Her Name Is ALICE

知り合いの話だ。
その知り合いはすごくトボケタ人で、笑いのつぼが同じでいつもクダラナイことを話している。
でも、たまにキラリと光るところを見せる人間味溢れる人だ。

昨夜一緒に飲んだ。
オイラはその人に、おとといの３．７オーバーのウエーブの話をしてあげた。
その海に〆られて悔しい思いをしたと話した。
ちょこっと熱い海への想いなど話した。
ウインドサーフィンがどういうものか説明などをした。

その人は、まずは、自分の置かれている立場をポジティブに捉えるべきだ、と言った。
僕はウインドのことを知らないが、その海にいるということは選ばれし者だと言った。

その言葉で、オイラはとてもいい気持ちになった。

その人は、オイラに読んでほしい本を紹介してくれた。
人の生き様や人生の向き合い方などを、クダラナイ話の間々に入れて教えてくれる。

オイラはある青年の話を始めた。
独りで世界を相手に戦い、病に倒れ、その人生が近い将来映画化される青年の話である。
その人はオイラの話を聞きながら、目に涙をためた。そしてとても優しい顔をした。

オイラが話し終わった後、その人はオイラに『ありがとう』と言った。
その人はその青年をバックアップしてきた人だったのだ。
続けて、ウインドサーフィンに対する熱い思いや嘆きをオイラに伝えてくれた。
そして、どうか熱いウエーブライディングをし続けてくれと言ってくれた。

オイラはその人の素性を知らずして友達でいたのだ。
素の状態で近づいた人がそういう人だったのだ。

最近、自分のバックグラウンドにとても霊的なものを感じるくらいだ。
不思議の国のアリスがオイラを意味深い世界へ導いてくれている気がする。
しかもそれは意図されているわけではない。
彼女は何も知らずしてオイラは不思議な感覚に襲われる。

その一例が鳥人間の秘密なのである。

Wave Riding In （Such Like)八甲田山

１時過ぎにパークに行ったのだが、すでに砂嵐。
撤収するカツさんとすれ違う。
午前中３．７㎡最高で波が良かった！とのことだ。

昨日の春一番をもたらした低気圧は更にパワーアップして湘南に超大西をもたらしたのだ。
海面はクローズアウトし、波は頭。セットで頭半。

オイラは寝不足がたたり、ろくに遊ぶことができなかった。
あまりのハード海面にビビリさえ入ってしまった。

たぶんミニマムで風速２０Ｍ。
ジャンプやウエーブライディングで失敗し波に弾かれるととんでもなく流される。
一度ブームから手を離すと泳いでも無理。
道具はあっという間にリストラ方面へ流される。

Ｉ田プロやスーパー女子高生Ｋちゃんも来た。

エキスパートオンリーのコンディションではあったが、
今日のオイラはイマイチどころかイマヒャクだった。

ウエーブは精神と体調と運動能力のどれか一つ欠けてもだめだ。
今日のオイラはとてもじゃないけど、
『ウインドは人生の一部でーす。』とは恥ずかしくて言えたものではない。

まあ、こういう日もあるか。

今日のコンディションを見る限り、
あれがウインドサーフィンだな、と思うわけよ。
超強風下のサーフィンなわけだな。
エキスパートのリッピングとか見ると、興奮する自分がわかるな。
あれはね、普通のサラリーマンには無理だす。
いつも御前崎に通ってないとダメだす。

今日はエスロ兄やAKIさんや、3.3タクミ氏やオギ君もいたな～。
日が沈む直前、テイミ４時男がやってきてグチャグチャ海の沖へ消えていきました。

今日得たのは、次回への燃える闘魂と、
スーパー女子高生との握手だな。BY　スーパーサボリーマン

今日乗った方々、今宵のビールはほろ苦いっすか！！？？？

チキショー、ウインドしてーなー！ちゃんと乗りてー！

バカタレンタイン・デイ

今日はヴァレンタインである。ヴヴヴヴヴヴァァァレンタインだ。
会社勤めの女性はとても大変だなあと同情する時期でもある。

クリスマスやヴァヴァレンタインやホワイトデイは、
人の心を逆撫でする三大余計なお世話イベントである。


朝、会社にやってくる女性社員は、みんな紙袋を持っている。
きっと義理チョコが入っているのだ。
オイラのフロアは全体が１５０人くらいいて内女性が５０人くらいいる。

そんなにいるのに回覧（？）で回ってきたチョコを一個食べただけだ。
チクショー！箱でくれよ！

さてさて。
バレンタインといえば強風である。
毎年、バレンタインには風チョコのプレゼントが高気圧子から贈られる。
低気圧代から送られそうなんだけど、吹き出しは圧子からなので間違いない。

