福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

ヴェリタス・クワイヤー東京 ホームページ開設!どうぞ、ご贔屓に!!

2019-03-05 07:00:00 | コーラス、オーケストラ

ドイツ・レクイエムとジークフリート牧歌の余韻の燻る中、一念発起して、ヴェリタス・クワイヤー東京Veritas Choir Tokyoのホームページを立ち上げました。

いつも、団名をつけるときには、画数を調べたり、文字の配列を吟味したり、乏しい姓名判断の知識を駆使するのですが、今回はフィーリングだけで決めました。

これは、自分にとっては異例のことです。

普通にヴェリタス・クワイア東京でも良かったのですが、そして、今もどちらが良いのか分からないのですが、ヴェリタス・クワイヤー東京の方が、何となく勢いのあるような気がしたのです。

東大和モツレクとサントリーホール公演が立てつづけにあって、終わるや否や、新合唱団の設立ということで一種のハイな状態にあったのですね。

まあ、この名前で、団員募集チラシも印刷したし、ホームページも開設してしまったので、もう後戻りは出来ません。

開設までのすべての作業を終えるのに丸1日を費やしました。致命的なミスを犯して、大幅なやり直しがあった割には、これくらいで済んでよかったかなあ、と。

数年前、自分の個人のホームページを作ったことがあって、そのときの経験が生きていたのですね。

作りながらいろいろ思い出して、半ばからは、スピードも精度も上がったように思います。

ところで、自分個人のブログですが、オーディオシステムの写真やら何やらアップして悦に入っていた(笑)のですが、管理がたいへんなので1年で畳みました。

当ブログ記事でさえ、毎日更新する余裕もなく面目ありません。

しかし、ヴェリタス・クワイヤー東京のHPは、なかなか気に入っています。

練習予定の更新はもちろんのこと、いずれ、音源や映像を貼れるとよいなあ、などと考えています。

どうぞ、末永くご贔屓に!!

ヴェリタス・クワイヤー東京 ホームページ:https://www.veritas-choir.com

 


ヴェリタス・クワイヤー東京 団員募集 ~ ベートーヴェン:ミサ曲ハ長調を歌おう!

2019-03-01 23:43:53 | コーラス、オーケストラ

ヴェリタス・クワイヤー東京 新規立ち上げ&団員募集

ベートーヴェン ミサ曲ハ長調op.86

福島章恭の指導・本番指揮を通して西洋音楽の本質・作曲家との対話、魂の感動を求める新しい混声合唱団です。

画期的な発声メソードにより、あなたの声が生まれ変わります。

ブラームス「ドイツ・レクイエム」サントリーホール公演を成功裏に終えたヴェリタス・クワイヤ・ジャパン(写真)を発展的に解散しでの新規スタート。

ともに幸せな合唱団を作りあげてゆきませんか?

ミサ曲ハ長調とは?
晩年の大作「ミサ・ソレムニス」の蔭に隠れがちながら、「運命」「田園」交響曲を生んだ「傑作の森」と呼ばれる時期の感動作。ナポレオンへの献呈も検討されたということからも、このミサ曲に寄せるベートーヴェンの自信が伺えます。

指揮:福島章恭
管弦楽:ヴェリタス交響楽団(在京一流プロ奏者による)

演奏会:2020年秋頃
会場:都内または近郊(横浜、川崎等)を予定

合唱指揮 福島章恭 https://blog.goo.ne.jp/akicicci
副合唱指揮 沼田臣矢 https://numata.work
ピアノ 小沢さち

入会費 2,000円
月謝 4,000円(3回~5回実施の場合)
*月2回実施の場合は3,000円としますが、2019年3月に限っては特別価格2,000円とします。
*楽譜代、演奏会費用等は別途
*準会員制度あり(年会費2,000円+1レッスン1,500円)

レッスン
毎週金曜日 18:45 ~ 21:00(休みの週もあり)
会場:ラトリエ ドビュッシーホールほか 
〒150-0011  東京都渋谷区東1-26-30 渋谷イーストビル 1F 
*渋谷駅 16b から徒歩約6分 埼京線新南改札より徒約4分 http://www.latelierbyapc.com/latelier/access.html

 

