長野県医療労働組合連合会がさる6月に行った靖国神社バスツアーの感想文をアップします。
靖国神社見学バスツアー アンケート結果
2007年6月23日
☆年齢 10代・1 20代・10 30代・7 40代・2
50代・8 60代・1 無回答・1
☆性別 男・10 女・20
1. 映画「出口のない海」はいかがでしたか?
よかった・25 まあまあ・5 よくなかった・0 無回答・2
・回天のような非人道的兵器が昔の日本で使われていて驚いた(20代男)
・人間が自ら兵器になるという怖さが伝わりました。もしこれが自分自身であったら・・・と思うととても恐ろしいです。(30代女)
・こうした兵器を使うようになる時点で国として戦争は負けだなあと思う。(30代女)
・後ろまで音が届かなくてわかりにくいところもあった。(10代女)
・「敵対している国の人間にも家族がいる」というセリフが当時にはなさそうな人間としての考えがすごくよかった。(20代男)
・特攻や人間魚雷、 本当に怖いし、今の日本の若い人たちに強要(?)してもできないと思う。もし同じことができたとしても、「何のために自分の命を・・・」みたいな感じで、深くは考えられないと思う。ただ、主人公の人の死ぬための意味はちょっとよくわからない。「後世に語り継ぐために・・・」それもあると思う。でも生きたくもあり死にたくもの中間の気がした。(20代女)
・マンガを読んだことがあり、少々内容がわかっていたためよかったです。ラストの残されるFaへのメッセージで泣けました。「自分ができなかったことをして、見れなかったことを見てほしい」というメッセージに、私達へも当てはまるのではないかと感じました。(20代女)
・映画としてテーマは深く、学びになりました。しかし個人的には若干重かったので「まあまあ」で。(20代男)
・2回見ました。2回とも泣いてしまいました。このDVDを見たおかげで遊就館の実物を見て感動した。(40代女)
・回天の乗員の複雑な気持ち、死のうと決めて志願した気持ちが美談として語られるけど、やはり皆死ぬのが怖かったんだと思いました。(30代男)
・少し長かったですが、遊就館で実際に見た時に意味のあるものになりました。思っていたよりも大きかったです。あんなに難しい操作を死ぬために学ぶ、疎な考えが当たり前だった事実に胸が痛かったです。(20代女)
・この手の映画が存在することにまず驚き。特攻隊は知っていても海軍にもあったということに時代が時代だったとはいえ、悲しいことです。(50代女)
・当時の青年の複雑な心境がわかった。何のために死ぬのか答えをだせないまま、行かなければならないのは本当に無念だったと思います。(30代女)
・人間魚雷の非人道さに、戦争のむごさに、怒りと悲しみとで涙が止まらなくなった。(30代女)
・諏訪で一度見て2回目でしたが、見れてよかったです。回天の出撃はかなり多かったことや、練習自体も難しく、人命を落とすことがあったことを知れてよかったです。映画の作り方もよかった。(ただ命を落として賛美だけの映画はなくて)(20代男)
・国のため自分のため、家族・友人のために回天に乗って戦闘に向かうが、ストレス、精神力との葛藤にさいなまれた様子が伝わってきました。回天の戦闘して戦ったことを世の中に伝えるために出撃していくとの言葉が胸に残っています。戦争は敵味方とも…。絶対戦争はさせてはならない。(60代女)
・人間魚雷のことは聞いていましたが、前進あるのみとは知らず勉強になりました。(30代女)
・今回2回目でしたが、人間魚雷など特攻隊の気持ちが自分の心に伝わりました。(20代男)
・涙が止まりませんでした。戦争とは?と考えさせられました。父よりよく話は聞いていましたが。(50代女)
・主人公の最後が納得できない!(50代女)
・昔の教育は怖いですね。国のために命を捨てるなんて…。考えられない!(20代女)
・二度と戦争があってはならない。参加してもいけない。(女)
・感動しました(50代男)
・父親が予科練の動員、特攻で出て行ったこともあり、感慨深くみました。最近あまり映画も見なく、よかったです。何を学ぶのか深く考えさせられました。(50代男)
2. しょうけい館はいかがでしたか?
