Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

A Juicy Fruit Of Mid Summer

2006-08-12 17:54:22 | surfin'


連休初日。
波を探して海沿いを自転車で駆ける。
チーパーに決定。
チサンホテルとパークの間なのでチーパー。
南風で面が荒れていたけど、風は突然無風になり、遊べるコンディションになってきた。

土曜というのに思ったより人が少ない。
きっと帰省してるサーファーが多いんだろうね。

何度か休憩をとりながら波に乗った。

休憩中、波打ち際に女の子を発見した。女の子というよりは女性だったな。
腰の深さのところで沖に向かってパドルするわけでもなく、スープに乗るわけでもない。
どうしていいかわからず途方に暮れている感じがした。
彼女は20分間もそうしていた。

オイラは見ていられなくなり、彼女のそばに駆け寄った。
『沖に出ないとダメですよ!パドルしなくちゃ!』
『どうやっていいかわからなくて。。。どうやるんですか?』

運良く海面は荒れていなかったので、2,3アドバイスして沖へ導いてあげた。

まわりにはピチピチのラッシュガードのせいでボンレスハムみたいなボディーボーダー女や、
真っ黒で品の無い女ショートがいた。
彼女はその女たちとは違う生き物みたいだった。

オイラは海で女性に話しかけるということは無いのだ。
真っ黒女に声をかけることはあり得無い。
ウエザーマンさんも賛成に違いない。
松嶋奈々子だったからアドバイスしたんだ。

沖で不安げな松嶋奈々子と少しお話をした。
友達と来ていることや、数年前にサーフィンに2回ほどチャレンジしたこと。
『ご自分のファンボードですか?』オイラはジェントルに話す。
『ええ、そうなんです。』

『がんばってくださいね。じゃ、気をつけて!』
と言って、オイラはパドルしサクッと波に乗ってビーチへ向かった。
(き、きまったー!)

ビーチに上がり沖を振り返ったら、松嶋奈々子が深々おじぎをしてくれた。
彼女がビーチに上がるのを待とうか考えたけど、やめた。
縁があるならまたきっと逢えるはず。それが縁だ。
逢えなければそれまで。オイラはガツガツしない。スマートに、だ。

ビーチで女子高生らしい子が一人で携帯で『真夏の果実』を聞いていた。
夏の湘南に実に合う曲だなってしみじみ思った。
その女子高生もしんみり聞いていた。
何か一人で海でその曲を聞かなくちゃいけない理由でもあったんだろう。

オイラもその子の携帯に聞き入ってしまった。
するとその子と目が合ってしまいオイラは困って、とっさに、
『いい曲だね』って言った。
『いい曲ですよね』って女子高生が満面の笑みで返してくれた。

サイズが上がってきたので、オイラは白樺へ場所を移すことにした。
日が照り付けると砂は熱くて、ビーサンは自転車のかごだったので歩くのが大変だった。

The Surfer Moon

2006-08-11 11:08:37 | surfin'


仕事は性格上独りぼっちで、全く誰とも話をしない日が結構ある。
ジムでウオークマン聞きながら身体を動かすのでこれまた独りぼっちの日がある。
会社の行き帰りは長距離一人だし、家でもPCと向かい合っている。
オイラは誰とも話さない。咳をしても一人。

それにブログ記事なんか書いているとドンドン深い穴に落ちていくような気になる。
実際落ちているんだろうな。

たぶん殆んどの人は穴に入ったり出たりの繰り返しなんだろうけど、
オイラは穴から出るための自己救出方法を知っている。
それは波に乗ることなんだな。
こないだモトスに行ったけど、やはり違った。練習にはなるけどハートがリセットされない。
波が無いとダメなんだな。
波に乗れるなら、サーフィンでもウインドでもどっちでもいいよ。

穴に入ることは必要で、穴に落ちない限り物事を深く考えないような気がする。
明るいところだとそのままなんだ。ノウテンキ。
暗いところにいるから、どうやって外に出るか考える。
考えた結果を記録する。
自分が世に存在した行動の証拠と思考の証拠だ。

まあ、たまには外に出ないといけないので波乗りをする。

それは今朝だと思った。

4時に起きた。
外はまだ真っ暗で、新聞屋のスーパーカブの音がたまにするくらい静まり返っている。
暗い道を海パン一丁で、ロングボードを自転車のキャリアに乗せて海へ向かった。
潮が上げいっぱいでなかなか割れていない。でも台風8号のウネリはあるはず。

パドルアウトして波を待つも沖は暗くてよく見えない。
数十メーター沖でセットをやっと確認した。
全くの無風で、フェイスは傷をつけたくないくらい整っている。
数回のパドルでテイクオフすると波は徐々にサイズアップし、ムネ高さまでになる。
何回もアップスーンダウンできて、おまけに波がクリーンなのでレイルの抵抗が足首にビンビン伝わる。

