なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

久し振りの研修

2008-05-19 17:50:44 | Weblog
 今週は久し振りに研修を受ける予定です。
 昔、民間の会社で営業関係の仕事をしていた頃はごく当たり前みたいに研修がありました。
 バブル時代は特に多かったような気がします・・・よく言えば、浮いたお金の使い道を、人的投資としたのでしょうか。
 「地獄の○○」などという怖そうな2週間合宿に派遣されたのもこの頃です
 人里はなれた山の中の施設で、多くのテーマを消化して合格しないと2週間経っても家に帰れないという、絶望と脅迫みたいなやり方です
 そういう追い詰められた状況から隠されていたエネルギーを出させるみたいな狙いがあるのでしょう。
  朝5時に起床して夜9時まで缶詰状態で気持ちが自由なのは眠っている時間だけです・・・逃げ出したくても山の中だし、新聞もTVもありません・・・タクシーなど絶対来ない。
  こういう研修は実は私”得意”なようなんです。
 それは能力とかそういうことではなくて、直ぐにゲームに溶け込むみたいな適応力と言いますか、その気になる性格というか・・・「やるしかない」なら「やるしかない」とスウィッチが切り替わるらしい。
 こういうのはこじつけかも知れませんが、囲碁の効果かも知れません。
  尤もチーフ的な講師に助けられたのかも知れません・・・囲碁の縁で
 合宿中研修生は毎日日記を書くのですが、たいていの人は「苦しい」「大変」「勤務姿勢の反省」などを書くらしいのですが、私は悔しいから絶対にそういうことは書きません・・・「毎日寝る前に瞼を閉じて棋譜を並べている・・・」「天井の升目が碁盤に見えてきます」・・・そういうことばかり書いていた。
 それを読んだ講師、実はこの方も囲碁好き人間だったようで、半年後に碁会所で待ち合わせて対局したことがあります。
  マア囲碁コネクションで助けられていたに違いない

 一局の碁には同じものは無いのだけれど、それでいて過去の進行とか事例を参考と言うか思い出しながら、その時その時で最善を志向する・・・
 マア、ヘボではあってもその時の自分でやれる最善・最強
  結果は全部自分の責任と腹をくくる、、、研修にもそういうところがありそうです
 ココへ派遣した社長や重役には文句の一つも言いたいところですが、研修中はそれを考えてはマイナスになります、、、それは帰ってからの話
 こういう切り替えが出来るかどうかも結果に差が出るようです。

 実際、当時は子どもが小さかったので、共働きでなにやかやと雑用がありましたが、この合宿では朝5時起床ではあるけれど、配膳はともかく食事は三度三度出てきます。
 掃除などは好きではないけれど、大勢の研修生と一緒だし、洗濯は無い。
 合宿ですから通勤はない
 マア間食とかレジャーは無いけれど体は楽です
 ですから研修は”地獄”でも、生活としてみたら”極楽”みたいなものでした。
 地獄の中に極楽を感じていたのが良かったのでしょうか、ともかく同期80人あまりの中では一番早く卒業できました。
 
 思い出から、今週予定の研修に戻ると
 だいぶ内容が違うはずなので、ヤヤ不安
 できるとか、出来なければどうだということも無さそうではあるけれど、昔の経験とは少し違うようです。
 今度のは公的機関のパソコンに関連した研修ですから、要するに「営業」とか「考え方」みたいな研修ではなくて「技術」そのものみたいな要素が多い。
 従って半分ボケかかったジイサマとしては誤魔化しは利かない不安が・・・
 昨年らい担当してきたネット化したパソコンなので、復習の部分はいいとして応用・活用部分が問題です。
 マ、得意の開き直りで行くしかないか、やれることしかやれないのですから。