。
オイラはそのあと、ジャイブに入りビーチに戻った。
そこでハイテンさんが驚き撃沈したか、ことなくジャイブしたかは知る由が無い。

いやー楽しかった。もう一回やったら絶対殺してるかもな。

The Day Is Done.

ウエーブシーズンが始まった。
これからがオイラたちのシーズンだ。
ウエーブは沖の孤独感が強すぎるので、ビーチでの会話にはほっとする。
知ってる人たちがいると本当に楽しい。感謝します。

帰り道、相変わらずの食事をした。
ウエーブの後の死にそうなほどの腹減りには肉を詰め込みたくなる。
だからあの『すこやか』だ。
すこやかでさわやかなウエーブの話をイッパイした。
さわやかですこやかなウエーブの話をイッパイした。

ウエーブは楽しい。
年々楽しくなってる気がする。
本当に楽しい。
かなり楽しい。
真剣に楽しい。
やばいくらい楽しい。
楽しくてウエットのケツが破れそうだ。
楽しくて鼻血が出る。