舞踏の夜
赤い紐がなみうつままの
火と火の間をかげがよこぎり
かべにのぼったままかえってこない
ひとはひとのかげを
かべにうつしこみ かべとかす
みゃくみゃくとうごめく
その音とおどっていた
帽子を脱いだ 赤い紐とかげの分身
みあげたら
火の路のトンネルのてまえのような
半分に切り取られた三日月がころがり
赤い紐がなみうつままの
火と火の間をかげがよこぎり
かべにのぼったままかえってこない
ひとはひとのかげを
かべにうつしこみ かべとかす
みゃくみゃくとうごめく
その音とおどっていた
帽子を脱いだ 赤い紐とかげの分身
みあげたら
火の路のトンネルのてまえのような
半分に切り取られた三日月がころがり