なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

存在感が・・・

2008-05-01 18:36:54 | Weblog
 夕べ息子から久し振りに電話が有りました。
 そろそろかかって来る頃ではありますが、携帯の料金のチャージをミスったらしく、いつもより間隔が開いていました。
 電話が鳴ると女房殿の早いこと!!・・・マア私に出ろと言ってもドン亀ですが
 それに、この時間に電話をしてくるとしたら、丁度今日隣の市に引っ越してきた娘か、田舎の一人暮らしのバアサマしかないから、、、
 しかしまあ、よく話すことがあるものです
  携帯は便利と言うか、昔の国際電話に較べると料金が安いらしい
 まるで長屋の井戸端会議?
  イヤ電話の向こうで相手をしているのはわが息子のはず・・・私のDNAを半分は受け継いでいるなら、相当ウンザリしているはずなんだけれど、いい年して甘えん坊なのかな。
 もっとも、初めに住んだマドリッドの近くから、もっと田舎の古い大学のある町に引っ越したので日本人はおろか中国人韓国人も居ないらしくて、語学の勉強にはいいけれど、ストレス解消かもしれない
 でも話の内容は、わざわざ電話で話すほどのことでは無いと思うのですが、、、
 「食べ物のこと」「最近立て続けに送った小荷物が届いたかどうか」「現地でパソコンを買ったらしい」(あわや、こっちで調達して現地に送ろうとしていた!)「ネットの接続とか料金の心配とか」、、、話が尽きないから、これではいくらチャージしても直ぐ足りなくなるだろう。

 「7月の後半ね、そっちに行こうと思っているけれど、フリーの旅行にしようかセットされたツアーにしようか迷っている」
 要するに、7月の終わりごろ約1週間母親の面倒を見てスペインを案内できるかどうかと言うことですね。
 さすがわが息子「パック旅行の方が泊まる所とか面倒が無くて良いよ」とアッサリ交したものです。
 これなら旅行中に1日付き合うことで済みそうですから、、、

 そういえば娘や息子が大学受験の頃「大学ね、京都とか大阪の大学に・・・」と薦めたものです。
 何処か、是非とも学ばせたい大学があるわけではなく・・・便乗して自分が関西方面のお寺巡りをしようという魂胆がミエミエ。
 もし実現すれば年に最低2回は旅行しただろう
 娘など母親の目論見を察知して「信じられなーい」でした。
 二人とも東京周辺を離れなかったのですが、息子がスペインに行きたいと言い出した時は、女房殿は無条件賛成でした。
 関西のお寺ではなくスペインの世界遺産巡りに
  ともあれ、やるき満々ですから、さっさと10年パスポートを取って、ビザも取る勢いです。
 
 しかし、旅行中このジイサマはどうなるのか全く眼中に無い。
 (電話中に「とうさんと替わる?」も無いのですから・・・)
 普段から、餌さえ与えておけば・・・みたいなものですが
 放って置いても、お腹がすけば飢え死にしないように自分で何とかするくらいの知恵はあるだろうと思われています。
 洗濯とか、掃除を1週間か10日手抜きしても、多少不潔でも死ぬことは無いだろう程度です。
 ですから、このような計画には初めから埒外の存在らしいし、確かにフットワークが悪いから足手まといに違いない
 ということは、今年の7月の後半10日は、ネット碁三昧になるだろうし、ならざるを得ないだろう。
 ともかくなんとなく家の中を漂っている空気と言うか、金魚鉢の金魚と言うか

 食べ物といえば面白い(そうでもないか?)話があります。
 こちらから現地でお好み焼きが出来るように「おたふくソース」「乾燥サクラエビ」などを送ったのが、、、これが大ヒット、、、日本人の手軽で美味しい食材という発想が無いらしい。
 おたふくソースはお好み焼き以外の・・・お肉とか野菜炒めに使って評判が良かったらしい(現地の人が全部使ってしまったとか)
 同じように日本から送った「クリームシチュウのルー」
  こういうものも現地には無いらしくて、学生仲間で評判が良かったらしい。
 向こうではシチュウなどを作るならば、自分でルーから作るので、逆に言えばルーを作れない人はシチュウを作れないわけで・・・
 ”技”が母から娘へ伝わっていくのだろうから、日本の男の子がシチュウを作れることがマジックみたいなものかも知れません。
 ともかくちょっとしたところで文化の差はあるものです。
 まさに日本の常識が、世界の常識ではない。