朝日新聞を購読していますが、元旦号に折り込まれた「ASA祖師ヶ谷」所長徳淵守氏の新年挨拶が非常に格調高いものだったので転載します。
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昨年中は当ASA取扱い新聞をご購読戴きまして誠にありがとうございました。
新聞紙面から昨年を振り返りますと、悲喜こもごも色々な事がありました。
ロシアによるウクライナへの攻撃は収まる兆がなく、今なお世界中の政治・経済に深い影を落とています。民間人を標的にした無差別砲撃も激しさを増し、被害は学校や病院にも及びました。
緊張が続いていたパレスチナても新たな紛争が始まり、事は当事者間だけに留まらず、周辺諸国を不安定にさせています。欧米を巻き込んだ最悪のシナリオだけは回避しなければなりません。
相次ぐ失態で支持率が落ちていた岸田内閣に、裏金還流問題が追い打ちをかけました。児童手当拡充・大学無償化等の”思いつき政策”で挽回を図った矢先の出来事に、国の舵取りを不安視する有権者の声が師走の町中に広がりました。早急に真相をおおやけにしてほしいものです。
頻発する自然災害・異常気象が、排出ガスによる温暖化が原因なのは疑いの余地もなく、世界各地で甚大な被害をもたらしています。「人新世」なる言葉が真実味を増してきたように思います。
広島でのサミツトはゼレンスキー大統領の突然の登場もあり一定の成果は上げたものの、“グローバルサウス”を巧みに取り込み、国際会議での発言力を強めるプーチン氏と習近平氏のしたたかさの前では、色あせて見えてしまうのは私だけでしょうか。主催者とどちらが主役なのか霞んで見えました。
国内トビックスでは、コロナウイルスが5類に移行したのも束の間、ビックモーターの不正・政府による旧統一教会解散請求・ジヤニ―ズ解体・日大アメフト部廃部などの不祥事で、世間を騒がせました。
スポーッは、WBCでの侍ジャパンの活躍に始まり、大いに盛り上がった1年になりました。夏の甲子園では107年ぶりに慶応高校が優勝、阪神のセリーグ18年ぶりシリーズ38年ぶりの優勝、藤井聡太8冠の誕生、そして大谷翔平選手2回目のMVP獲得・史上最高額でのドジャース移籍に、日本人アスリートも“ついにこのレベルまできたのか”と感心なされた方が多いはずで、次世代を担う若いアスリートにとって励みになることは同違いありません。
さて今年はどの様な年になるのでしょう。戦火が収まり、平争な日々が戻ることを祈るばかりです。
私共販売店は、地道な取材と公正な調査報道を使命として日々つくられる新聞紙面を、迅速且つ丁寧に、お客様のお手元へお届けする義務を負っております。
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新しい年を迎え、引き続き皆様方のご支援とご購読を賜りますことを切にお願い申し上げます。
ご愛読の皆様方にとりまして本年もご多幸でありますことを心よりご祈念申し上げ新年のご挨拶といたします。
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(了)