「シリア、化学兵器条約に加盟=リスト提出は発効待たずに」と報道があるようにシリア政府は化学兵器禁止条約(Chemical Weapons Convention)を締結することを国連に通告しました。ロシアとアメリカの外相会談での合意もありアメリカの軍事介入は回避されるという歓迎すべき対応です。
「隗より始めよ」という格言がありますが、ロシアもアメリカも自国内に保有している化学兵器を廃棄が完了していないのですから、あれこれシリアにものを申す前に国際公約を実行すべきです。
さらに日本政府は中国大陸に持ち込み使用した化学兵器を調査し、吉林省ハルバ嶺の処理施設での廃棄処理を急ぐべきです。(中国遺棄化学兵器処理)そして遺棄された毒ガス兵器で被害を受けた中国人への治療と損害補償を行うことを要求します。(遺棄毒ガス問題ポータルサイトを参照)