なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

半コウ二つ

2008-05-21 15:38:02 | Weblog
 ネットで打っていて、酷い内容で連敗をしました。
  マア、酷い内容も連敗もよくあることなので、さほどのショックは無いのですが、逆にそういうことに慣れている自分が情けない。
 相変わらず序盤が悪くて、あっさりと潰されたり、最後まで打つ甲斐が無い碁形なので早めにギブアップしたり、、、ともかく負ける時は話が早い
 ということは中盤までもてば、かなりの勝率と言うことかな?
  結果から見るとそういう事になりそうなんだけど・・・
 序盤を、無理をせず離されずについていくことを意識して出来れるならば、それはそれで一つの武器なんでしょうが、私は今のところ結果オーライなので「そういう傾向があるらしい」としか言えない。
  ジックリした立会い、自分から何かしないと相手に仕事をされてしまいそうな強迫感・・・ですから自信を持って動かないということは難しい
 武田信玄の「風林火山」・静かなること林の如しの相手にとっては不気味な怖さ
 これが理想ではあるけれど、理想と現実の落差を味わっています

 さて連敗後の対局
 この碁も序盤から思わしくない展開・・・マアしかし3連敗目ともなれば開き直りもある。
 向こう先逆コミ5目半ですから本来白としてはのんびりはしていられません
  弱い石は拘らずに捨てて、相手に取り切って戴く
  捨石などで先手を取ったり、利かせたりして付込まれないように・・・
 こういう作戦が効を奏したらしい
  結果でしか分からないので、打っているときは「こんなんで好いのかな」と半信半疑状態・・・それでもその路線で行ったのは「二つ負けも三つ負けも似たようなもの」という開き直りです
 相手にしても「序盤からリードしている」と思っていたはずです。
  それも相当有利だと思っていたはず・・・これは後で分かるのですが
 さて、私としては終盤の追い込みで「形勢不明・あるいは白有利」になったと思っていました。
 自陣の手入れでミスをして1目損をしてヒヤッとしましたが、それでもまあ大丈夫かなと
 最後に半コウが二つ残ったのが私にとって幸運だったらしい
  黒はどちらかのコウを継ぐことは出来るが、二つとも勝ち継ぐことは出来ない
 それで地を数えると・・・パソコンが数えるのですが・・・白半目勝ちと出て
  黒の同意が無い!
 恐らく黒さんから見たら何かのマジックで「白半目」と出たと感じたに違いない
 ですから「結果に同意」ではなくて「対局再開」という返事
 再開と言ってももうダメしかないし、間違って損をしたら大変
 パスをしていれば無難ですが、ともかくリアルみたいにだけを全部打って見ました・・・こういうのって緊張しますね
 リアルでは「もうありませんね」と両者の合意があってダメ詰めになるので「事故」は考えられません。
 「ありませんね」と言ってから「損得が出たらおかしい」訳です。
 ところが、ネットでのダメ詰めはもしかしたらミスするかも知れないから緊張するのです
 ともかく再度地の計算をして、当然結果は変わりませんが、なかなか「同意」来ません。
 その間時計が動いています
 3分・・・確認したのか、気持ちが整理できたのか
  逆の立場なら私も同じかも