Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

助兵衛オトコの策略ミス

2007-04-20 18:17:48 | ThinkAbout..
先日都内で会議あり、そこで超丸ノ内風はーっ!と息飲むスッテキOLがオイラの前に同席した。
会議中はなかなか気になってしまった。
お陰で議事録が取れなくなり、今になってボイスレコーダーで記録した音声を聞きながら
かなり無駄な仕事をしている。

ちょっとムネが大きめに開いた薄いニットセーターにネックレス。
グレーのスカートスーツにパンプスとくれば、オレはリーマンで良かったなあ、とつくづく思うのである。

彼女は本社海外業務部の管理職で、ということは英語なんかペラペラで、
会議中に携帯電話で『AH、HA~?』とか言ってる。
『YES,YES!I 'VE GOT A GOOD JOB!』なんか言って、ちょーカッチョエエ。

日が経ち、オイラは、とある監査に向けリーダーになったのだが、監査のメンバーを募らなくてはいけなくなった。
メンバーには今まで監査をしたことのない人を優先して選出するんだ。
監査実施記録の名簿を開いたら、あらら!そのスッテキOLがいるじゃあーりませんか!しかも監査経験がない!

うへへ。

早速メールを出しました。


海外業務課 キャメロン・ディアス様

おはようございます。
○○○部 ○○○です。
先日は海外営業戦略会議でお世話になりました。

用件は社内監査です。

キャメロンさんが監査員の資格を取られているので、
ご都合を聞かせていただきたくメールしました。

先日ご挨拶したばかりなのに恐縮です。
理由は監査資格者が満遍なく監査経験を持つためです。
あなたのご都合悪ければ、一緒に講座を受けられた、
ジェニファーさんにもお声をかけていただいてもよろしいですか?

下記の日程でOKなら、あらためて○○部長に申請させていただきます。

今回は初回なので監査の雰囲気をつかんでいただくのが目的で、
補佐的に参加いただければ結構です。
目標管理や効果的な手順書類の作成方法なんかが勉強できると思います。

来週24日くらいまでにご返事いただけると幸いです。
急ぎですみません。よろしくお願いいたします。



どう?オレってなかなかやる~っ!って思ったさ!
    ↓
二人っきりの打ち合わせ
    ↓
監査ではオイラのアシスタント
    ↓
報告書を書いてもらう
    ↓
また会える
    ↓
被監査側ともめる
    ↓
作戦たてるためにまた会える
    ↓
やっと解決する
    ↓
お疲れさん会をする
    ↓
デートの約束をする
    ↓
風が吹く
    ↓
ウインドしてしまう
    ↓
ダメやん


などとニヤニヤ考えていた。

返信がすぐ来た。
彼女の上司の○○部長からだ。
あれ?キャメロンさん本人からじゃないな。

○○○部 ○○○様

キャメロン本人から転送メールがありましたので、返信いたします。
この度はとても良い機会を与えていただきありがとうございます。
よろしかったら私も参加させていただけますでしょうか?



えええええ!!!
お前も来るのかよ!

BOCKY The Final 

2007-04-19 11:58:41 | ThinkAbout..


早朝5時。
藤沢市フィラデルフィアのクゲヌーマビーチ。

一人の青年がロングボードを頭に乗せ、R134を超え走ってきた。
青年の名前はBOCKY SEKIBOA。
ロングボードのコンテストで小銭を稼ぐ3流サーファーである。

BOCKYはビーチに着くと、ボードを砂の上に置き、また走り始め、
ビーチパークのアスファストの階段を駆け上った。
数段しかないのに上りきると、両手を高く上げ、何度も何度もジャンプした。
『ボッキー!ボッキー!ボッキー!』
自分で自分の名前を高らかに叫び、天に向かって自分を誇示した。
BOCKYの一日の始まりである。

『ぱっぱーぱらら、ぱららーぱらら♪』
BOCKYは『ROCKYのテーマ』を腹の底から歌い始め、沖に向かってパドルし始めた。
『ROCKYのテーマ』はインストなので歌詞がない。
ぱっぱーだけの発音が、クゲヌーマ響き渡り、東のエノスパスタジアムにこだました。

