霊峰白山を描く（準備篇）

　白山は、富士山（3,776㍍）、立山（3,015㍍）とともに日本三名山の一つに、また富士山、御嶽山（3,067㍍）とともに日本三大霊峰の一つに数えられ、山頂部は、御前峰（2,702m）、大汝峰（2,684m）、剣ヶ峰（2,677m）で構成されている。

　昨年末に粟津温泉「法師旅館」で宿泊したときは、金沢駅から加賀産業道路を特急バスで往復した。2月末に山代温泉「山下屋」で宿泊したときは、国道8号線金沢バイパスを山下屋のマイクロバスで往復した。両日とも手取川付近から見えた白山の眺望は素晴らしかったので是非描きたいと思った。

　4日（日）は朝から晴れたので、スケッチ道具を入れたナップサックを担いで金沢駅に向かった。JR北陸本線小舞子駅で下車し、「呉竹文庫」に寄った。ここの目の前にある「野鳥観測所」あたりがスケッチポイントであると教えられた。美川橋を渡り、「石川ルーツ交流館」付近の土手に上がってみたが、白山山頂はガスっていたので眺望には確信が持てなく、そのままJR美川駅から帰宅した。

手取川河口から日本海を望む

対岸に呉竹文庫を望む

呉竹文庫付近の堤防から白山方面を望む

石川ルーツ交流館にある「石川県廳趾」の石碑

 

　インターネットで調べてみたら、石川県のサイトに「白山眺望スポットガイド」があった。呉竹文庫付近は「手取川河口付近に位置するこの界隈は、手取川越しに均整のとれた姿の白山を望むことができます。」と説明されていた。

　「自然の姿が最もよく残っている木場潟も県内有数の眺望ポイントです。ヨシの茂る湖面と調和した白山の風情は県内を代表する眺望景観です。」と説明されている木場潟（西園地）は、JR小松駅から小松バスに乗車すれば到達できるポイントと思われるので、晴れた日には早速出かけようと思った。

 

　管理人が野外スケッチをするポイント条件は、眺望だけでは無く、公共交通機関の利便さと、公衆トイレが近いことが重要となる。ここ数年は加齢による頻尿だけでは無く、大腸筋の働きが衰えたことによって、大便の回数も増えたので公衆トイレの存在を重視せざるを得なくなったのである。(;。;)

　昨年、富士国際旅行社から「大連・旅順を訪ねる・坂の上の雲ツアー」のガイドを依頼されたが、中国のトイレ事情はホテルと一流レストラン以外は最悪なので、加齢による肉体的状況と、変形性股関節症で膝が曲げられない為に洋式トイレで無ければ用がたせないことを説明して、残念ながらお断りをした次第である。