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プリウスの冬支度と、充電器スイッチ不良対策です

2012年11月19日 | プリウス カスタマイズ
プリウスはどちらかというと冬のほうが燃費が悪くなります。

年間を通じて平均燃費を比較すると、春・秋が満タン法で25lkm/l(車のモニター表示では26lm/lとかなり幸せな表示になっています)程度ですが、夏は電動コンプレッサーのおかげでさほど悪化しないものの、冬は近場ばかりだと22km/l程度まで燃費が下がってしまいます。

原因ははっきりしています。
もともとエンジンの稼働時間が短いプリウスでは、エンジンの冷却水を暖房用に使用するシステムは辛いですね。モーター走行ですぐ水温が下がってしまうため、その保温のためだけにエンジンが起動してしまうのです。
もちろんただエンジンが回っているのではなく、発電もしていてその電気は走行用バッテリーにたまるのですが、一般道の走行ではその電気を使いきれず、その分ロスとなって燃費が低下するということになります。

しかも、高速道路ではエンジン走行が主となるため普通の車並みの水温になりますが、一般道ではモーター走行も多いので水温はあまり上がらず、「冬のプリウスは寒い」ということになります。実際、寒いです。(笑)
ただ、電気自動車モードが売り物のPHVプリウスはもっと寒いでしょうね。

そのための、私のささやかな対策がこれ↓です。

要するに冷却水が走行時の風で冷えないように、ラジエター開口部を狭くしようというわけです。いわゆるグリル塞ぎですね。


これで開口部の面積は半分程度になります。両端部が足りていませんが、この部分はもともと隙間の無いところです。

でも全部塞ぐのは怖いので、車体前部のラジエター開口部の3段のルーバーの真ん中にだけ、スポンジのクッション材(近くのホームセンターで「ガードクッション」という商品名で1本600円程度で売っていたものです)を取り付けて塞いでいます。
ちょうど隙間に収まる厚みで長さも適当だったので、何も加工せずただ結束バンドで3か所軽く固定しただけです。あっという間に装着できます。

でも肝心の効果ですが、比較しようにもなかなか条件が合わないし、厳密な燃費データもとっていないので、実際に効果を検証するのは難しいです。まあ開口部面積が半分になったのだから多分効果があるのは間違いないだろう、いや、あるはずだとでも言っておきましょう。(笑)

重要なことは、プリウスには水温計がついていないので、ただやみくもに塞ぐのはオーバーヒートの危険性があるということです。ラジエター塞ぎは別途水温計を付けることが前提です。
私は納車後間もなく増設メーターを付けたので水温チェックができますが、そうでない人はお勧めできませんね。まあエンジンの負担の小さいプリウスでのオーバーヒートはあまり考えられませんが。

2013-12-03追記 2013年版グリル塞ぎはコチラです。


もうひとつの問題は、バイク用フロート充電器・(BAL1734)のモード選択スイッチの不良でした。キヤノンのプリンタの電源ボタン同様、バッテリーに接続して充電モードを切り替えようとスイッチを押してもなかなか反応しないのです。
これ↓は旧型です。今は同じ型番でも正方形のケース形状に変わっています。


それで、某日、どうなっているのか分解してみました。でも、基盤をケースから外してスイッチを交換しようとしても、簡単に基盤が取り出せそうになかったのであきらめ、いつもの姑息な手段(笑)に訴えることにしました。
(でも感心なことに、2,980円という価格にしてはまともな部品が使われていて、構造も妥当で、よく出来てると思いました。)

ケース内部からスイッチが拝めなかったので、元に戻して本体のフィルム状のカバーを切り取って(汚い切り方です^^;)、表からスイッチを露出させて、中のキャップ?を外しました。




よく見ると、ケースのスイッチ用の穴と基盤が少しずれている感じです。
これが接触の悪い要因かもしれませんがそのままにして(笑)、CRC5-56を軽く吹いて何度かスイッチを押してから、バッテリーに接続してモードを切り替えてみました。なんと、完璧に応答してくれます。軽く押すたびにモードが切り替わります。

そのままキャップ?を元通り被せてから、他の2個も同様の処理をしました。どれもちゃんと切り替わります。3個とも完治しました。(CRC5-56は接点復活剤ではないので、吹きすぎないようにしましょう。)

それからもう2週間以上になりますが、まったく何の問題もなく作動しています。こんな簡単なことならもっと早くやってみたらよかったですね。やはりスイッチの取り付けがケースの穴と微妙にずれていたためキャップがひっかかり、接点の接触が悪かったのでしょう。

ただ一つの懸念は、カバーフィルムを切り取ったために埃が入るのではないかということですが、設置場所を床から離せば問題ないでしょう。気になったら掃除機で埃をとることにします。

今回もいつものようにタイトルとは裏腹の「竜頭蛇尾・羊頭狗肉」の記事になりましたが(笑)、何かの参考にでもなれば幸いです。


コメント
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