明鏡   

鏡のごとく

憲法改正語る鳩山元首相に「資格ない」と批判

2011-12-16 20:51:28 | 日記
憲法改正語る鳩山元首相に「資格ない」と批判


 鳩山元首相は16日、憲法改正手続きの緩和を求める超党派の「憲法96条改正を目指す議員連盟」の総会で講演し、「(憲法条項の)統治機構は時代とともに変わるので、変えやすくするべきだ」と述べ、条項によっては発議要件などの手続きを緩和すべきだとの考えを示した。


 会合では、自民党の宇都隆史参院議員が「(鳩山氏は)首相の間、一度も憲法改正の話をしなかった。語る資格はない」などと鳩山氏を厳しく批判する意見も出た。宇都氏は同日付で議連を脱退した。

(2011年12月16日19時44分 読売新聞)~~~~~~~

民団に行っている鳩山氏であるから、外国人地方参政権に動く布石と見て取れる。
危険である。
おおさかいしんの会においても、小沢氏においても、その動きに連なっているような動きに、日本国民は注意が必要であるのは確かである。

国民の生活が一番等と言う、見せかけの動きに騙されないようにしたい。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
以下、うぃきより抜粋

日本国憲法第96条
日本国憲法 第96条(にほんこくけんぽうだい96じょう)は、日本国憲法第9章「改正」にある唯一の条文で、日本国憲法の改正手続について規定している。

目次 [非表示]
1 条文
2 沿革
3 解説
4 「国民投票による過半数」の意義
5 修正条項論
6 関連条文
7 脚注
8 関連項目
条文 [編集]

第九十六条[1] この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。

憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。
沿革 [編集]

参考文献情報  [表示]
大日本帝国憲法
第七十三條
將來此ノ憲法ノ條項ヲ改正スルノ必要アルトキハ勅命ヲ以テ議案ヲ帝國議會ノ議ニ付スヘシ
此ノ場合ニ於テ兩議院ハ各々其ノ總員三分ノ二以上出席スルニ非サレハ議事ヲ開クコトヲ得ス出席議員三分ノ二以上ノ多數ヲ得ルニ非サレハ改正ノ議決ヲ爲スコトヲ得ス
第七十四條
皇室典範ノ改正ハ帝國議會ノ議ヲ經ルヲ要セス
皇室典範ヲ以テ此ノ憲法ノ條規ヲ變更スルコトヲ得ス
第七十五條
憲法及皇室典範ハ攝政ヲ置クノ間之ヲ變更スルコトヲ得ス
憲法改正要綱[2]
三十一 両議院ノ議員ハ各々其ノ院ノ総員二分ノ一以上ノ賛成ヲ得テ憲法改正ノ議案ヲ発議スルコトヲ得ル旨ノ規定ヲ設クルコト
三十二 天皇ハ帝国議会ノ議決シタル憲法改正ヲ裁可シ其ノ公布及執行ヲ命スル旨ノ規定ヲ設クルコト
三十三 憲法及皇室典範変更ノ制限ニ関スル第七十五条ノ規定ヲ削除スルコト
三十四 以上憲法改正ノ各規定ノ施行ニ関シ必要ナル規定ヲ設クルコト
GHQ草案[3]
(日本語)
第八十九条 此ノ憲法ノ改正ハ議員全員ノ三分ノ二ノ賛成ヲ以テ国会之ヲ発議シ人民ニ提出シテ承認ヲ求ムヘシ人民ノ承認ハ国会ノ指定スル選挙ニ於テ賛成投票ノ多数決ヲ以テ之ヲ為スヘシ右ノ承認ヲ経タル改正ハ直ニ此ノ憲法ノ要素トシテ人民ノ名ニ於テ皇帝之ヲ公布スヘシ
(英語)
Article LXXXIX. Amendments to this Constitution shall be initiated by the Diet, through a concurring vote of two-thirds of all its members, and shall thereupon be submitted to the people for ratification, which shall require the affirmative vote of a majority of all votes cast thereon at such election as the Diet shall specify.
Amendments when so ratified shall immediately be proclaimed by the Emperor, in the name of the People, as an integral part of this Constitution.
憲法改正草案要綱[4]
第九十二 此ノ憲法ノ改正ハ各議院ノ総議員三分ノ二以上ノ賛成ヲ以テ国会之ヲ発議シ国民ニ提案シテ其ノ承認ヲ経ベキコトトシ国民ノ承認ハ国会ノ定ムル所ニ依リ行ハルル投票ニ於テ其ノ多数ノ賛成アルコトヲ要スルコト
憲法改正ニ付前項ノ承認ヲ経タルトキハ天皇ハ国民ノ名ニ於テ憲法ノ一部ヲ成スモノトシテ直ニ之ヲ公布スベキコト
憲法改正草案[5]
第九十二条 この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。
日本国憲法
第九十六条 この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。
解説 [編集]