練習予定会場の特記なきものはドビュッシーホールにて)
3月15日(金)、29日(金)
4月5日(金) 、*12日(金) 北とぴあ ツツジホール・リハーサル室、*19日(金) 北とぴあ ツツジホール・リハーサル室26日(金)
5月3日(祝・金)13:00 ~15:45 
5月10日(金)、17日(金)、24日(金)、*31日(金) 北とぴあ ツツジホール・リハーサル室
6月7日(金)、28日(金) 
7月5日(金)、12日(金) 

以後、更新予定

以上、詳細の変更の可能性あります。
宜しくお願いします。

お問い合わせ・お申し込みは、e-mail:veritas.choir.tokyo@gmail.com または、当ブログのメッセージ覧にて(もちろん、公開はいたしませんのでご安心ください)。

♪見学自由&無料 ~どうぞ、お気軽にお越しください。


ドイツ・レクイエム公演に寄せられた文章たち その2

2019-03-01 00:39:48 | コンサート

今回は、Facebook友人にして、音楽鑑賞仲間、しかし、まだラーメン屋にはご一緒したことはない、という中村匠一さん文章をご紹介します。

5枚の絵を組み合わせた下の写真も中村様のものです。

なお、写真右上のお花について補足説明します。「塩水港精糖株式会社」は、父が高校卒業以来定年まで務めていた会社です。

かつての父の部下たちが、いまは会社の中核を担っており、「お世話になった福島さんの息子さんの演奏会を応援しよう」

ということで、プログラムに広告を出してくださったり、前回は出演者のみならず、お客様にまでオリゴのおかげの試供品をプレゼントしてくださいました。

この場を借りて、心よりのお礼申し上げます。鹿児島より上京中の父もたいへんに歓んでおります。

また、本番前の慌ただしさに、このお花の写真を撮りそびれていたので、こういう形でブログに記録できることは有り難い。中村匠一さんには二重の意味で感謝致します。

 

昨日は、サントリーホールで行われた福島章恭先生が指揮された、ブラームス「ドイツ・レクイエム」の演奏会に行ってまいりました。

メインの「ドイツ・レクイエム」の前のプログラム、ワーグナーの「ジークフリート牧歌」も含めて、素晴らしい演奏だったと思います。タクトを使わず、両手で大きな弧を描くような福島先生の指揮から紡ぎだされる音楽は、大きな呼吸を感じさせてくれるものでした。

「牧歌」の演奏を聴いて思ったことは、これは勿論小編成オーケストラのための作品=管弦楽曲なのですが、その根底に流れているものはやはり「歌」なのだろう、という事であり、この音楽を伸びやかに歌わせるためには、反復するフレーズであっても惰性で繰り返すのではなく、そのフレーズの「入り」から終結まで入念に、精魂込めて演奏しなければならない、という事でしょうか。

福島先生が「盟友」と言われるコンサートマスター、崔文洙さんが引っ張る弦セクションは勿論の事、管のメンバーもその福島先生の思いに大いに共感を持って演奏されていることが良く伝わってきました。特に見事なホルンのソロとユニゾンを聴かせてくれた女流奏者のお二方=(プログラムによると)北山順子さんと田中みどりさん の演奏には、改めて心からの称賛を捧げたいと思います。

メインの「ドイツ・レクイエム」は福島先生もプログラムの挨拶文で「破格の大編成」と書かれた通り、サントリーホールのステージ後方、通称「P席」と言われるスペースを埋め尽くすほどの多くのメンバーが乗られていましたが、その合唱とオーケストラの合奏の響きがどちらが不足するでもなく、突出するでもなく、非常に良いバランスで聴けたのが印象に残りました。

そして、バリトンの与那城敬さん、ソプラノの平井香織さんはオーケストラの後方、合唱団のすぐ手前で歌うのですが、今回の会場ではソロと合唱の距離が近いこともあるのか、その繋がりが実にスムーズで、お二人の歌唱が存在感を示しながら、スケール感のあるコーラスが作り出す響きに自然にとけこんでいくのが実に印象的でした。