・戦争で受傷、病気にかかった方への補償を国は打ち切ってしまったのはおかしい。戦争がなかったらこんな悲しいことはなかったのに。整形外科的な装具が進んでいたことにびっくりしました。(60代女)
・ショッキングな内容だった。戦争とはバイオレントなものだと改めて思った。(30代男)
・なぜ厚労省が作ったのか・・・。(50代女)
・よかった。父のことを思い出しました。それを支えた母の苦労を感じた。(幼い時の私にはよくわからなかった)(50代女)
・展示はリアルで見ごたえがありましたが、何を伝えているのかの部分が少しぼやけているという感じもしました。(30代男)
・戦争障害の歴史と、現在も病で苦しんでいる実態は響きました。戦時中に受けた傷を放置して、一ヶ月後に右下腿切断をした方の証言がありました。自分たちの医療やリハビリの出発点が実はそこにあることを確認しました。(20代男)
・戦争中のみならず、戦後にも引きずって苦しんでいる人がいるという事実をもっと知らなきゃならないと思った。(20代男)
・医療、社会保障、厚労省とのかかわり等、歴史の流れがわかってよかった。自分の親の時代がわかってよかった。(50代女)
・もっともっと厳しい現実があったと思います。国の責任で規模を大きくし、きちんとして事実を伝えるべきだと思いました。(30代女)
・野戦病院のジオラマが印象に残っています。あの姿が実際の戦争の姿だと思うと怖いです。(30代女)
・戦争体験者の言葉…。心にしみました。戦争は絶対にするべきではないですね。(20代女)
・説明文がとてもリアルですぐに想像できてしまい、鳥肌が立ちました。リハビリの人が、義足の構造が今の義足のものと基本が変わらないことを教えてくれました。軍に対する力の注ぎ方が大きかったことを感じました。医療人としてみることができとても勉強になりました。(20代女)
・初めて存在を知りました。看護師として考え深かったです。(20代女)
・義足をつけてリハビリで歩いている人の写真を見て思ったのは、あの人たちはもう一度義足だけど自分の力で立って歩けたことをどう思っているんだろうと思った。一生車いすの人に比べれば、全く世界観は違うと思うけど。(20代女)
・思ったより遙かに広く、キレイでびっくりした。何かずれてる博物館だと感じた。(30代女)
・テレビや話で聞いていた。また、長崎、広島、沖縄と見学してあった戦争の悲惨さが目に見えるようであった。(50代女)
・戦争そのものの影響、その後ずっと残るものについて考えさせられ、非常に学びになりました。私たちの知らない戦争ですが、それが確実にいまにつながっていることを実感できました。(たぶん人生で初めて)(20代男)
・とてもよかったです。(40代女)
・戦争によって手足をなくされて、その人の人生が変わってしまうこと、戦時中のリアルな模型があり、思わず気持ちが入ってしまいました。(20代男)
・水木しげるの絵がよかった(20代男)
・よくわかりました。(50代女)
・戦後負傷した方や、その家族がどのように大変な思いをして暮らしたかみれてよかったです。野戦病院のジオラマはすごくリアルで怖いくらいでした。(30代女)
・資料を手にとって読むことができよかった。もっと時間をかけて見学したいと思いました。制度のことにもふれている資料館は珍しいと思った。(30代女)
・後世に戦争の悲惨さを伝えてゆくのによい会館だと思う。(女)
・水木しげるが戦争に行き、傷病兵だったことでわかりやすかった。このようなところがある事は、子供も連れてまた来たい。(50代男)
・展示物に感動しました。(50代男)
3. 靖国神社はいかがでしたか?
