福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

速報 聖トーマス教会「マタイ受難曲」公演情報

2014-02-04 23:04:11 | コーラス、オーケストラ
福島章恭HP http://www.akiyasuf.com


本日、ライプツィヒ・バッハ資料財団より電話が入りました。
福島章恭&東京ジングフェラインによる聖トーマス教会「マタイ受難曲」公演の日程が、2016年3月にほぼ決まった、との嬉しい報せ。
昨年8月の演奏そのものはもちろん、団員諸氏の礼儀正しさ、教会で演奏する意義への理解の深さ、などが関係者に高く評価されている、とのこと。

詳細はこれからですが、おおよそのゴールが決まったことで、気持ちが引き締まります。レッスンにも弾みがつくことでしょう。

さあ、張り切っていこう!

ライプツィヒ・バッハ資料財団 高野昭夫さんと

ザクセン・バロックオーケストラのチェロ奏者 ハルトムート・ベッカーさんと

 

樹齢1,500年の大楠にパワーを授かる

2014-02-04 17:19:28 | コーラス、オーケストラ
福島章恭HP http://www.akiyasuf.com






富士のコンサートを終え一段落、リフレッシュのため鹿児島に帰省中の両親を訪ねました。



両親の生まれ育った姶良市蒲生町の誇りは、樹齢1,500年の日本一の大楠。1952年に国の特別天然記念物に指定されております。

改めて、物凄いパワースポットですね。巨木の幹や枝々から霊的なエネルギーが降り注いでくるのを全身で受け止めて参りました。



この霊力は並ではありません。滞在中、日に一度は訪ねたいと思います。

 

あれから15年 ~ 堤俊作先生へのご恩を忘れることなかれ

2014-02-04 00:36:43 | コーラス、オーケストラ
福島章恭HP http://www.akiyasuf.com


富士ベートーヴェンコーラスの「ロ短調ミサ」公演於けるオーケストラのバッハと演奏会に対する素晴らしい献身については既に書いたが、今回はひとつ嬉しいサプライズもあった。ホルン奏者、下田太郎さんとの再会である。超絶技巧の求められるコルノ・ダ・カッチャ(狩のホルン)をナチュラルホルンで見事に吹き切ってくださった。

下田さんの独奏を始めて聴いたのは他ならぬ富士ロゼシアター。その曲目は堤俊作先生の指揮による「第九」の前プロとしてのリヒャルト・シュトラウスのホルン協奏曲であった。今でもその堂々たる演奏の印象は消えないでいる。
一方、メインプログラムの「第九」の合唱指揮を担当したのが私であり、これが私の富士市への初見参。
下田さんにしろ、私にしろ堤先生の強力な推薦なしにはあり得ないお仕事だったわけであり、改めて堤先生へのご恩を感じるとともに、再会の会場が会場だけに堤先生によるお引き合わせのようにも思えるのである。

「15年ぶりです」
と下田さんに言われて、ああもうそんなに経つのか。ということは、あの時、エネルギッシュに指揮をされていた堤先生は今の自分より年下ということになるのだと気付いて深い感慨に浸ってしまった。

昨年9月に惜しくも亡くなられた堤先生へのご恩返しはまだまだ十分とは言えない。せめて、堤先生の種蒔きによって一度は花の咲いた富士市の音楽文化の火を絶やさぬよう奮闘するのだ、と改めて決意した次第である。