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NHKはのぞき見劇場か

2007年01月01日 | 絵画・音楽・文学・映画・演劇・テレビ

大晦日の紅白歌合戦を見ていたら若い歌手が歌っているときにバックダンサーが乳房を出し、下腹部は植物か果物によって隠されていました。その後に総合司会の三宅アナが「あれは裸ではなくボディースーツです」と言い訳のコメントを言っていました。

20数年前のことですが新宿区の高田馬場駅に近い、ある小学校の前のビルの地下1Fに「のぞき見劇場」がオープンしました。その小学校のPTAが新宿区議会にのぞき見劇場反対の陳情書を提出されました。私と同僚議員がもう一つのところに視察に行きました。怖いお兄さんに入場料金を払い中に入りました。外に出るときに、おそるおそる階段の幅を手を広げながら計りました。

新宿区役所と保健所の言い訳は興業場法と新宿区の条例に適法であるから許可したということでした。ところが建築基準法では興業場の建築物の階段の幅は2メートル必要となっています。ところがこのビルの階段は一般住居用の基準1.2メートルしかありませんでした。まさにのぞきに劇場は建築基準法違反なのです。

それと同じ事が「裸ではなくボディースーツ」という言い訳なのです。

そもそも舞台芸術、映像芸術のことを天下のNHKは分かっているのでしょうか。華やかなNHKホールのステージも裏から見ればベニヤ板のセットなのです。それを芸術の域まで昇らせるのが舞台芸術家であり、映像技術者なのです。ボディースーツだからというならば人形劇はどうなるのでしょうか。裸体の人形ならば許されるのでしょうか。人形がセックスシーンを演じても「人形でした」と三宅アナは言いますか。

今NHKに対する国民の批判は強いのです。なぜならば国民の期待に応える番組が少なくなっているのです。一方では政府や与党の自民党からの圧力も強まっています。今回の事件は通常国会で政府と与党から格好の材料になるでしょう。

NHKは国民のために「言論の自由」を死守して下さい。視聴率を民放と争わず、じっくりと構えて下さい。お願いします。

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