日本国憲法の改正手続に関して必要な手続を規定している。通常の法律においては、当該法律の改正方法について論じているものはなく、法律の通常の制定手続の同様の手続をもって改正ないしは廃止がなされる。日本国憲法は、通常の法律の制定に必要な要件よりもその改正に必要な要件を加重しており、いわゆる硬性憲法である。

大まかに憲法改正に必要な手続は、

両議院において、それぞれ総議員の3分の2以上による賛成
国民投票による過半数の賛成
とされている。

具体的に憲法改正に必要な手続については、法令の規定に委ねられていると解され、2007年に成立した日本国憲法の改正手続に関する法律(国民投票法)において詳細が規定されている。

日本国憲法は制定以来、これまでに1度も改正されていない。

なお、日本国憲法は、大日本帝国憲法の改正手続を踏まえ、上諭に見られるように天皇の名において公布されているが、日本国憲法の改正手続による場合には、国民の名において、天皇が公布するものとされている。

「国民投票による過半数」の意義 [編集]

日本国憲法の改正手続に関する法律の審議過程で、日本国憲法96条の「国民投票による過半数の賛成」について、「有権者数の過半数の賛成」か「総投票数の過半数の賛成」か「有効投票数の過半数の賛成」か、どれを指すのか議論があった。この点、現行憲法制定時の「憲法改正草案要綱」は、日本語原文では「投票ニ於テ其ノ多数ノ賛成」と明確でないものの、その英訳文では「the affirmative vote of a majority of all votes」(総投票の過半数の賛成)と、明確に示されていた[6]。また、現行憲法の英訳文も同じく「the affirmative vote of a majority of all votes」(総投票の過半数の賛成)としている[7]。

結局、法律では、「有効投票数の過半数」の賛成を以て改正が承認されると定められた(法126条1項・98条2項参照)[8]。

修正条項論 [編集]

「この憲法と一体を成すものとして」とは、改正条項が「日本国憲法と同じ基本原理の上にたち、同じ形式的効力をもつもの」であることを示すと解されている[9]。アメリカ合衆国憲法と同じ増補の方式(改正後も原条文はそのままにして、修正第1条・修正第2条…と修正条項を増補する方式)を要求する趣旨だという特別の意味は、含まれていないと解される。また、全部改正についても、憲法改正権の限界を逸脱するものでないかぎり、必ずしも排除されているわけではないと解される。

また、政党を立ち上げて政党交付金をたっぷりもらうつもりか。

2011-12-16 17:28:06 | 日記
 民主党の小沢一郎元代表を支持する三つの議員グループは16日、元代表をトップとする新たな勉強会の設立総会を21日に開くことを決め、党所属の全議員に参加の呼び掛けを始めた。

 3グループは存続させたまま、新勉強会は発足。元代表は消費増税に意欲を示す野田佳彦首相への批判を強めており、参加者の募集は、政府・与党が目指す社会保障と税の一体改革の年内の素案取りまとめをにらみ、増税反対で多数派工作を進める狙いがあるとみられる。

 呼び掛け人には、党から除籍(除名)された松木謙公氏を含め衆参両院議員85人が名を連ねた。 

時事~~~~~~~~~

また、政党を立ち上げて政党交付金をたっぷりもらうつもりか。

大坂カジノ新世界奇行

2011-12-16 16:27:14 | 日記
  カジノ誘致を目指す大阪市の橋下徹新市長が、候補地として、大阪湾岸の人工島・夢洲(ゆめしま)地区(此花区)を検討していることがわかった。

 市長選で敗れた平松邦夫市長が夢洲で進めていた液化天然ガス発電所の新設計画を凍結してカジノ予定地とすることも想定しているとみられる。

 関係者によると、橋下新市長は9日、市港湾局との意見交換の中で「夢洲にカジノを誘致することは可能か」と発言。従来、大阪ベイエリアへの誘致に意欲を示していた橋下新市長が具体的な候補地に言及するのは初めて。港湾局側は「広大な敷地はある」と応じたという。

