<自転車>3人乗り再検討…警察庁、対応車開発を業界に要請
道路交通法で禁止されている自転車の前かごと荷台の両方に幼児を乗せる「3人乗り」について、警察庁が容認の方向で検討を始めた。母親らからの要望が相次いだため。しかし、3人乗りでも安定走行ができる自転車の使用が前提となる。(毎日新聞)
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このことは下記のニュースにあるように母親達の反対の声が国を動かしたものです。
管理人も二人の子どもを産休明けから保育園の送り迎えをしましたが、おしめの取り替えや、玄関で泣いてしまうことも度々あり、特に月曜日の朝の大変さはお役人や国会議員には理解できないでしょうね。
当面は安定性がある三輪自転車の荷台を改造すれば可能と思いますが価格が高いこともあるので、行政が購入資金の補助をすべきと思います。
2月28日20時16分配信 J-CASTニュース
「自転車3人乗り」禁止 幼児持つお母さん猛反発
幼児を前後に乗せる自転車の「3人乗り禁止」が、08年春にも明文化されることに、小さい子供を持つ親が大反発している。特に東京は保育園への車での送迎が原則禁止されているため、「生活が不便になる」「子供一人を家に残していけない」「子育て支援に逆行する」という悲鳴に似た声が聞こえる。しかし、警察庁は交通安全を考えれば当然のこと、としており、この騒動は簡単に収まりそうに無い。 ■違反であっても「見逃されてきた」 警察庁は「交通の方法に関する教則」を約30年ぶりに改正するにあたって、自転車については、補助椅子を使ったとしても3人乗りは「できない」などと明文化する方針だ。違反した場合は「2万円以下の罰金または科料」にするという。早ければ08年春に、遅くても08年6月19日までに実施される計画だ。もともと3人乗りは禁止で、特例として、ひもを使って1人をおんぶし、補助椅子に1人を乗せて運転することは認めている自治体もある。ただ、荷台を使って前後に乗せた3人乗りについては、違反であっても「見逃されてきた」経緯がある。 3人乗り禁止について、親たちから反対の意見が多く出ている。 「赤ちゃんを寝かせて外出するのと、母親が責任を持って自転車で一緒に行動するのと、どちらが危険なことでしょうか」(朝日新聞08年1月19日付け、『声』) 「どうやって保育園に送ったら? 少子化対策、子育て支援に逆行します」(東京新聞08年2月11日付け、『応答室だより』) 産経新聞の08年2月26日付けの大阪版には東京在住の女性会社員(33)の意見が掲載された。 「2、3歳の子供は歩くより、自転車に乗せたほうが、まだ安全。(政府は)少子化で子供をつくれ、つくれというけど、子供が2人以上になったら、自転車にも乗れないなんて…」 ■3人乗り容認を求めて徹底抗戦する NPO団体「OTA子育て支援ネットふぼれん」(東京都大田区)は、3人乗りの禁止について「断固反対!」の立場で、その趣旨を会員250人にメールで伝えた。菅野司事務局長はJ-CASTニュースの取材に対し、子育てをしたことがない、自転車に乗っていない人が作った法律に思えてならないと見る。 「保育園に子供を預けるお母さん達は平均3人の子供を生んでいる。都内は車での送り迎えが原則禁止のため、3人乗りになってしまうのが普通。これでは、まるで2人目の子供を作るな、と言っているようなもの。危険なのは子供を自転車に乗せたまま親がその場を離れることで、それに気を付ければ3人乗りは危険だとは言えない」 3人乗り容認を求めて徹底抗戦するつもりなのだという。 警察庁には3人乗りの禁止について多くの問い合わせが来ている。ただ、考えを変えるつもりはないようだ。 「子供を一人家に残していけばいいのか、などと様々な意見が来ています。でも、3人乗りは元々違反行為ですからね。『3人乗り、4人乗りをしている親がいて危ない』という市民の声もありますからね」 |