今この時間、会社なんだけど、南が入ってきて海はクローズ気味である。
ちょっとオンが強すぎるようだ。
真オンのウインドはノーサンキューだ。義理風はやはりハートがグッと来ない。

やはり明日低気圧代が日本海に抜け一気に西風スパークを待ったほうが賢明のようだ。
4.0～4.7㎡で乗れるに違いない。

今年、真西はなかった。サイドといっても西南西で、完全なサイドはないのだ。
ところが明日は完璧なサイドなのだ。
ウインドサーファーは風の強さより、風向きを気にする。波の方向を気にする。
今夜の南強風で波はバカスカ大きくなり、明日の西風で整波される。
明日はカ・ン・ペ・キなウインドコンディションになるはずだ。

でも明日って平日じゃねえですかぁぁぁああああああっっっつつつつ！！！！

3連休はスレンダー美女の上をリッピング

今までいた会社は工場機能を持っていたので祝日は出勤だった。
なので、３連休はなかったんだ。

今回初めて堂々と３連休を堪能した。

御前崎にウエーブは行かなかったけど、
その代わり、地元湘南を堪能したのだ。

３日間とも波乗りをした。
ナイスウエーブは初日で、後の２日は南風が入り波は今ひとつ。
でも暖かい太陽と澄んだ青空で心がリフレッシュされた。

夜は湘南国際村に鳥人間の秘密を暴きに探検を試みた。
車で走行中、いきなりフロントガラスすれすれに、
目の前を大きな翼が迫り、ちょっぴりパニックになる。
機械仕掛けのネコやウサギを目撃し、そこにはやはりショッカーのアジトがあると確信する。

帰りに鎌倉の飲み屋に立ち寄る。
そこはスペシャルな隠れ家で、
昭和初期のような店のつくりでタイムスリップしたような気分になった。
湘南は非常にディープな地区である。
知るか知らないかでは、人生の潤いに大きな差が出てくるような気がした。


久しぶりに藤沢のイタリアンにも行った。
シェフはウエーバー兼サーファーで、そこのパスタは世界一うまい。
カラスミのパスタを食したが、絶句→驚き→喜び→幸せが段階を踏んでやってくる。
オイラはバブル期に、あらゆる旨い物を食べた口の確かな奴である。
クレジットカードにものを言わせ、食いまくった。

人の紹介でショットバーにも行った。
そこはボキ家のそばである。
テーブルのないカウンターだけのバーだ。
茅ヶ崎にありがちな、アロハっぽく小ジャレタ店ではない。
大人がこっそり行くようなバーである。
寺尾聡がいるようなバーである。

今週は確実に春一番が来そうだ。
オイラは一足先に春一番を味わったようである。

でも、最後の最後に駐車違反をやられた。
駐車取締りが民間に委託されていることなど、スッカリ忘れていたのだ。

波乗り社員とアロハ部長

今日はチーパーで波乗り。
風で面が荒らされることなくツルンツルンのフェイス！
サイズは腹ありました。
大きいので胸。

やっとこさ、足をクロスしてウオーキングしてハング５ができた！

人も少なくて結構波とれたな。

鳥の名前とかわからないけど、置物のデコイみたいな鳥が目の前に浮かんでた。
いきなり水中に潜ってしばらく出てこない。
しばらくして１００メートル先の海面に顔を出した。

昨夜は、僕の歓迎会だった。
相変わらず遠慮もせず大量の酒を飲んだ。
僕の部長というのは実は僕と同い年なのだ。
静岡に自宅があり、そこから静岡の工場と茅ヶ崎の会社に行き来している。
もちろん茅ヶ崎勤務用に、茅ヶ崎にも家がある。
通勤手段はベンツである。
金があるのだ。

管理職は年に１０日連続で休暇を取らなければならない。
連続休暇もとれない管理職は能力がない、という会社の考えなのだ。
部長は今日ハワイへ飛んだ。
目的は、オアフの別荘の売買契約だそうだ。

僕は部長に、『がんばれば可能なことなのか？』と聞いた。
部長は、『もちろん』と言った。

会社勤めの目的はウインドと波乗りのためだったが、それは陳腐な目的だった。
新たな目標に海沿いの一軒家と南の島の別荘をプラスした。

『実は波乗りのために転職したんだ。会社はステップにすぎない』
と部長に言ってみたら、
『俺もハワイに住みたくて今の会社にいるんだ』
と部長が答えた。

歓迎会成功である。