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ウエーブ男の転職日記その1

2006-10-25 11:47:53 | 転職日記


転職活動を本格的に始めた。
実は前から行なっていたんだ。
会社勤めをしてれば転職を考える機会が誰にでも定期的に来るだろう。
オイラはその都度書類を提出したりしたんだ。
面接にも数回行ったよ。
面接では自分のスキルの無さにガッカリしたり、
質問に対し明確な返答ができずもどかしくなったりした。

単発で行なう転職活動はよくない。切羽詰って企業比較ができなくなる。
ダメモト根性が働いたり、少なくとも転職のためにいろいろ調査する姿勢に落ち度が出てくる。
だから活動するなら真剣にだ。ドバッといっぱい当たりまくるんだ。

転職活動を考えた理由はこうだ。
オイラにぼちぼち管理職の声がかかってきた。
オイラはマネージメントをしたい。
全社のバランスを考慮しながら適切な判断を下し、常にクールで、論理的な考えをしていく。
でも、今の会社では、自分の管理職の理想像からはかけ離れてしまう。
年収も伴わない。
つまり、魅力が無い。ノーフューチャーだ。

オイラはこうなることにした。
年収1000万。そこそこの大きな会社でマネージメントをする。
やり方が非常にいいので土日は完全に休む。
たまに風が吹くと持病の腹痛で休むけどしっかり仕事してるので誰も文句を言わない。
毎月セイルを1枚買う。でもそれはムダなので毎月女にプレゼントをすることにする。
海外出張や短期駐在も多いけど、見聞を広めるためだ。有意義に世界を味わう。
ジムにはしっかり通い、英会話スクールに通い、自分への投資も惜しまない。

別に大した事じゃないな。一般的な当たり前の生活だ。ごく普通だ。

仮に転職が決まれば、2ヶ月間のブランクを設ける。
今の会社からほんの少しばかり退職金が出るので、
カスタムシェイプのロングボードとウエーブボードを2本新調する。
英会話スクールに1ヶ月みっちり通い、残りの1ヶ月南の島で過ごす。

これも大した事じゃないな。
でもオイラはこんな些細なことを考えるとウキウキする。
で、新しい職場でスキルを更に伸ばし、人生を謳歌するのだ!
それもこれも楽しく海でウインドやサーフィンをするためだ。
悩み事を海に持ち込みたくないからな。


転職に際し、web登録のサービスがある。あれはやめた。企業が引っかからない。
で、転職支援の会社に登録したんだ。
先日の日曜日、横浜の支援会社でコンサルを受けた。
担当は30半ばの品のいいスーツ姿の女性で、オイラに応対してくれた。
とても美人ですこしドキドキした。唇がちょっとエッチだった。
恋をしそうになったけど、それは仕事が決まってからにした。
ペンを持つ指は細く繊細で爪はきれいに手入れがされていた。
男は年齢を重ねるとそういうところに目が行く。
女性の話し方や振舞い方や着る物で、その女性がどういう私生活を送っているか、
どんな恋をしてきたか、瞬時にいろいろ想像する。
これはあまり外れない。
当たっているかわからないけど、たぶん外れていない。そう直感するときがあるんだ。
そういう想像の対象になる女性は一般的に言ういい女だ。
深くない人には思わない。男にもだ。オイラは浅い。ペラペラだ。

終始なごやかな雰囲気で会話ができ、彼女はオイラのセールスポイントをうまく引き出してくれた。
『問題ありません。今お持ちの経歴で早速各社の人事担当者と連絡を取ります。
例えば10社に書類提出し、5社で受理され面接を受けていただきます。
3社内定して、その中から選びましょう。そろそろ売り手市場になってきてますしね。』

その10社は名だたる企業ばかりだ。
それらの企業のHPを応接のPCで見たけど、オイラが応募しようとしている職種は載っていない。
インターネットは万能ではないということだ。
本当に企業が探している人材は、
こういう転職支援コンサルや別ルートで採用を行なってる場合が多いみたい。

オイラは先週から転職支援コンサル数社に渡りをつけていた。
対応が全く違う。持っている企業数とコンサルタントの人間性と、まさに当たればラッキーの世界。
横浜のその会社は抜きん出てよかったのだ。

オイラに吉が出るか、あるいは『短い間だったけどいい夢みれたぜ』で終わるかは神のみぞ知る。

オイラは彼女に丁重にお礼を言った。
『いろんなコンサルがいたけどあなたがベストです。ありがとう。今後とも支援よろしくお願いします。』
『最後までフォローしますから、ご心配なく。
もし途中で転職の熱が冷めても私が背中を押しますからね。』
『とても心強いです。』

彼女はオイラをエレベーターの前まで送ってくれた。
『お住まいは茅ケ崎ですよね。帰られてから波乗りですか?
ちょっと日に焼けてらっしゃるのでサーフィンされるんでしょ?
今日は少し波あるかもしれませんね。』
『え?あなたはサーフィンされるんですか?』
『少しかじってるだけです。』
『ナゼ今日波があるって知ってるんですか?』
『私も茅ケ崎なんですよ。』

へ~っ!奇遇だ。
世の中は小さな偶然の連鎖で成り立っている。