なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

目出度いような目出度く無いような

2008-05-11 17:11:33 | Weblog
 まもなく誕生日がやって来る。
 子供の頃なら、1ヶ月以上は前に両親に「誕生日に何をプレゼントしてくれる?」と打診兼請求していたものです。
 それも、母と父に別々に訊きまして、あわよくば両方から成果を期待したものです。
 尤も、私の子供時代ですから誕生日のお祝いにしたって「ハイカラ」な部類で、「ほっといても誕生日は来るんでしょ」と言われるのが普通です。
 それでも、母の実家が製パン・ケーキ製造などをしていたので、そこの祖母の所へ顔を出して誕生日をアピール、、、ダメで元々。
 うまくいけば、誕生日ケーキと多少の小遣が期待できる
そういえば同級生に誕生日が同じ友達がいまして、彼の家は商店街で商売をして、父親は市会議員・・・仲が良かったので彼の誕生会に招待された・・・ということは翌年はお返しに招待するわけです。
 母親からは「子どものうちからハイカラなことをやるので困る」と文句を言われたものですが、、、ま、今なら珍しくも無いことではあるけれど、当時はそんな時代だったのでしょう。
  いずれにしても、その年代では誕生日が来るということは良いことが期待できるわけです。

 何時頃からか、自分の誕生日などどうでもよくなって、、、今では誕生日は来ないほうが良いと思うようになって来ている。
 江戸川柳の「門松は冥土の一里塚・・・」が「誕生日は・・・」にそっくり当てはまります。
 当時は正月で1才年を重ねたのと、今の満年齢の数え方の誕生日と同じ。
 さて5月の誕生日、これは同じ時期に「母の日」と重なるし、子どもたちにとって「父の誕生日」より「母の日」の方がやや・かなりウェイトがありそう。
 「お母さんに感謝するついでにオヤジにも何かプレゼントしておこう」程度です
 僻みも多少は入っていますが、冷静に考えても我が家ではそうですね。
 それは誕生日を迎える私自身が「祝う必要は無い」と言っていますから文句を言う筋合いでもないのですが、、、

 ところで、隣の市に引っ越してきた娘がやって来たところへ、たまたま外国に居る息子から電話がかかってきた。
 例によって母親である女房殿と長話の後、姉である娘と話した後についでに私も
「誕生日おめでとう、、、本当は数日早いけれど」というわけで、まさについでのメッセージでした。
 マア、いろんな病気やアクシデントがありながら、取り敢えずこの年まで生きてきて暦が一巡りするのですから多少は目出度いかも知れませんが、、、
 「誕生日以降に年金の手続きをして下さい」と言う葉書を貰っている身としては、自分を祝うより少し寂しい気持ちもある。
 おそらく日本人の統計的な平均寿命をいくらか下げるであろう身としては、仮想の到達点にまた一歩近づく感じですから、、、昔は「無事に1年経ちました」という感じだったのが、ココからはサドンデスに入る感じです。
 まさにサドン・デス。
  
 ところで息子が今居る国
 夏休みに女房殿が旅行を計画していたのが、娘も巻き込んでいたのが今日判明
 なんと二人で行く計画になっていた。
 安心といえば安心ですが、これは娘の婿さんも大変ですな、、、彼は私と同じ運命を辿るような気がしますね
 いや「、、、居ない間の洗濯?」ではありますが
  いずれにしても女房族は強くて逞しい
   そういえばダシにされた息子の方・・・昔から甘ったれ坊主で6才も年上の姉には常に頭が上がらない関係。
  きっと彼の地での再会は「嬉しくもあり、嬉しくもなし」なんだろうな。

 誕生日祝いの言葉を先付けで貰った直後のネットの1局
  (女房殿と娘は揃って旅行社+買い物に出かけまして・・・)
 完璧な敗戦でした。
  序盤で相手に手を預けられた時に取った作戦が全く酷い結果になり、、、それを挽回すべく無理に無理を重ねた結果が泥沼状態。
 潔く、いや潔く無くても投了するしかない。
  選択の余地の無い終局でしたから、それはそれでさっぱりはしていまし    誕生日前後だからといって御祝儀的に白星を献上してくれる人は居ない、、、仮にリストの名前の前に「誕生日直前」のクリップボードをつけてもダメでしょうから、自分へのプレゼントを自分で勝ち取るしかない。
 そういう下心を持って対局すると・・・