沖からセットが来た。
BOCKYはパドルを開始した。もちろん片手パドルである。
『WIN!BOCKY WIN!』とペイントされたボードにスタンドする。
おそるおそるノーズに向かって歩く。
なかなか足がクロスしてくれない。
1塁ランナーが『リー、リー』してるみたいだ。

BOCKYは意を決し、小走りに前に出てみた。
右足のつま先が左足のフクラハギにつまづいた。
ヨレヨレとノーズに向かっていく。
一気にノーズが沈み、ボイ~ンとテイルが45度に上がった。
BOCKYはそのまま前方にダイブし、ボードは後方ロケット発射。
ボードはそのままの勢いでBOCKY目掛けて戻ってきた。
波に巻かれながら、ボードが何度もBOCKYの顔面を強打した。

打たれても打たれても、海面に向けて這い上がるBOCKY。
どうやらリーシュが海底のリーフに引っかかったようだ。
目は腫れ、タラコ唇になり、鼻はつぶれ、耳は餃子になっている。
打たれても、打たれても、、もう立たなくていいよ、いいんだ、
いや!立て、立て、立つんだジョー!

もう息が続かない。
『ワン、ツー、スリー、、』 BOCYが浮かんでこない!もはやこれまでか!

クゲヌーマローカルたちはビーチで固唾を飲んでいる。その数はすでに1000人を超えている。
『ボッキー、ボッキー!』誰かが声援を送った。
やがて声援は広がり、大きな歓声となって水中のBOCYへと届いた。

『エイト、ナイン、』
最後のカウントで、BOCKYが浮上した。
顔面は醜く腫れ上がり、水中での死闘を物語るようだ。
ビーチまで聞こえるような深い呼吸とオエツを繰り返した後、
『チャララーラ チャーラララララー チャララー♪』また歌いだした。
ROCYの大逆転クライマックスのテーマじゃないか!

一通り歌い終わると、彼は苦痛の顔で叫び始めた。
『エイドリユウコ!エイドリユウコ!』

。。。
あれから30年。
60歳になったBOCKYはクゲヌーマ前乗りレジェンドとして名を残している。
ある日『J-COM湘南』で全盛期のサーファーが年老いて波乗りしたらどうなるかを
CGシミュレーションされたものが放映された。
BOCKYは当然のことながら出演した。CGとして。

パドル力は衰え、腹が出て、最悪なことにカッパゲーハーである。
足腰が衰えていることは否定できなかった。

もう25年もサーフィンをしていない。

あのときの仲間からは
『ウインドを忘れた男』
『やはり面接系AVだったか』
『朝って風吹かないのにね』
『マンションって耐震疑惑じゃなかったっけ?』
『混んでる海ってどうなのよ?』
などなどメールが寄せられた。

BOCKYはリベンジすることをエイドリユウコに伝えた。
エイドリユウコはBOCKYにエールを送った。
『生きたいように生きるのがサーファーでしょ!
手が折れても、足が折れても、心が折れなければまた這い上がれるわよ!』

バシッ!バシッ!
トレーニングの音が聞こえた。

米沢牛とイガギューをサンドバッグにしてパンチを浴びせているBOCKY。
不屈の精神を宿し、明後日土曜の朝吹くすかね伝説は真実に???

BOCKY THE FINAL は明日20日公開である。

相談に乗るつもりが、勝手に酔っちゃった32歳OLサラサラヘアー&足首キュッ語録

2007-04-18 23:58:15 | ThinkAbout..

(本文と画像イメージが一致しないことをお詫びいたします)

『女が男をふるときなんて、新しい男ができたからに決まってるじゃない!』

『私の弱点は、そうね、全身かしら』

『サーファーには興味ないわね』

『女が好きな男のタイプ№1は仕事のできる男でしょ』

『仕事ができる男って、自分が見えて、先を読める人のことよ』

『あなたって、とてもふざけた人よね』

『自信があって、ハッタリがきいて、常識と良識と道徳が備わって、
よき仲間に囲まれる人に、女は弱いものよ』

『ハゲだけは勘弁してね』

『なんか、酔ってきちゃった~』


おおおお!いいぞ、いいぞ!!

