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中谷防衛大臣、手榴弾は「他国軍に提供可能」と答弁

2015年08月04日 | 憲法・平和・人権・防衛
 中谷元(げん)防衛相は3日の参院平和安全法制特別委員会で、安全保障関連法案で他国軍に提供が可能となる弾薬に、手りゅう弾が含まれるかについて「火薬類を使用した消耗品で、提供は可能」と述べた。共産党の井上哲士氏への答弁。
 関連法案に含まれる重要影響事態法案と国際平和支援法案では、他国軍への後方支援の内容を拡大し、「現に戦闘行為が行われている現場」以外であれば、弾薬の提供も他国軍の武力行使と一体化せず、提供可能としている。
 中谷氏は、弾薬の定義について「一般的に武器とともに用いられる火薬類を使用した消耗品」とし、拳銃などの弾薬が含まれると説明。井上氏が「武器とともに使わない手りゅう弾はどうか」とただすと、「直接、人を殺傷することなどを目的としているが、火薬類を使用した消耗品で、提供は可能」と述べた。
 関連法案でも提供が認められない武器については、中谷氏は「直接人を殺傷するなどを目的とする機械で消耗品でないもの」としている。提供が認められていない武器には、手りゅう弾は含まれないとの認識を示したが、武器と弾薬の線引きのあいまいさが浮かんだ形だ。
<毎日新聞 2015年08月03日>
 日本が禁止条約を批准しているクラスター爆弾については、米国から要請があれば輸送が可能かについて「慎重に判断する」と述べるにとどめた。井上氏は「非人道的な兵器を使う片棒を担ぐのか」と批判した。
しんぶん赤旗

 管理人の父親は、第二次上海事変(日中戦争)で第九師団(金沢)輜重兵(補給部隊)第九聯隊に二等兵として応召しました。
 政府は「兵器」「武器」「砲弾・弾薬」を都合良く使い分けていますが、人を殺す「兵器」であることには間違いありません。

 2007年12月23日の南京大虐殺記念館式典に参加した後、邑江門祈念碑に下記のリボンをつけて献花をしました。
  日本軍第九師団輜重兵第九聯隊二等兵
  故長谷川幸二の長男
  日本中国友好協会東京都連合会新宿支部
  副支部長 長谷川順一
  中国を侵略した日本軍は父たちが運んだ砲弾・銃弾で中国人を殺害した
  その重罪を謝り、赦しを乞うためここに立つ
   二〇〇七年一二月一三日

 部隊史「追憶 金澤輜重兵聯隊」より

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