葵から菊へ&東京の戦争遺跡を歩く会The Tokyo War Memorial Walkers

パソコン大好き爺さんの日誌。mail:akebonobashi@jcom.home.ne.jp

富士国際「旅のがっこう」-靖国神社勅使参向見学ツアー-

2018年10月20日 | 歴史探訪<靖国神社>
富士国際旅行社「旅のがっこう」-靖国神社勅使参向の見学ツアー-を文化資源学会の春日恒男さんと二人で18日9時から15時まで講師をしました。

昼食と質疑応答は九段下ホテルグランドパレスで行いました。
管理人への質問は①「西郷隆盛は、名誉回復をして上野に銅像が建立されたが、何故英霊として合祀されなかったのか。」②「昭和天皇はA級戦犯14人の合祀以降、靖国神社へ参拝しないことは知っているが、今上天皇が参拝しない理由は何だろうか。」
①明治政府の一連の近代化政策により、士族の没落は決定的となり、各地に反政府士族の反乱(佐賀の乱、神風連の乱、秋月の乱、萩の乱)が相次いだが、国内最大の反政府勢力は西郷隆盛擁する鹿児島県士族だった。
熊本城の戦いで戦死した谷計介を顕彰した「軍人亀鑑」、陸軍士官学校生徒33人が戦死した「士官学校生徒之碑」、西南戦争戦歿者の「表忠碑」が、靖国神社付属地に建立したことに見られるように政府軍と賊軍の薩摩軍の対比がある。9月24日城山で自決した西郷隆盛は、憲法成立の恩赦で名誉回復したとは言え「賊軍の総大将」は、英霊には出来なかっただろう。
②「天皇のおことばやご感想」に見られるように、平和志向の今上天皇は、武道館の政府主催 「全国戦没者追悼式」に出席し、千鳥ヶ淵戦歿者墓苑に献花はしても、靖国神社には参拝(御親拝)はしないだろう。



富士国際旅行社は、今後のインバウンドを見据えて「平和のための通訳案内士講座」を開催しています。右端は講師の奈良勝行さんです。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 靖国神社勅使参向の乗用車に... | トップ | 金融庁「節税保険」監督を強... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

歴史探訪<靖国神社>」カテゴリの最新記事