檜山平和ミュウジアムは、元慶応大学四谷支部(慶応大学付属病院)労組委員長だった檜山紀雄さんが蒐集した戦争遺物品を自分のマンションの一室を展示室にしてあります。
「実物を触って知る戦争」というのが檜山さんのモットーです。
遊就館でも三八式歩兵銃はガラスケースの中で触れる事は出来ませんが、約4キログラムの重さをズッシリと感じることで帝国陸軍(皇軍)の本質を実感できます。
各地の「平和のための戦争展」に無料で貸し出していて好評を博しています。この三年間では東京・中央区、杉並区、大田区、千葉県船橋市、流山市、佐倉市、婦人民主クラブ等約30カ所の戦争展や集会に貸し出してきました。昨日は中山弘子新宿区長も見てくれました。
檜山さんは管理人にも靖国神社・遊就館関連の遺物を多数寄贈してくれましたので、ガイドの時に使わして頂いています。例えば戦前は遊就館の中に「乃木希典の部屋」があり、その時の「絵はがき」があります。絵はがきに写っている日露戦争南山で戦死した勝典(長男)、二〇三高地で戦死した保典(次男)の写真は、現在乃木神社社宝館に展示されています。
主な戦争遺品
●三八式歩兵銃と銃剣
●ドイツ製モーゼル歩兵銃
●防毒ガスマスク
●勲章類
●金属供出後の代用品(鰹節削り器、学生釦など)
●大東亜戦争開戦の詔書、終戦の詔書を報道した新聞
●陸軍正式軍装類
●大正時代、昭和時代の教科書、宿題日誌
●米軍の焼夷弾(一部)
●戦時中の雑誌類
●戦時中の煙草(光、バット)