なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

無駄ではあるけれど・・・

2009-10-22 00:15:12 | Weblog
 水曜日は私的休業日、60才を過ぎるとワーキングシェアーではありますが、週の半ばに休みがあると言うのは助かります。
 これで”虚弱体質”でありながらも仕事を続けられます。
  マア収入としては5日連続の方が良いに決まっていますが、住むところは一応はあるし、食べることも心配は無いし、子供たちは勝手にやって行くだろうし、この先大きな出費はなさそうだし、後はマイペースで行ける筈です。
 尤も今までもマイペースだったので”これからはマイペース”などと広言すれば女房殿からは間違いなく異議申し立てがあるか、最低でも片方の頬はピクピクひきつれるでしょうね。
 と言う事で、水曜日は休養日であり病院等の検査日に充てる日、あるいは何か用事があればその日に済ませる日です。
 ですから前日の火曜日に女房殿から「明日は仕事御休みですよネ」とチェックが入った時は要注意なのです。
 これは何やら当てにしている事があると言うことですから、瞬時に頭の中に黄色のランプが点滅します・・・『イエスと言うべきかノーと言うべきか・・・』
 ノーと言えば嘘になるから、重ねて「では仕事ですか?」と畳みかけられたら嘘を重ねなくてはいけない・・・これはしんどい。
 イエスの場合は必ず「それでは御願があります」が来るに決まっている・・・これも面倒・・・これは迂闊に返事がしにくい状況ですが、流石に3回重ねて聞かれれば本当のことを言わなくてはなりません。
 
 マア複雑なこと、面倒なことでなくて良かった。
 ① 近くの大型スーパーでサービスの美味しい水をペットボトルに汲んで来る。
 ② 水曜日は天気が良さそうだから、外に干した洗濯物は3時ごろには取り入れる。
 この程度で良かった。
  場合によっては役所とか銀行とかで何かの手続きとか、管理人のおじさんに何かの交渉とか、重いものでお米を買っておくとか・・・必要ならやらないでもありませんが、気分は逃げ腰です。

  さてそういうことで大型スーパーに行ったついでに本屋さんでNHK囲碁講座11月号を買いました。
 現在「厚みの戦略」の講師を担当している横田9段のコラムが良いですね・・・  まず、ご自身の棋風の変化について
 猛烈に地に辛い棋風だったのが厚みの碁に変わったきっかけの話・・・レベルは違うので同列に話すのは気が引けますが、私も地は大好きであり、相手によっては
そこを逆手にとって料理されている気がしないでもないのですから、地一辺倒はダメだと言うことは感じています。
 しかし勢力・厚みの活かし方が上手く出来ないと、ただの暑がりになってしまうわけで、そこがアマ・ザルの悩みであるのです。
 非常に大雑把な話ですが、地か厚みかと言うような二者択一的な場面では確率的な意味では地の方が成功率が高そうな感じだなと感じています。
 マア、そこが個人の好みなのか、自分にあった形なのか・・・イヤ地の利が幅を利かせる程度の棋力レベルと言うことかも知れませんが、あくまでもザルの話。
 
 御話の最後の部分も良かったです。
 「必要な無駄」と言うこと。
 確かに現在は仕事にしろ「これをやれば、どういう効果がある」とか「何かに役に立つか」と言う事が重要視されます・・・マアそれはそれで意味は分かる。
 しかし効率を追求するあまりに全てが規格品ですから、規格外の事柄に対処できなかったりしますから、冗談みたいなことも起きます。
 マア、その話は置いて。
 「必要な無駄」を言い換えれば「物事に無駄な物は無い」みたいな感じはある。
  厳密に言うとイコールでは無いですが・・・
 私みたいな性格ですと、他の人から見ると無駄なことばかりやって来ていますので、「その無駄はいつ役に立つ予定だ?」とからかわれるのです。
 「物事に無駄と言うものは無い」「いつかは役立つ」と胸を張りたいところですが、本心で言うと「役に立つ日が来るのだろう」と確信して何かをやるわけではない。
 勿論『役に立つ事があるかもしれない』『あったらいいな』とは感じてはいる。
 ですから声に出しては言えないものの『良いじゃないか、楽しければ』ですね。
 実際勉強でも仕事でも効率を重視するあまり必要な事まで切り捨ててしまう誤りを冒しているところがあると感じています。
  やってみて楽しい事が一番、それでいつの日にか役に立つことがあるなら「オマケが大当たりみたいで幸せ』なのではないでしょうか。