友人Kさんからのメールを転載します。
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長谷川さま
私の家にある地球儀も子供が小さいときに購入したもので、ソ連のままです。
バルト三国、ポーランド、チェコなどは戦々恐々としていることでしょう。
長谷川さんのおっしゃる通り、「9条」堅持にとってはここが正念場ですね。
今後、自衛力増強の声は本格的に高まるでしょうし、改憲派にとっては絶好のチャンスです。
しかし、プーチンの「核兵器使用」発言をうまく逆手にとれば、護憲派に有利になるかもしれません。
たとえ自衛隊をいくら増強しようとも、改憲しようようとも、相手が最後に「核兵器」を持ち出してくれば、すべては無駄ですから。
結局、平和構築の手段は、最終的には核廃絶と軍備全廃しかないということを、いみじくもプーチンは今回はっきりと教えてくれました。
また、中国の静観の動きが気になります。今は火中の栗を拾うような危ないまねはしないでしょう。
しかし、いずれかの時点で仲介に動くとしても、油断できません。
ロシアに貸しを作り、欧米に貸しを作り、結果として、自分の存在抜きでは国際秩序は成り立たないことをアメリカに思い知らせることを狙っているような気もします。
そして、その上でさらなる経済発展を遂げて、政治的経済的に圧倒的な優位に立った時点で、武力を使うことなく台湾を統合するでしょう。
ロシアも北朝鮮も結局、すべて中国の駒のようなものではないでしょうか。
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(了)