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キヤノンiP7500プリンタ 電源スイッチの故障修理メモ

2012年11月18日 | パソコンあれこれ
かなり以前から、何度も電源スイッチを押さないと使用できなくなっていたキヤノンのiP7500インクジェットプリンタですが、最近とうとう全く電源が入らなくなりました。スイッチのボタンを何度押してもダメ。

このプリンタ、正式にはキヤノンPIXUS iP7500という機種で、2005年の10月に発売されました。発売直後に購入して、以前にも互換インクで少しトラぶったものの、ずっと使用してきました。もう1台、MP640というそれより新しいプリンタもありますが、MP640は1階の居間に設置してヨメさんと共用し、iP7500は2階の私の部屋で使用しています。iP7500はそれまでずっとエプソン党だった私が、そのインク使用量の浪費ぶりと故障続きに嫌気が差してキヤノンに乗り換えた最初の機種です。

ただ、このプリンタ、最初に書いたように、いつの頃からか電源ボタンを何度か押さないとオンオフ出来なくなってきていました。
そしてとうとう今回、何度押してもダメ、スイッチが完全に昇天してしまったようです。

このプリンタは、新しいほうのMP640と比べてもさほど画質は変わらず、何よりインクタンクがはるかに大きいので、年賀状やDVDラベルの印刷などに重宝しているので、無いと困ります。
ちなみにキヤノンもエプソンも、プリンタのモデルチェンジのたびにタンクを小さくして実質的にインクの値上げをする悪どい商売をしていますね。タンクの大きいiP7500は貧乏な我が家の必需品です。
ということで、修理することにしました。

まず、壊れたスイッチを交換するべく、分解します。iP7500の分解方法はググればすぐ見つかりました。キヤノンのプリンタはカバーの固定にねじを使用していないので、細身のマイナスドライバーだけで分解できます。

まず左右のカバーをはずします。


次に上のカバーもはずします。気持ちよくパカッと外れてくれます。(笑)


ところがスイッチは小さな基盤に付いていますが、その基盤を本体から取り外さないとスイッチ自体の交換が出来ないことがわかりました。でも基盤を外すのに手間がかかりそうです。
ということで、壊れたスイッチはそのままにして、そのスイッチ基盤の裏側に出た端子に手持ちのスイッチのコードを半田付けして乗っ取ることにしました。いつものお手軽対処法です。(笑い)
テスト用にコードを用意して、その両端をスイッチ端子に触れさせて半田付け箇所を調べました。



スイッチはよくある4本足のスイッチなので、手持ちのパソコンの電源スイッチの余ったものを使用することにしました。
接点の容量もこれで十分でしょう。というわけで、スイッチに2本コードを半田付けして、その端を基盤に突き出た壊れたスイッチの足に半田付けしました。



カバーを外したまま電源コードを接続して新しいスイッチをポチッと押すと、ちゃんと電源オンになりました。もう一度押すとこれまたすぐオフに。当たり前のことですが、これまでの手間を考えると感動しますね。(笑)

新設したスイッチのコードは、プリンタ給紙切替ボタンの下・右端のプラスチックパネルを半田ごてで無理やり溶かして穴を開けて通しました。もう見栄えなどどうでもいいんです。(笑)



そしてもとどおりパネルをはめて、完了です。


まあ、ほんとに便利になりましたね。いつでも即座にオンオフできる!こんな当たり前のことが、これまで出来ずにストレスを貯めてきたのが本当に馬鹿みたいです。
元のスイッチは本体と基盤との間を覗くと見えますが、小さいものです。値切ったのでしょうね。


続いて実施した、これまたストレスの元になっていたバイク用充電器のモード切替スイッチの修理?と、プリウスの冬支度については次回にご報告します。

2013/1/28 追記
その後、iP7500はソフトウェア的にパソコンから電源のオンオフが自動的に設定できることがわかりました。
スイッチを修繕しなくても、付属のプリンタのユーティリティから「自動電源設定」が可能です。
パソコンにiP7500がインストールされていて、これまで使用できていた方は、こちらもご覧ください。


コメント (2)
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