知人のパソコン用に手持ちの電源をあげてしまったので、半ばジャンクなデスクトップパソコンが使えなくなりました。
このパソコン、グラフィック処理の関係で新しいパソコンでは動かない古いフライトシミュレータのために、わざわざ余ったパーツで組み立てた代物です。
ふだん使用しているのは、同じ自作でももう少しまともなパソコンです。(笑)
なので、別にすぐに直す必要はなかったのですが、いつまでも放置しておくとずっとこのままになりかねないので、今月はじめにヨメさんの定例のリハビリで大阪市内に出たときに、時間待ちのついでに電解コンデンサを買ってきました。
今日はそれを使っての電源修理のお話です。
電源ユニット用に買ってきたのは1500μF 6.3V 105℃品が4個、2200μF 16V 105℃品が1個で、日本橋の共立電子です。
写真では電源用以外の用途に買ってきたものも写っています。しめて650円でした。
前回は、電源ユニットのパンクした電解コンデンサをTEAPO製と書きましたが、よくよく見ると黒いのは別メーカーのようですね。
↓これがTEAPO製で、ケースが緑色です。
色は違ってもどうせ台湾製か中国製の粗悪品だろうと思って、メーカーは調べませんでした。われながらファジーです。↑
で、買ってきたのはニチコン製です。(というか、これしか売っていなかったのです。)
こういうパーツはやはり国産が一番ですね!といいたいところですが、買ってきたものと膨れた黒いコンデンサ、なにやらデザインや長円形のマーク、似ていませんか?
まさか!と思いながらも見比べてみると、なんとパンクしていたのもニチコン製!
品番がHMとHDの違いはあっても同じメーカー製でした。がっくりです。(最近日本メーカーに裏切られることが多いですね)
このまま使うのもどうかと思って、かなり焦りながら調べてみました。
すぐたくさんヒットしました。私が知らないだけで知る人ぞ知る、有名な事実みたいです。
以下は Wikipedia-不良電解コンデンサ問題-からの引用です。この記述ではHNとHMとなっていますが、私のパンクしたのはHDですから、この時期のニチコン製品はどれも要注意のようですね。
電解液の過剰注入によるもの
2004年に製造されたHP社製ワークステーションの一部に搭載されたマザーボード上の電解コンデンサがやはり膨張や液漏れ、破裂といった現象を引き起こした。こちらの電解コンデンサは、日本のメーカーであるニチコンの"HN"および"HM"シリーズと呼ばれる製品で、一時期の製造ロットにおいて電解液を過剰注入してしまうという製造上の欠陥(前述の台湾製不良電解液といった設計上の欠陥とは対照的である)があったためである。なお、2008年現在製造されているニチコン製"HN"および"HM"シリーズは、このような問題はない。
他にもDellのパソコンなどでも同様のトラブルが報告されています。
まあ一時的なものと思いたいですが、やはり日本製だからといって妄信はいけませんね。
気を取り直して、修理に着手です。
久しぶりの半田鏝工作です。まず問題のコンデンサを基板から取り除きました。
取り付け穴周辺の半田は銅の網線で吸い取ってきれいにしました。
新品のコンデンサを極性を間違えないよう注意して取り付けます。あまりしつこく鏝を当てているとコンデンサに損傷を与えるので手際よく取り付けます。
取り付け終わって、また電源ケースに基板を戻して、マザーボードに接続してみました。
コンデンサパンクで他の部品にも影響が出ていないか気がかりでしたが、無事起動しました。
久しぶりの工作タイム、ちょっとドッキリでしたが、きれいに仕上げられたので、プチ達成感ありといったところです。
一家に一本半田鏝(笑)、みなさんも同じことが起こったら、ぜひ修理にチャレンジしてみてください。
このパソコン、グラフィック処理の関係で新しいパソコンでは動かない古いフライトシミュレータのために、わざわざ余ったパーツで組み立てた代物です。
ふだん使用しているのは、同じ自作でももう少しまともなパソコンです。(笑)
なので、別にすぐに直す必要はなかったのですが、いつまでも放置しておくとずっとこのままになりかねないので、今月はじめにヨメさんの定例のリハビリで大阪市内に出たときに、時間待ちのついでに電解コンデンサを買ってきました。
今日はそれを使っての電源修理のお話です。
電源ユニット用に買ってきたのは1500μF 6.3V 105℃品が4個、2200μF 16V 105℃品が1個で、日本橋の共立電子です。
写真では電源用以外の用途に買ってきたものも写っています。しめて650円でした。
前回は、電源ユニットのパンクした電解コンデンサをTEAPO製と書きましたが、よくよく見ると黒いのは別メーカーのようですね。
↓これがTEAPO製で、ケースが緑色です。
色は違ってもどうせ台湾製か中国製の粗悪品だろうと思って、メーカーは調べませんでした。われながらファジーです。↑
で、買ってきたのはニチコン製です。(というか、これしか売っていなかったのです。)
こういうパーツはやはり国産が一番ですね!といいたいところですが、買ってきたものと膨れた黒いコンデンサ、なにやらデザインや長円形のマーク、似ていませんか?
まさか!と思いながらも見比べてみると、なんとパンクしていたのもニチコン製!
品番がHMとHDの違いはあっても同じメーカー製でした。がっくりです。(最近日本メーカーに裏切られることが多いですね)
このまま使うのもどうかと思って、かなり焦りながら調べてみました。
すぐたくさんヒットしました。私が知らないだけで知る人ぞ知る、有名な事実みたいです。
以下は Wikipedia-不良電解コンデンサ問題-からの引用です。この記述ではHNとHMとなっていますが、私のパンクしたのはHDですから、この時期のニチコン製品はどれも要注意のようですね。
電解液の過剰注入によるもの
2004年に製造されたHP社製ワークステーションの一部に搭載されたマザーボード上の電解コンデンサがやはり膨張や液漏れ、破裂といった現象を引き起こした。こちらの電解コンデンサは、日本のメーカーであるニチコンの"HN"および"HM"シリーズと呼ばれる製品で、一時期の製造ロットにおいて電解液を過剰注入してしまうという製造上の欠陥(前述の台湾製不良電解液といった設計上の欠陥とは対照的である)があったためである。なお、2008年現在製造されているニチコン製"HN"および"HM"シリーズは、このような問題はない。
他にもDellのパソコンなどでも同様のトラブルが報告されています。
まあ一時的なものと思いたいですが、やはり日本製だからといって妄信はいけませんね。
気を取り直して、修理に着手です。
久しぶりの半田鏝工作です。まず問題のコンデンサを基板から取り除きました。
取り付け穴周辺の半田は銅の網線で吸い取ってきれいにしました。
新品のコンデンサを極性を間違えないよう注意して取り付けます。あまりしつこく鏝を当てているとコンデンサに損傷を与えるので手際よく取り付けます。
取り付け終わって、また電源ケースに基板を戻して、マザーボードに接続してみました。
コンデンサパンクで他の部品にも影響が出ていないか気がかりでしたが、無事起動しました。
久しぶりの工作タイム、ちょっとドッキリでしたが、きれいに仕上げられたので、プチ達成感ありといったところです。
一家に一本半田鏝(笑)、みなさんも同じことが起こったら、ぜひ修理にチャレンジしてみてください。