なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

あおばな・・・

2008-05-12 17:57:48 | Weblog
 「アオバナ」・・・平仮名でも良いしカタカナでも良さそうですが、耳で聞くと誤解を生じそうです・・・そう、風邪の時に出る・・・尤も私は喉とか鼻が弱いせいか一年中・朝目が醒めた時に。
 アオバナは植物の方ですから漢字で書けば青花でしょうが、青い花は全て青花になりそうでスミレもキキョウもリンドウも別名アオバナでも好いようなものですが、特定の植物です。
 一番初めにこの花と出会った時・カタログでこの植物を知った時「青花?」「青洟?(まさか)」、、、そんな風に感じたのを覚えています。
 それは・・・数年前としか記憶が定かではないが・・・多分4,5年前。
 女房殿が勤めている所の関係でいろんなカタログの一つに植物の苗・種・株の頒布があった。
 カタログ写真はどれも立派と言うか綺麗な感じ、あるいは家庭菜園で誰でも手軽に出来そうなものが並んでいます。
  こういうカタログを眺めているだけでも楽しくなります。
   ですから学生時代にはいくつもの種苗会社に「私は植物系の勉強をしている学生です・・・是非カタログを送って下さいお願いします」という葉書を送ったものです。
こういうお願いにはどの会社も応えてくれました・・・もしかしたら、将来仲間になるかもしれないと思ったのか・・・今では植物とは全く縁の無い仕事をしています、、、
 それに植物は好きなのに育てるのは下手ですから、全くの期待はずれです
  話を戻します
 ベランダにいろんな鉢(主にハーブ)を並べていましたので、日頃女房殿から「狭くて困る」「もう少し何とかしてよ」と文句ばかり言われていたのが、どういうわけか「5000円くらいの予算内なら、何か注文したら」というあり難いお言葉があったのです。
 こういう時に断ったら、「二度と後では無い」わけです
  このカタログの中に「あおばな」はあったのです。
 花の形を見ると、いかにも道端で咲いている「ツユクサ」ですが、サイズが違うらしい・・・草丈が1m近くなるとか。
 花もツユクサそっくりですが大ぶりな、ツユクサガリバーです
 ちょっと寄り道して「ツユクサ」ですが、これはその辺の荒地や道端に咲いていて、所謂雑草の部類です。
 しかし私はこの花が好きなので、ある時ベランダで鉢植えにしようと思って近所を探したのですが、地方都市とはいえ埋め立て造成地のマンション・集合住宅の街には見つからないのです。
 そんな折、仕事で郊外に行った時に昼休休憩でふと立ち寄った貝塚の丘に一杯自生しているのを見つけて持ち帰ったことがあります。
 (こういう行為は遺跡荒らしではないですよね)
 ベランダの鉢に移植しても直ぐには根付かず、一旦枯れた後に芽が出て来ました
 苦労の末根付いたので喜んでいましたが、女房初め家族には不評で、「何で雑草をわざわざベランダで・・・」でした。
 (園芸品種も元を辿れば皆雑草なんですけどね・・・)
  脱線ついでに
 「雑草」というけれど、私は雑草みたいな・・・咲いているのにも気付かず、うっかり通り過ぎてしまいそうな、そういう花が好きですね。
 例えばスミレ、、、家の近くの相当条件の悪いところでもひっそりと咲いています、、、多分人が気がつかないか、あるいは咲いているのは知っていても振り向かない、、、ツユクサもそうですね。
 ともかく”雑草”持つ生命力は憧れですし、よく見ればなかなかなものです。

 さてアオバナは広重の旅日記にも出てくるとか、、、滋賀草津地方の特産の栽培植物だそうです。
 見た感じは染色体が3倍体などの変種みたいに見えますが、花からとった色素を京都・名古屋・加賀などの友禅の下絵の染料に使うらしい。
 想像ですが薄い青色で、時間が経つと消えるか、仕上げの洗う時に綺麗に色が落ちるのでしょうね、きっと。
 ともあれ、カタログで注文
 苗が3つで2000円くらいだったか、、、印象としては安くはない。
 数日後に届いた苗のうち2つをベランダの鉢に植えました。
 ベランダですから植物には良い条件とは言えないでしょうから、深くて大きめの鉢・野菜用のプランターに植えたのです。
 どうやらこれが正解だったようです。
 花が終わって、草が枯れてきた頃女房殿は、綺麗に刈り取ってしまいまして、、、「綺麗にしておきましたよ」とすまし顔です。
 実はこれは私にはとんでもないことです。
 カタログのどこかに書いてあったのですが、「血糖値を押さえるお茶になる」・・・ですから、作り方はわからないけれど、収穫して干しておけばお茶に出来るはずだと思っていた。
 突然のアクシデントですからがっかりしましたが、花咲かジイサンがポチの灰を大事にしていたみたいに?、このプランターをそのままにしておいた・・・たまにはジョウロで水をかけて。
 すると翌年芽が出て、新しいアオバナが咲いたのです。
 ところがまた、意地悪ばあさんに摘み取られ・・・プランターをそのまま
 これが数年繰り返されて、今年も新しい芽が出てきている。
  なんと生命力が強い! 羨ましい!!
プランターには他の植物の苗が植えられてしまっているが、この畑の主は私だと言わんばかりに勢いが好い。
 まさにアオバナは偉い
  このくらい力強く生きないといけないですね、見習えるものなら見習いたいものです

 ところでアオバナ茶
 この地方特産と言うことで、お茶・粉末・サプリなど通販でネット販売されているそうでカタログがネットに出ている・・・結構高い・・・ということは効果があるのか?
 値段が高いと効果も高いみたいな錯角を抱くから、それも一つの効果かも
 問題はお茶ですが、どのようにお茶にするのかが書かれたHPが見つかりません
 まさに営業上の秘密なのか
 それに、栽培している畑の写真は出ていますが、苗の頒布が無くなっている・・・ということは門外不出となったのか・・・ということは、うちのベランダのアオバナはかなり貴重な存在かもしれない
 ともあれ、血糖値を押さえてダイエット効果もあるという謳い文句だし、「経験談」みたいなことが出ている・・・まさに結構な話で、私にはうってつけなはずですが、今のところ方法が分かりません

 そう言えば、思い出したけれど、最初に手に入れた三つの苗のうちの一つは、当時の仕事仲間に差上げた。
 庭付きの一戸建ての家に住んでいるので、何処か庭の隅にでもと思ったのですが、さてその後どうなっているのだろうか・・・
 裏庭一面にアオバナが広がっていたら、、、
  今日はアオバナの話で終わってしまいました。