やがて空が白みを帯びて、波待ちしていると防砂林にいる鳥の鳴き声さえ聞こえる。
サンライズとともに波は割れやすくなった。
何本も乗れた。

何ていうんだろう、体調と精神と波のサイズと波の形と水温と気温が見事にマッチした、
滅多にないフィーリングだったな。
心は穏やかで、目に見えない5.7のセイルを想像したりした。
ダウンザラインをしたよ。

全く同じだ、サーフィンもウインドも。



時間はちょうど夜と朝の入れ替わりのタイミングで、
江ノ島が遥か彼方に見えて、相変わらず灯台の回転灯が回っていた。
辻堂の方の134号線はオレンジの道路灯がキレイで、
その奥マンションでTみさんがぐっすり寝ていると思ったよ。
PRAM家の前を通ったら、1階から、ぐぅぐぅ音がした。

何かとても得した気分になった。
気持ちはリセットされ、またいろいろ考えたりしよう。
さてさて、いよいよ波乗り週間の始まりだ!
The Beach Boys ~The Surfer Moon~
(Click! Then Music Starts!)

月は潮を連れてくる
そして潮を連れ去ってく
月は僕に波を持ってくる
僕はその波に乗るのさ

そして僕は言うよ

かつて月は光と愛をも僕にもたらした
それは今でも残っていると約束するよ

でも新しい旋律とともにそれは消えてしまいそうになる
僕はサーファームーンに照らされている


Lebanon

2006-08-10 21:00:10 | ThinkAbout..


オイラは平和主義なんだけど、たまには怒る。
いろんな思考が交錯して怒る。
みんなと対して変わらない。
社会に対して怒り、自分自身や、1人称の個人に対して怒る。

世の中は混沌としているね。いつも混沌としている。

レバノンが地上戦拡大を決定した。
波乗りしてのん気なオカマハワイアンのにやけたフラダンスを見ている間に、
女子供が殺害される。若い女が敵の兵士に強姦されてから頭に銃弾を撃ち込まれるのさ。
原油がさらに高騰し、遠くのサーフトリップに行けないとオイラたちは嘆く。

靖国参拝では分祀が妥当だろうけど、
中国が許さないのは、根底にある日本人の中国人に対する凄惨極まりない行為だ。
日本人は過去の行為を公にしない。
悪いことを認めて公にしないと海外の評価も、今後の解決もないのにね。

マンションの偽装事件も一時の流行みたいなもので、
それにならうは秋田のゴウケン君殺人事件も一緒。
あのヤンキーママも時の人となり数ヵ月後には大衆からその存在すら忘れられる。

オイラといえば貯まった洗濯物の心配と、
猛暑でひからびた庭の心配、それと風と波の心配をする。

それからタイヤの減り具合や、台所の蛇口の水漏れもだ。

風はなくて、やるせない空気のよどみがバームクーヘンのように重ねられていくんだ。

人生の目的を幸せのためとオイラに言ったやつがいたな。
幸せとはあらゆる要素の集合体だから、バランス感覚の優れている奴しか幸福感を掴めない。
それを理解してオイラに言ってるのかな?
家族を持つ者、子供を持つ者は、自分の幸せを犠牲にして相手の幸せを望む。
未婚者のバランス感の欠如ってこれじゃない?

でも人生は幸せのため?オイラは信じないな。そんな事いう奴は偽善者だ。
その偽善者はいつも同じ過ちを繰り返す。繰り返すたびに失うばかりでひからびて死んでいく。

オイラは思うね。
人類の存在理由ってもともと動物の食物連鎖にあるだけで、
人間はブタや魚を食べて、でやがて死んで植物の栄養になるだけだ。
それが人間の存在理由かつ人生目的だ。
人生の目的は植物の栄養だ。土壌の堆肥だよ。

文明なんていらない。
文明って人類のエゴで人類が怠惰に?快適に?生きていくためだけの方法でしょ。

だから人生には目的なんてないんだと思うよ。
犬の人生に目的がないのと同じだ。ネコの人生に目的があるのか?