・立派な建物でびっくりしました。国としてこのような神社があり、外国人の観光客が来て、もちろん日本人も来ることを、きちんとふまえた上で、戦争のこと、戦後のことを自分のものにしなくては・・・と思いました。(20代女)
・本殿?まで遠くて大変だった。でも至る所に戦争にまつわるものがあって、話を聞くと歴史的にも政治的にもいろいろのな方面から関わりの深い場所なんだなーと思った。(20代女)
・ガイドさんがいたので普通に来たら知らないで終わってしまうようなことがたくさん聞けてよかった。(30代女)
・疲れましたが実際目で見て確認でき、ガイド付きにて大変勉強になりました。(50代女)
・特に圧迫感などは感じませんでしたが、違和感を感じました。成り立ちや裏側の事情などを解説してもらいながら、やはり非常に特殊な施設であることは間違いなく、政治に大きく影響するのも不思議ではないと思いました。(20代男)
・何か異様でした。尊い命の犠牲を非戦の誓いとしていきたいのに、9条や憲法のことも遊就館でもふれられていなくて残念。(40代女)
・いつ右翼に絡まれるか不安でした。いろんな事があることだけど、これから考えていく第一歩になったと思いました。(20代男)
・とにかく広くて驚きました。去年10月に来た人から拝殿前に新しく作られた鳥居があることを聞き驚きました。長谷川さんたちのガイドを聞くことで、なぜここが問題であるか学べたと思います。遊就館にある遺書などをもう少しじっくり見たかったです。平和を考え、大切さをまた深く感じられました。(20代女)
・戦争を美化することばかりで、命の大切さを感じ、戦争反対運動に協力して、一人でも多くの方に伝えていきたい。(60代女)
・どんな意図があろうとも、戦争は美化されない!(50代女)
・テレビの中でみていたものを実際に自分の目で見ることができてとてもよかったです。(20代男)
・よかったです。(50代女)
・テレビで騒がれたりして耳にはしていたが、どういうとこなのかわかり、来てよかったです。(30代女)
・ガイドのおじさんがいろいろためになる話をしてくれて、ただ展示物をみるだけじゃなく、細かなところまで見学できました。(20代男)
・日本のような先進国でこのような展示場を神社の中に作り、嘘八百を言い続けていけるということに驚いた。なぜ大きな運動が起きないのか。(30代男)
・ガイドさんの説明がわかりやすく、また、靖国の特性もわかりました。冷静な目で見ていかないと洗脳されそうな・・・戦争賛美に傾きそうな気がしました。(50代女)
・よかった。疲れた。(10代女)
・悲しくて涙が足りないほど。戦争は絶対よくない。(50代女)
・筋肉ムキムキの戦争フェチ神社だと思いました。こういう見方もあるかと思う一方、パール判事の件などごまかしがあり、やはり認められない気持ちです。今までどうしても身近ないい日本人しかみてこなかったですが、ここは明らかに自分とは異質な考え方があり、過去に犯したことも犯罪的ですが、現在進行形でその考えが貫かれているのが信じられない気持ちです。(30代男)
・独特な雰囲気がありました。民医連の仲間と学習してもう一度来て「やっぱりおかしい」という気持ちを大きくしたいと思います。(20代男)
・戦争について今一度考えることができてよかった。(20代男)
・勉強になりました。(50代女)
・ガイドさんのおかげでとても勉強になりました。「回天」は実物を見て改めて怖かったです。(30代女)
・ガイドがなければわからないまま終わってしまうところでしたが、説明があり何とかわかりました。(30代女)
・他の神社と空気が違うように感じました。以前前を通ったときにも感じたことですが、靖国神社で結婚式や七五三のお参りをするというのに違和感を感じました。(30代女)
・戦争が美化されていて、とても違和感を覚えた。怪しい人に写真を撮られていた!(20代女)
・広大さを感じ、神社の難しさを感じる。(50代男)
・天皇と靖国神社の結びつきがよくわかり、参拝はしてないといって、マスコミ報道がありましたが、代わりの使者が来ていることに驚いた。本質は何ら変わってないということを認識した。パール判事の判決書の本質を知ったことはよかった。玉砂利を踏んで靖国の見方もわかり、国等・・・のため利用されていることがよくわかった。資本主義、植民地獲得の一つの見方かも、私たちは忘れない。グローバルの動きの中で、今も何ら変わりない。(50代男)