多様なやり方があるものだなと感心させられたカキの脱渋のあれこれ。
過去から現代にいたるまで、いろいろな方が いろいろな方法を試して
きたのであろう柿の脱渋に伴う多様なやり方の話が前回[こちら]でし
たが、そのいっぽうで 面倒なのでなにもせずに渋柿をおいしくいただ
きたいし楽しみたい、そんな方法はないのか と おっしゃる方もまた
多いことかと思います。
おまたせしました、あるんですよ、そんなあなたにピッタリの渋抜きの
方法が。
その方法とは・・・実ったカキをそのまま樹上で実が軟らかくなるまで
ほおっておく放置する。 これです、これだけ。
すると。自然に渋が抜けます。ただし 熟れ始めたころからの鳥や獣た
ちとの 熾烈な果実/柿をめぐる攻防は覚悟しなければなれませんけれ
ど/笑。 ちなみに外国での、とくに フランスでのポビュラーな柿の
食べ方は、この方法だといわれています。
熟した、果肉どろどろの、じゅくじゅくとした柿。これをスプーンでた
べる。すくってたべる。 食べ止まらなくなるまで、ただただ食す。
ちなみに自分は、じゅくじゅのひとつてまえ。
そんな 柿にさらに イモ焼酎をふりかけたり/笑。
秋もたけなわ。いま時分のフランスでは Le persimmon mûr est
délicieux/熟した柿はおいし なんていいながら、じゅくじゅくの柿が
好事家たちに 連日連夜に愉しまれてることだとおもいます。
ちなみにこの発音。“るぱしゅもんるはでりしゅ”ふうな
ある種のジュモンふーにも きこえます/笑。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」