原因は果実の形が教えてくれる。K
4月分ですが、次回関連で再掲載です。
↓
前回は、微量要素の吸収がうまくいかなかった場合に起こるキュウリの
果実の生理障害についての回でした。今回はその対処法に関する回とな
ります。
↓
キュウリの定植から収穫終わりまでの生育全体を見た場合に、キュウリ
果実になんらかの障害が発生するときは、キュウリの樹が疲れてきたとき
に多くなることが、栽培における統計上報告されています。
具体的にはそんな障害のなかで最も代表的な症状である、キュウリ果実
の❝曲がり❞についての原因としては
● 葉が繁りすぎて、光が充分に葉にあたらないとき
あるいは、
● 病気や虫などの影響で葉の機能が落ちたとき、
● 天候が悪いとき、
● 一度にたくさんの果実をならしすぎたあと、
● 肥料や水が不足して、樹にストレスがかかったとき
といった状況で、果実の曲がりが多くなることが判明しています。した
がって曲がり果への対策としては、
● 光が当たるように古い葉から摘葉する
● なりすぎた実を摘果する
● 早めに誘引する
● 液肥の葉面散布や追肥をおこなう
● 冬場のハウス栽培であれば、温度を上げてあげる
などと作物管理の適正化に努めることで、果実の“曲がり”に対処して
いきます。
そのほかにキュウリ果実の状態からわかる原因もありますよ。たとえば
果実の状態が
● 実の上部が細いものは肩こけ果といわれますが、これは石灰欠乏
● 尻が太いものは、下葉が枯れてきたとき
● 2本つながっていたり、実に葉がつく奇形果は、ホウ素欠乏
● 果実が縦に割れる裂果は、根が弱っているとき、
● 食べて苦い苦味果は、乾燥が影響している
といった具合です。
このような 曲がりに代表される障害果に対する対策ですが、温度や水
の供給を適宣実施していくという管理作業に加えて、微量要素関係の対
策としては
● 不足しているミネラル類を補ってやる
● 過剰にあるミネラルを減らす〔ミネラル間でのケンカをなくす〕
● PHを下げてやる
ことで対処していきます。
いじょう、今回は前回分の補足資料として
キュウリの生育状況は キュウリ自身が教えてくれる
というおはなしでした。
◎ 順調にすっと育ったキュウリの樹から取れる素直なキュウリの
果実はおいしいですよ。。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
4月分ですが、次回関連で再掲載です。
↓
前回は、微量要素の吸収がうまくいかなかった場合に起こるキュウリの
果実の生理障害についての回でした。今回はその対処法に関する回とな
ります。
↓
キュウリの定植から収穫終わりまでの生育全体を見た場合に、キュウリ
果実になんらかの障害が発生するときは、キュウリの樹が疲れてきたとき
に多くなることが、栽培における統計上報告されています。
具体的にはそんな障害のなかで最も代表的な症状である、キュウリ果実
の❝曲がり❞についての原因としては
● 葉が繁りすぎて、光が充分に葉にあたらないとき
あるいは、
● 病気や虫などの影響で葉の機能が落ちたとき、
● 天候が悪いとき、
● 一度にたくさんの果実をならしすぎたあと、
● 肥料や水が不足して、樹にストレスがかかったとき
といった状況で、果実の曲がりが多くなることが判明しています。した
がって曲がり果への対策としては、
● 光が当たるように古い葉から摘葉する
● なりすぎた実を摘果する
● 早めに誘引する
● 液肥の葉面散布や追肥をおこなう
● 冬場のハウス栽培であれば、温度を上げてあげる
などと作物管理の適正化に努めることで、果実の“曲がり”に対処して
いきます。
そのほかにキュウリ果実の状態からわかる原因もありますよ。たとえば
果実の状態が
● 実の上部が細いものは肩こけ果といわれますが、これは石灰欠乏
● 尻が太いものは、下葉が枯れてきたとき
● 2本つながっていたり、実に葉がつく奇形果は、ホウ素欠乏
● 果実が縦に割れる裂果は、根が弱っているとき、
● 食べて苦い苦味果は、乾燥が影響している
といった具合です。
このような 曲がりに代表される障害果に対する対策ですが、温度や水
の供給を適宣実施していくという管理作業に加えて、微量要素関係の対
策としては
● 不足しているミネラル類を補ってやる
● 過剰にあるミネラルを減らす〔ミネラル間でのケンカをなくす〕
● PHを下げてやる
ことで対処していきます。
いじょう、今回は前回分の補足資料として
キュウリの生育状況は キュウリ自身が教えてくれる
というおはなしでした。
◎ 順調にすっと育ったキュウリの樹から取れる素直なキュウリの
果実はおいしいですよ。。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」