特に第6曲の「われらここには、とこしえの地なくして」の起伏に富んだ展開から終曲の安らぎに満ちた世界に至るまでの流れは圧巻でした。この曲では、ティンパニ奏者としてクレジットされている村本貫太郎さんのバチさばきが素晴らしかった。書で言うならば、「ハネ」や「トメ」といった、全体の音楽の荘厳さ、流麗さを形作る上で欠かせないアクセントを村本さんのティンパニは見事に体現している、そう感じました。

この日はステージの真横にあたる席が左右空けられていたのですが、それによる音響の違いも新鮮でした。特に歌というエネルギーが前方に向かって放射される音においては、そのエネルギーがロスなくこちらに進んでくる、そして、ティンパニやコントラバスの低域ががっちりと下支えをする、という私にとってはこの「ドイツ・レクイエム」を理想的な環境で聴けたという思いがあります。福島先生は、指揮者であると同時に、熱心なレコード蒐集家でもあり、その再生にもひとかたならぬ拘りをお持ちの方ですが、そういう音響に対する鋭い感性がこのステージにも表現されていたような気がします。

プログラムに書かれていた、国際親善音楽協会の丸尾さんの文章によると、6月には、ベルリンフィルコンサートホールにおいて、ベルリン交響楽団とともに、この「ドイツ・レクイエム」の公演が決定しておられるとのこと。今回の演奏会の成功をお祝いするとともに、そのベルリンでの演奏会の成功も祈念して、素晴らしい演奏を聴かせて頂いた、福島先生とヴェリタス交響楽団、ヴェリタス・クワイア・ジャパンの皆様に心からの感謝を。


ありがたや、ありがたや ~ ドイツ・レクイエム公演に寄せられた文章たち

2019-03-01 00:17:44 | コンサート

拙ブログとおなじgooblogに執筆されているアントンK氏のアントンK「趣味の履歴簿」に嬉しい記事がありました。

「ああ、アントンKさんは、我々の演奏を深いところで理解されておられるのだな」というとが伝わってきて深い感慨に浸っている。関係者にはもちろん、当日、会場にいらっしゃれなかった方にも知って頂きたく、ここに紹介致します。

「今回の演奏では、指揮者福島章恭氏の懐の大きさを見たようで、さらにまた別の楽曲で聴いてみたいという気持ちになっている。あれほどまでに独自性が強く、自分の想いを具現化できる指揮者は、そうそういないと思われるからだ。前回鑑賞したモーツァルトの大ト短にしろ、今回のジークフリートにしろ、ある意味音楽がそそり立っており、これが孤灯の芸術美ということを示した演奏だったのだと思える。だからこそ聴衆は、彼のベートーヴェン、そしてブルックナーを心待ちにしているのだ。想像しただけでワクワクするではないか・・」

https://blog.goo.ne.jp/antonrokuichi/e/12ad28f4af1cb0db7227aaadee33fd71?fbclid=IwAR2kPL8rwyGkVH7pIvC2NFfJSvTIT9tY4a9GlIyildvP3JCLA026JuPZgrY

 

また、素敵なソプラノ独唱を披露してくださった平井香織さんは、Facebookにこのようなご感想を寄せてくださいました。

「ブラームス「ドイツ・レクイエム」終了しました。

私自身はいつもの事ながら反省しかありませんが💦極度の緊張に襲われた事に自分自身が驚いてしまいました😭

ゆったりと柔らかながら濃密な音楽を作り上げるマエストロの的確な指揮ぶり。

崔さん率いる奇跡のオーケストラ
何がどう素晴らしかったか語るのも無粋なくらい⁉️…素晴らしいメンバー(しかいない!)

全国からこの曲を演奏する為に集まった合唱団。
徹底した発声と音楽作りでこの大曲に果敢に立ち向かい、フォルテでも決して叫ばず丁寧に丁寧に歌われていました👏

バリトンソロの与那城君、オペラ「金閣寺」が終わったばかりなのに疲れも見せず安定の歌唱。流石です。

お世話になった皆さま、ご来場の皆さま、ありがとうございました。」

 

また、池田卓夫さんのブログ:iketakuhonpoにも、”福島章恭の静謐な祈り、「独逸鎮魂曲」”という有り難い記事があるのですが、わたしのやり方が拙いのか、うまくリンクが貼れません。

興味のある方は、池田卓夫さんのお名前で検索してみてください。

どうぞ、宜しくお願いします。