Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

『もう話したくない』

2007-06-15 21:33:31 | ThinkAbout..



もう話したくない
オレの心を壊したんだからな

でも 少しだけそばにいさせてくれるなら
少しだけだ
胸のうちを聞いてくれるかな


ロッド・ステュワートの『アトランティック・クロッシング』のB面の1曲目に入ってる曲で、
確か中3のとき初めて聞いた。ちょっと自信が無い。中2だったかも。もしかしたら高2?
もう悶絶のバラードで、涙なくしては聴けない。
アルバムのB面はスローサイドでラストの『セイリング』まで続く。


当時は『Da Ya Think I'm Sexy?』が爆発的にヒットした。
アルバムを友人から借りて、すぐカセットテープに録音して聴きまくった。
他のアルバムを聴きたくなり、『アトランティック・クロッシング』を買った。
だいたい、金が無いので購入の失敗は許されない。
本屋の音楽雑誌立ち読みでレビューを確認して買ったんだ。

ちょうど聞き始めのころ、オイラは風疹にかかり、
高熱でうなされる孤独感も助けて、将来や進学や部活や恋愛の悩みに、
この『もう話したくない』が胸に突き刺さるほど浸透したんだ。

それから今日まで、途中何回も耳にはしたが、先日あらためてじっくり聴く機会を得た。
ジョージ・ハリスンの『バングラディシュ救済コンサート』を見たのがキッカケだ。

そのコンサートは歴史的なコンサートで、参加ゲストの若き日のクラプトンや、レオン・ラッセル、
今は亡きビリー・プレストン、そう、ジョージもすでにいない。
そういえば70年代ってどんなだったんだろう?と思い返してみたとき、
『もう話したくない』を聴きながらベッドにもぐり込んでいた”そのとき”を思い出したのだ。

じっくり聴くとかなり切ない。
思い出したのは若き日のころではなく、今までの全てのことだったなあ。
人生の切ないところを一個一個ピックアップして、それを鍋で溶かして石鹸にして、
それを身体に塗って泡立てて、切なさで切なさを洗い流してるような気がした。

洗えど洗えど、切なさは毛穴を通して更に浸透しているかのように思える。

人生の中で、少し立ち止まって振り返るときに、お勧めの曲かもね。
足跡を確認できないと、先に進めない、と思ったさ。



I can tell by your eyes that you've prob'bly been cryin' forever,
and the stars in the sky don't mean nothin' to you, they're a mirror.
I don't wanna talk about it, how you broke my heart.
but if I stay here just a little bit longer,
If I stay here, won't you listen to my heart, whoa, my heart?

If I stand all alone, will the shadow hide the colors of my heart;
blue for the tears, black for the night's fears.
The star in the sky don't mean nothin' to you, they're a mirror.
I don't wanna talk about it, how you broke my heart.
but if I stay here just a little bit longer,
if I stay here, won't you listen to my heart, whoa, my heart?
my heart, whoa my heart, this ol' heart.

I don't wanna talk about it, how you broke my heart,
but if I stay here just a little bit longer,
if I stay here, won't you listen to my heart, whoa, my heart?

↓くぅ~、泣かせるぜい(>_<)



kiss kiss kiss me LOVE 抱いて~

2007-06-15 00:44:03 | ThinkAbout..


ハイテンさんがヒモパンネタでやってきたので対抗するとしよう。

ジョン・レノンが亡くなった忘れもしない1980年12月8日。
大学受験を間際に控えたオイラにはあまりにあまりにもジョンの死の衝撃が強すぎ、
翌日から1週間も学校を休んでしまった。

亡くなる数日前後にニューアルバム『ダブル・ファンタジー』がリリースされた。
とにかくオイラは衝撃の日の翌日に、アルバムを買いに行ったのだ。
街中、もちろんレコード屋も、喫茶店も、ジョンの曲が到る所でかかっていた。

家のプレーヤーにアルバムを乗せ、針を落とす。
涙なくしては聴けない。

問題は2曲目にやってきた。
高校生のオイラはぶっ飛んだ!
脳が海綿体で出来上がってる少年にはいささか刺激が強すぎた。

女ってこうなっちゃうのか!!!!

やがて、オイラは青年になりそしてオジサンになり、
こういう女はヤバイ女ということに気が付いた。
でもヤバイものからは離れられない。すごくいいことに違いない。

(でも曲の声の持ち主はヨーコ・オノなのでちょっと怖い。)

ヨーコさんは、鎌倉の安田財閥の娘。
いわゆる鎌倉ローカルなんだけど、ヨーコ・ナカムラではない。

当時は前衛芸術家で、ウーマンリブという運動で、日本中の顰蹙を買った。
今でこそ、男女平等が常識ではあるが、あまりに女性優位を持ち上げるために
まわりが引いてしまったようだ。
ただし、物事のアクションは現状の打破というセオリーがあるので当然のことだろう。
成功者であることには間違いないし、
世界を動かした彼女に比べれば、会社の一部の提案などは鼻毛みたいなものだな。

KISS KISS KISS by John Lennon / Yoko Ono

この曲は当然のことながら放送禁止になった。