強いて言うなら、人生の目的とは、人生は何のためにあるの?って考えながら生きていくことだ。
そして人生の目標はその人なりの枠にテトリスみたいに充実感ブロックを埋めていくだけだ。
マスターベーションみたいだね。みんなマスターベーションが大好き。
オナニーばっかりしてる女っているじゃない。
そういう女のオナニーは止まらない。いつも同じことを繰り返して繰り返して、人に見てもらう。
オナニー女の目はうそをついているから見るとすぐわかるよ。


オナニー女とは幸せになれないから人生計画表から削除した方がいいね。
オイラの人生の4割は波乗りのためって思っているからあと6割のことを考えればいい。
だから幸せなんだ。そう思うと楽になるな。
人生を定量数値的に捉えると楽になる。
カスみたいなことを大袈裟にとらえるとたかがカスでも人生の9割を占めてしまう。
カスをカスと捉えることができる感覚こそが価値観ってやつだ。

考え方が違うのは価値観が違うって言わない。
価値観が違うのは生き様が違うっていうことだと思うけどな。

I Saw Her Standing There

2006-08-07 23:57:05 | インポート

(フンドシだっちゅうの!)


月曜、ジムでは初心者講習が開催される。
初心者講習を受けなければ連続して通えないルールなんだ。

今日、ちょっとかわいめの女性がやってきた。28、9くらい。
端正な目鼻立ちで悪くは無いけど、何かを隠して生きている、そんな感じ。どんな感じ?
初心者講習が始まる前、ベンチに座る彼女はトレーニング風景が新鮮なのかキョロキョロしている。

だいたいの女性は体型を隠すために、大き目のTシャツに、ロングジャージをはいている。
それがとてもドン臭く、女性らしさを思い切りダウンさせている。
その彼女もだった。

オイラは数ヶ月ジムに通って、ある定理を発見した。
それは、『ジャージの似合う女はいい女』ということだ。
カッコいいジャージが似合う女はそれなりにシェイプされている。
そういう女は何着てもかっこいいし、丸の内のパンツスーツOLやタイトスカート秘書のかっこならバッチリだ。
それからもう一つ。
ジムに来る女はほとんどノーメイクだ。
だから素顔が良くて、ジャージが似合えば『完璧』部類になるのだ!

で、そのキョロキョロさんはジャージがカッコ悪かった。
でもしょうがない。初心者だから。
ウインドでも、スキーでも、ジムでも、なんでもかんでも初心者ってカッコ悪いものだ。
だからカッコから入っていくのはある意味重要で上達への近道であるような気もした。

彼女の視線を気にしていたのはオイラだけだったかもしれない。
今日はサーキット間を取っていたので、オイラ的には余裕があったのかも。

オイラはランマシンに移った。
10分走ったところで、隣のランマシンにキョロキョロさんがやってきた。
初心者講習が30分ほどで終わり、自主トレに入ったわけだ。
初心者だから5分でやめるだろうと思っていたら彼女しっかり30分走りこんだ。
キョロキョロさんは、走りながら何度も肩に手をやった。
ブラジャーの紐が肩からずり落ちて、その都度何度も上げた。
『ユニクロのボディーテックのブラいいですよ』って教えてあげたかった。

なんで紐は落ちるんでしょうね?
確かにムネがボヨンボヨンゆれていた。その反動だろうな。
ランマシンは並んでいて正面に鏡がある。走行姿勢を補正するためだ。
自分の姿を見ると必然的にキョロキョロさんの姿が目に入るんだ。
オイラはMP3ウオークマンで『I Saw Her Standing There』をリピートで聞きながら
ボヨンボヨンを眺めた。オパーイがロックしてた。ナイス!

Now I'll never dance with another (whooh)
Since I saw her standing there!!!

オイラはとにかく彼女のブラジャーが気になって仕方なかった。
だいたい15分走り続けるとそこら辺から異様に汗が出てくる。
彼女も例外ではなかった。
ポニーテールにした髪がシャワーを浴びたようにグッショリだ。
Tシャツも乾いているところがなくなり、肌にベッタリくっついている。
目がうつろになって呼吸がハァハァいっている。
ちょっとヤーラスィ感じがした。オイラは87点をあげることにした。

何かのスポーツ選手には見えないし、なんで30分もいきなり走るんだろ?
オイラは疑問に思った。何かに追い詰められているような。。。
わかった。
そのキョロキョロさんは失恋したんだ。と勝手に思うことにした。
失恋の悲しさと怒りをトレーニングにぶつけようと決心したんだ。
そしてシェイプしてもっといい男と付き合おうと決めたに違いない。

『ハイハイ、ハーイ!』
オイラは思わず心の中で手を上げてしまった。

25歳のサンアロハさんがオイラを睨んだ気がした。
よくメールが来る。
でもサンアロハさんには彼氏がいるんだ。
世の中で一番簡単なことは、彼氏のいる女をなんとかすることだ。
へへへ♪

。。。。。。チキショー!みんな中途半端だ!
なんでだ?
はっ!
愛がないんだ。。。
なーんだ!

あー、パッションしてー!
フーンッ!フーンッ!フーンッ!