一抹の不安が過る、甘利疑惑の東京地検強制捜査

甘利明前大臣の金銭授受疑惑で、東京地検特捜部は、8日、薩摩興業、UR（都市再生機構）などを強制捜査をしました。
今年1月の甘利前大臣釈明会見から既に三か月が経過しています。「いよいよ」か「やっと」なのか国民は東京地検特捜部の動向を注目していました。
国会ではTPP承認案と関連法案の審議が始まりましたが、実質的最高交渉責任者だった甘利氏を抜きにした審議は核心に迫ることができません。
甘利氏には「あっせん利得処罰法」違反には問えないのではないか。この法律はハードルが高いなどとの報道がチラチラと見え隠れしています。
東京地検は慎重な捜査をしたが、「立件すること」ができませんでいたと甘利氏を免罪し、それを待っていたかのように安倍首相は衆議院解散に打って出るのでるのではないだろうかという「一抹の不安」が過るのです。

しんぶん赤旗「政治とカネ」取材班の特集記事には、現地の写真と敷地の概念図、URと薩摩興業の補償案件経過表を掲載しました。
管理人は、現地を見ていませんが週刊文春などの記事から薩摩興業敷地図を作成しました。共産党千葉県委員会と県議団、白井市議団が更なる調査活動によって、東京地検が必ず立件できるような事実を解明することに期待しています。
しんぶん赤旗4月10日の３面から

管理人が作成（2月3日。8日に一部修正。）