なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

ブルーマンデイ、ウェンズデイ

2009-10-23 01:38:52 | Weblog
 休み明けは忙しいものですが、私の場合は”休み明け”と言うものが週に2回あるのです。
 60を過ぎていますからワーキングシェアーと言う事で実働週4日なので、水曜日が平日でも御休み・・・それはそれであり難い面もあっていろんな用事を無理なくこなせるのですが、実際にはちょっと疑問なところもあるのです。
 例えば勤務については週に4日だけですが、見方を換えれば4日しか出勤してはいけないとも言える。
 どんなに忙しくてもそういう規定です。
  そこをまた反対から見ると、今年は年休が35日分あるけれど、こういう勤務体勢ではとても消化は難しい絵に描いた餅になるのです。
 マア非常事態が発生した時に土日休みを含めれば二月近くが保障されているのでちょっとした手術も出来てしまうし、地球の裏側だって旅行できそう・・・とはいえ、残された仕事仲間に恨まれても平然としていられる自信は無い。
 ともあれ、勤務体系がどうあれ、自分が担当している仕事があるわけで、これは他の方が手伝ってくれるのを期待できるほど甘くない。
 つまり課全体の仕事を課員で割り振って消化しながら、それぞれ担当の仕事を遂行するわけで、これが休み明けには山になっている。
  この辺りは幾ら親しいチームメイトでも、よほどのことが無い限り他人様の守備範囲まで手を出さないのが暗黙のルールみたいなものです。
 従って月曜日の朝、木曜日の朝は出勤して自分の机の上を見るのが・・・
  マア、どんな状況だろうとやるしかないのですから逃げられないので、憂鬱であろうと休みボケであろうとやるしかない。

 さてそんなブルーな木曜日の早朝
  朝早く目が覚めて・・・つまり老人には珍しく昨夜からぐっすりと眠りまして、目が覚めてやっぱりネット碁。
 これはどうやら火曜日に市内の調査で歩き回った後遺症が1日では回復しきれないで、2,3日尾を引いているようです・・・結果、よく眠ってしまう・・・。
 同じくらいの点数の人は対局待ちになっていましたが・・・起き抜けで対局場に顔を出せば「待っていました」とばかり御馳走にされてしまうでしょうから、これは”見るだけ”が無難。
 しかも待ちかまえていたのはKさんで、この人は「つけ切り専科」という名前を奉りたくなるほどの切り専門家で、ケンカ碁も好きそうだし、切りさばいて塗りたくって来る人・・・マア怖い人ですからKさんとは打たないでKさんの碁を観戦・研究するのが良さそうです。

 早朝と言うこともありなかなかず相手が現れなくて対局が始まらないので、、既に始まっている碁を覗きました。
 その方たちは点数で言うと手合いは向こう3,4子と言うところでしょうか、マア下手の碁ではありますが、どう言う碁になっているのかは興味はあります。
 自分でも何時か通った道でしょうし、私の碁だって強い人・プロから見れば相対的には似たようなものかもしれないし・・・
  それにもしかしたら近い将来に2,3子ぐらいの置き碁で打つかも知れない相手かもしれません。
 だからそういう時に役に立たないとも言えません・・・まあ楽しければ良いのですが。
 見ている碁は互い先の碁でも、置き碁であっても何かしら感覚と言うか、その人の傾向と、そのレベルの傾向が出て来るかもしれないと思うのです。
 例えば私が互い先で打つ碁の感覚とプロにいくつか置いて指導を受ける時、性格が出る部分と、今の棋力が反映される部分があるでしょう。
 マアそれだからプロには軽く捻られるでしょうが・・・。

 今朝の観戦では・・・
  思わずうなってしまう場面がいくつかありました。
 黒先白死なのに活かしてしまった場面・・・詰め碁の問題として出されたらそれほど難しくは無いのに、実戦は別物らしい。
 逆に、白先白死の筈なのに、なんだか上手い振り替わりを堂々とやっていたり・・・
 対局は両者の暗黙の了解の上に成り立っているので、第三者の口出しすることではないし、ネット碁ですから見るしかない。
  きっとこれは授業参観の父兄の心理に違いない。
  「それなら、お前がやって見ろ」と言われればきっと同じようなミスをする可能性はあるのに、、、ともかく見ていると分かる。
 更に生意気にも、見ていて少し眩暈と憂鬱な気分に。
  私の碁を観戦したらきっと同じような気分になるに違いないのだが、自分で自分の姿は見れないので、そこは知らないと言うことにして置きます。