なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

春雨ではないけれど

2007-07-05 17:25:22 | Weblog
 既に季節は梅雨なのですから春雨ではないのですが、先日の降り方は「春雨]みたいに細くて透き通った雨でした。
   これは先日の雨の日の話です 
 こういう雨は全く苦にならないどころか、気持ちがいいから好きなのです。
  そういう人が多いのか雨合羽だと蒸れてしまうのがイヤなのか、すれ違う自転車の半分以上は雨具無し、たまに合羽とか傘とすれ違うくらいです。
 私の場合は、雨具は何も使いませんでしたが、TOPが寂しいので帽子は着用です。
 マア酸性雨では無いでしょうから、無ければ無いでもいいのですが、こういう雨の中に有害物質が含まれているとか、酸性雨の実体などについての発表が無いということ自体疑って考えれば・・・「報道・発表が無い」=「無い」とは限らない、「実はあの時代から酸性雨が始まっていて・・・」と後の時代に発表されることも有るかも知れないから、その時になってから「不運でしたね」はチト困る・・・帽子くらいは使った方がいいでしょうね。
 こういう面では行政も、報道関係も私は信用していません。
   イザとなったら学界も含めてお定まりの「泥仕合」でしょう。
  学生時代のことですが、住民の権利を守る市民運動に多少関わっていたことがあります。
 その時の住民に対する公共事業を進める側の論理は「安全性」で、「この工事・施設はきわめて安全性が高くて、事故の可能性は考えられない・・・」みたいな公式見解あり、いかにも科学的で常識的なんですが・・・
 ところがその後の原子力発電にしたって、つい最近の温泉のガスにしたって、去年の電車脱線にしたってジェットコースターも・・・あるいは口の中に入る食品も、健康の為の医療にしたって事故と無縁のものは無い。
  人為的な事、人間の努力で何とか避けられることなどイロイロあるし
   安全に欠ける手間と費用は利益に反するみたいな企業もあるし。
 だから「安全性」の問題ではなくて危険なのかどうか・・・確率%の問題ではないのですね。
 エライ勢いで脱線しました。
  
 ともかく気持ちよく自転車を走らせて通勤です。
  私は元々鼻が良くないののですが、これは全てのものを嗅ぎ分ける能力に欠けるということで、この時期の町の匂いは分かるような気がします。
 この辺りは、通りによって街路樹が違います(公園緑地とか団地の植え込みではなく並木通りの木のことです)。
 一番多いのはマテバシイでしょうか、所謂ドングリの実が出来る木。
   この花が咲くと栗の花と同じで、独特の臭いがしますね・・・割と好きです
  そして通勤路の直線はナンキンハゼ。
 プラタナス、イチョウ、ヤマモモも少しあります。
  それと、季節柄草刈りシーズンが好きですね。
 あの青い草の匂いを結構楽しんでいます。
いいことばかりではなくて、海に繋がる水路では干潮時の匂いは堪りませんが

 さて昼休み碁
  先週Fさんが鮮やかに勝ち、翌日私がお返しをしたところ。
 先日来このブログでお話したように、白の私の方も5子局の勉強をしています。
  それはFさんの知らない手を駆使して、誤魔化して勝ってしまおうという勉強ではありません。
 と言って、簡単に勝たせるためでもありません。
  この辺の表現が難しいのですが、私の気分では「黒さんが正しく打てば勝てますよ」という感じかな?
 楽ではないが、きちんと打てれば・・・
  尤もFさんから見ると「白は強情だから」とか「分けの分からないことを仕掛けて来る」と思っているかも知れないのですが・・・もし本当に白が「勝ちに行く」みたいな手で負かしているのなら反省です。
 勝負の世界ではつけ込まれる方にも問題があることになってもいますが。
  さて今日の一局は、黒は盤面を大きく使って模様を重視したのは良いが、少し急ぎすぎた。
 一隅での攻防で大きな損をしてしまい、折角の大模様も全てを地に出来てチャラという感じになってしまった。
 模様が大きかったのでFさんも正確に数えられなかったかも知れない・・・もしかしたら黒の方が大きく見えていたのかも・・・
 終局したときに「どうですか?細かいですか?」という質問があったから、形勢が把握できていなかったようではある。
 数えて白12目残り、これは細かいとは言えない。
  問題は先を急ぎすぎたことにあったようですね。
 「後手の先手」とか「軽く」「大きく」など一見相反することがあり、どちらも大事で、そこに隙があると白につけ込む余地がある・・・
 さてさて、Fさん三番手直りでカド番となった。
  私としては打ち込みたいわけではないけれど、カド番を跳ね返すパワーを発揮して欲しいと思っています。 
 <これはFさんが「六子」と言い出す前の話>