福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

2017年を振り返る

2018-01-02 22:38:08 | コーラス、オーケストラ



激動の2017年が終わり、2018年の幕が開きました。振り返るに実に濃密な日々でありました。

①自分の指揮によるコンサート
1月
富士ベートーヴェンコーラス演奏会
ブラームス「ドイツ・レクイエム」、高田三郎「啄木短歌集」
ピアノ:杉山倍美、小沢さち

3月
長岡リリックホールに於けるモーツァルト「ジュピター」&「レクイエム」

4月
リスト十字架合唱団によるリスト「十字架の道行き」
オルガン:小沢さち

8月
女声合唱団スウィング ロビン第3回コンサート
ピアノ&オルガン:古門由美子

9月
大阪クラシックに於ける大阪フィル合唱団との高田三郎「水のいのち」
ピアノ:尾崎克典

11月
東京オペラシティ・タケミツメモリアルに於ける壮行演奏会
モーツァルト「レクイエム」「40番」「魔笛」序曲

12月
・ウィーン シュテファン大聖堂に於けるモーツァルト追悼「レクイエム」
・ウィーン カプツィーナ教会に於けるハプスブルク家に捧げるモーツァルト「レクイエム」オルガン:小沢さち

②大阪フィル合唱団の合唱指揮者として
1月
ニューイヤーコンサート
円光寺雅彦指揮

4月
オルフ「カルミナ・ブラーナ」大植英次指揮

7月
バーンスタイン「ミサ曲」井上道義指揮

10月
ドヴォルザーク「テ・デウム」ラドミル・エリシュカ指揮

12月
「躍動の第九」 井上道義指揮
「第9シンフォニーの夕べ」 尾高忠明指揮

それぞれ忘れがたいコンサートですが、自分の指揮によるものでは、母の死の4日後=11月16日東京オペラシティに於ける壮行演奏会から、12月5日、6日につづく、ウィーンのシュテファン大聖堂&カプツィーナ教会に於けるモーツァルト「レクイエム」公演がクライマックスであったことは間違いありません。自分の音楽人生に於いて忘れられない日々となることでしょう。

学友・崔文洙さんをコンサートマスターに、さらにフルート高野成之さんを管楽器のリーダーとして結成した東京ヴェリタス交響楽団とのモーツァルト「魔笛」序曲と「40番」も、実に美しい指揮体験でありました。

大阪フィル合唱団とのお仕事では、大植先生との「カルミナ・ブラーナ」、井上道義先生とのバーンスタイン「ミサ曲」、エリシュカ先生とのドヴォルザーク「テ・デウム」など、どれも意義のある印象深い演奏会でしたが、次期音楽監督・尾高忠明先生との「第九」では、大阪フィル合唱団とともに、これまで積み上げてきたことが、ひとつ花開いたような確かな手応えを覚えました。
これから、マエストロ尾高と、どのような作品をご一緒できるのか、本当に楽しみとなったところです。

そのほか、ラフォルジュルネ参加のため、バカロフ「ミサ・タンゴ」および「第九」を東響コーラスさんとレッスンできたことは大きな歓びでありました。またの共演を待望しております。





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