菅義偉官房長官と沖縄県の翁長雄志知事による5日の会談で、菅氏が辺野古移設の根拠とした「普天間の危険性の除去」については、翁長氏は「普天間も含めて基地は全て強制接収された。普天間は危険だから、危険除去のために沖縄が(辺野古で)負担しろと。こういう話がされること自体が、日本の政治の堕落ではないか」。70年前の沖縄戦で奪われた土地を返してもらうために、なぜ沖縄が基地を提供するのか、と辺野古移設を「唯一の解決策」とする菅氏に徹底的に反論しました。
朝日新聞の「時時刻刻」は、『会談用の原稿には「政府が埋め立てを強行するなら、県は今後いかなる行政手続きにも応じられない、と申し上げる」という一文すらあった。ただここにはペンで大きく「×」。翁長氏が冒頭発言で行政手続きに触れることなく、政治的な議論に持ち込む策をとった。背景には、移設阻止に向けた戦略の変化がある。これまでの行政手続きによる対抗策が「やや無理筋になっている」(県幹部)という認識があるからだ。』と解説をしています。
管理人は「政治的な議論」では見事に翁長知事が勝ちましたので、「行政手続きによる対抗策が無理筋」になったのではなく、さらに今後の「埋め立て申請の承認取り消し」に知事は自信があるのではないかと見ています。
政府と対峙した地方自治体の「行政手続き」で思い出すことは、ベトナム戦争の時に飛鳥田一雄横浜市長(後に日本社会党の委員長にもなり、衆議院選挙で東京一区から立候補し当選をした)の「村雨橋事件」のことです。飛鳥田一雄市長が、道路交通法の規定を適用し、横浜市内の村雨橋を輸送車が通過することを重量制限違反だとして拒否し、米軍の戦車の通行を阻止したました。しかし、政府は、車両制限令の改訂を閣議決定して、戦車の輸送を可能にさせました。
【watabatakeブツブツ】
【飛鳥田一雄生誕100年(下)】
沖縄県の「普天間飛行場代替施設建設事業に係る公有水面埋立承認手続について、法律的な瑕疵の有無を検証するため、第三者委員会」は遅くても7月までには答申をします。県民を裏切った仲井間前知事の承認手続きは必ず「瑕疵」があるでよう。沖縄県の「承認取り消し」に対抗して政府は「無効を確認すること」を提訴することでしょう。一方、沖縄県は裁判の結審まで「工事中止」の仮処分を申し立てるでしょう。その時国内外の世論は沖縄県に軍配を上げていることと想定しています。
翁長知事の冒頭発言全文は「琉球新報」で見ることができます。
朝日新聞の「時時刻刻」は、『会談用の原稿には「政府が埋め立てを強行するなら、県は今後いかなる行政手続きにも応じられない、と申し上げる」という一文すらあった。ただここにはペンで大きく「×」。翁長氏が冒頭発言で行政手続きに触れることなく、政治的な議論に持ち込む策をとった。背景には、移設阻止に向けた戦略の変化がある。これまでの行政手続きによる対抗策が「やや無理筋になっている」(県幹部)という認識があるからだ。』と解説をしています。
管理人は「政治的な議論」では見事に翁長知事が勝ちましたので、「行政手続きによる対抗策が無理筋」になったのではなく、さらに今後の「埋め立て申請の承認取り消し」に知事は自信があるのではないかと見ています。
政府と対峙した地方自治体の「行政手続き」で思い出すことは、ベトナム戦争の時に飛鳥田一雄横浜市長(後に日本社会党の委員長にもなり、衆議院選挙で東京一区から立候補し当選をした)の「村雨橋事件」のことです。飛鳥田一雄市長が、道路交通法の規定を適用し、横浜市内の村雨橋を輸送車が通過することを重量制限違反だとして拒否し、米軍の戦車の通行を阻止したました。しかし、政府は、車両制限令の改訂を閣議決定して、戦車の輸送を可能にさせました。
【watabatakeブツブツ】
【飛鳥田一雄生誕100年(下)】
沖縄県の「普天間飛行場代替施設建設事業に係る公有水面埋立承認手続について、法律的な瑕疵の有無を検証するため、第三者委員会」は遅くても7月までには答申をします。県民を裏切った仲井間前知事の承認手続きは必ず「瑕疵」があるでよう。沖縄県の「承認取り消し」に対抗して政府は「無効を確認すること」を提訴することでしょう。一方、沖縄県は裁判の結審まで「工事中止」の仮処分を申し立てるでしょう。その時国内外の世論は沖縄県に軍配を上げていることと想定しています。
翁長知事の冒頭発言全文は「琉球新報」で見ることができます。