『じゃあ、質問ね!あなたが海で漂流しちゃったとします。
何か思い残すこととか、後悔しちゃうことってある?』


『そうだなぁ、パソコン起動のときのログインパスワードを
設定しなかったことを思い出すことかな。
すごいやばい画像とか動画とかあったりするとさ、
うっへー!それ考えただけでドキドキしちゃうよ!』

『。。。。あ、そろそろ終電ね。』

『あれれ?帰っちゃうのかな?あれー??オレ何か変なこと言ったかな?』

北東5Mが外でピューッ。

24歳OLの恋の悩み相談

2007-04-17 20:15:20 | ThinkAbout..
最近、仕事がドバドバやってくるようになった。
システムの中枢的なものの改善で、重要なものが多く、
どっちかというと誰も手をつけなかったものが対象だ。

(だからブログすら更新の余裕がない日が多いっちゃ)

やらない方が賢明という意見もあるようだけど、そんなことは関係ない。
沖から大きなセットがやってきたら乗りなさい!と神様が言うのだ。
それに小さな波より大きな波にやられたほうがあきらめがつく。
人生はウエーブライディングだからな。

方々の会議に出席して、極めて客観的に監査するのだ。
ずっと品質管理や目標管理の手法を学んできたのだが、今になって花開いた。
それはISOっていう国際規格から昇華したもので、
オイラは知らず知らずのうちにエキスパートになっていたのだ。

転職してちょうど3ヶ月になる。まだたったの3ヶ月だ。
でも中途入社っていうのは、周囲の異様な関心の目にさらされるし、
それこそ3ヶ月で成果を出さなくては転職失敗と言われる世の中だ。

案外と常に仕事のことを考えていたし、プッシュしてくれる有能な人が現れたり、
そんなこんなでちょうど3ヶ月になり、発射ボタンを押すことになった。

周囲の賛同を得ながら、じわじわと上層部に提示しちゃったりする。
中途といって負けないように理論武装してデーハーに演出するのだ。

オイラの考えるデーハーとは、ふざけた野郎っぽい演出だ。
っつうかオイラは本当にふざけた野郎なんだけど、そのほうが目立ってよろしい。
青の昔のコアの額縁セイルより、最新のゴールドのゾーンの方が波に乗っててもカッコええ。

波乗りをして、ガンガン仕事をして重要なポストになり、24歳の子に恋の悩みを相談され、
しかも天気図が気になり、平日も案外ちゃっかりウインドして、っていうのはどうでしょう?

やっちゃいますか!やっちゃえやっちゃえ!
まあ、来年くたばってるかもしれないけどな!ぷぷっ!

wrote in 会社



Bell Bottom Turn Blues

2007-04-15 13:31:22 | windsurfin'








土曜日早朝、前日から吹いていた南西風はピッタリ止んでいて、波だけが残った。
気温はグングン上がり初夏を思わせるほどの陽気になって、
昼から5.7㎡が十分に走るほどのサーマル風が入ってきた。
風は南西~西南西で、波乗りするにはノープロブレムな風向き。

僕は秘密兵器6.2㎡のウエーブセイルとラージウエーブボードを持って海に向かった。

太陽ギンギラギンでセミドライでは暑くてフラフラになる。

インサイドは風が足りなく、まとまりのない波がワンサカ崩れてくる。
ボードがでかすぎて波を一つやり過ごすのに脚力を使う。
セイルは重く、波間でチンするとウオータースタートのポジションまで持っていけない。
この日はカレントが強くあっという間にチサン方面まで流されてしまう。

アウトはほどよくしっかり吹いていて、
一時は6.2オーバーにまでなった。
波は腹くらい。胸まであったかな?ボヨボヨしててよくわからなかった。

板は大きかったけど、久々の波乗りで楽しかった。
波の向きもよかったのか、問題なくボトムターンできた。

ボトムターンに入り込むあの瞬間は何とも言えない。
サーファー地雷を避けながらのライドは神経質になったけど、
あの波を滑る感覚は病みつきになるなあ。

やっぱりウエーブライドが好きだなあ。
昨日は微風だったゆえに波がきれいで、のんびり乗れた気がするよ。
スローモーションチックでベル・ボトム・ターン・ブールースみたいだったな。