ジャスには疎い。
少し前まで何を聴いても同じに聴こえたものだ。
即興演奏は凄いと思うけれど、どれもパターンが似ていて、ベートーヴェンの緻密さには敵うまい、とは今でも思う。
もっとも、ジャズ愛好家からすれば、ブルックナーの交響曲だってどれも同じに聴こえるに違いないから、お互い様だ。
それでも、時々マイルス・デイヴィスを聴くのは中山康樹が「マイルスを聴け!」と言ったからに他ならない(笑)。
ところで、今日、ボクがジョン・コルトレーンを聴いたのは、米CLASSIC RECORDS社による復刻レコードと出会ってしまったからだ。他に何ひとつ理由はない。同社のアンセルメ指揮のロイヤル・バレエ・ガラ復刻盤の超弩級の音に衝撃を受けてからは、ジャンルを問わず、この45回転片面プレス透明盤によるシリーズ(赤箱)を収集することに決めたのである。急いで集めるにはワケがある。米CLASSIC RECORDS社は、もう解散してしまっているので、日に日に市場から消えてゆく、或いは価格が高騰していくのだ。そのふたつとの追いかけっこである。
というわけで、コルトレーンについては、恥ずかしながら、まだウィキペディア程度の知識しかないのだが、何の先入観もないままに針を降ろしたこのアルバムには心奪われた。この演奏を批評することはおろか、自分の心の動きすら説明する力は今のボクにはないけれど、徐々に認識を深めていきたいと思う。
因みに、下の写真。
レコード盤にコルトレーンの透かしが入っているわけではなく、盤をジャケットの上に置いて撮影したまでのことである。
<John Coltrane / Blue Train>
1. Blue Train |
2. Moment's Notice |
3. Locomotion |
4. I'm Old Fashioned |
5. Lazy Bird |
JOHN COLTRANE: Tenor Saxophone
LEE MORGAN: Trumpet
CURTIS FULLER: Trombone
KENNY DREW: Piano
PAUL CHAMBERS: Bass
PHILLY JOE JONES: Drums
因みに、昔、こんな記事も書いていたのを思い出したので、リンクを貼っておく。ご参考までに。
http://blog.goo.ne.jp/akicicci/e/68d40fc7fb5ac76a5685866bfcd6dcc8