 夢洲は、埋め立てが完了すれば総面積390ヘクタール。企業誘致を進めている産業・物流ゾーンやコンテナターミナルがある先行開発地区(140ヘクタール)と、まだ整地されていない将来開発地区(250ヘクタール)がある。鉄道はないが、舞洲(まいしま)など隣接の埋め立て地と橋やトンネルでつながっている。

読売~~~~~~~~

天然ガス発電所でなく家事のいやカジノを誘致するとは、冗談好きの大坂人もシャレにならない。

マネロンの嵐が空を飛ぶ。

とんだばったもの。はしもとしずむ。

~~~~~~~~~~~


道州制と首相公選、次期衆院選の争点に…橋下氏


 大阪市の橋下徹新市長は16日午前、TBSの番組で、次期衆院選の争点について、「道州制、首相公選制は国を挙げての大戦争になる。国会議員は『国の形をこうする』と決めて、次の衆院選では大戦争を繰り広げてほしい」と述べ、首相公選制と道州制の是非を争点とすべきだとする考えを示した。

 橋下氏は代表を務める大阪維新の会から次期衆院選の候補擁立を示唆しており、「今の日本は物事を決めない民主主義だ。リーダーを直接選挙で選んで最後はそのリーダーに決めてもらう、首相を国民の手で選ぶという声を盛り上げ、一大争点に」と強調した。

(2011年12月16日15時16分 読売新聞)~~~~~~~~~


この時点でもうおおさかいしんの会は信用できない。

『売春婦』

2011-12-16 10:19:15 | 小説
 歴史的に見て、売春婦とは大奥や王宮に入った多くの女たちであったといえるし、戦争中に赤線で活躍した女たちであったり、今では出稼ぎでやってくる闇の女たちであったりするが、そもそも売春婦とは何であるか。ねえ、君、考えたことがある?


男は言った。


 考えたこともなかったけど、買春夫ならいると思う。


女は言った。


 だって、考えてもご覧よ。
 韓国では当時のお金で今だったら月数百万ものお金をもらって日本人や現地の日本人化した現韓国人に身体を売る女がいたと言う。
 日本の多くの女こどたちは金もなくひもじい中に根っこを漁ったり芋がゆを食ってた時代だがね。
 それを軍に従っただけというのがおこがましいだけでなく、売春婦としてのモラルに反する。
 現地の女衒が斡旋し世話をしていたと言うのなら、日本でも赤線という場で、同じことがされていたと思うが。
 彼女たちは、金に従って、自分に従っていた。
 只それだけのことのように、あっけらかんと見捨てられて、今であったらあっけらかんとたちんぼなんかしているだろう。
 金が欲しいだけ。
 ただ、それだけ。
 だって生きていく為にしょうがないでしょう。って。


男が言った。


 そうね。
 日本人は特に。
 小鳥のようなきれいごとは、都市伝説の口避け女のように、口が裂けても言わないでしょう。
 意味もなく、マスクして、追いかけまわして、よのこどもたちを存分に怖がらせるくらいでしょう。
 お金なんてもらっていないなんて顏、到底、出来ないでしょう。
 戦争中は日本で、今のところ韓国になっている場所にやってきて、日本人の国籍を持っているが戦争前は日本人であったかどうかは定かでない韓国系キリスト教徒と繋がっている日本の議員とされる人と、にこやかに手をつないで写真に納まるなんて政治的駆け引きなんて、考えもしないでしょう。

 いってみればからす。まっくろで目だけがギラギラして。
 ゴミだって食べたわって言う感じ。
 この前、乳母車を押した女が網で覆われたゴミ箱に白いビニール袋を捨てていったの。
 しめた。と思って舞い降りて袋を持ってくちばしで突いて、上から落としてみたら、おむつだったの。しめったぱんぱんの紙おむつ。しかも雲子くさいの。
 ああ、いやだ、いやだ、悪臭がすると思ったわ。
 これが生きているってことなのねと思ったわ。
 なんていってね。
 日本の売春婦は国に無理やりさせられた等と言う戯れ言等は残さなかったし、だれも黒皮の手帖なんて持っていかなかったし聞かれもしなかったんだろうしね。
 旧国鉄の責任者かなんかがGHQがらみで組合系か左の人たちの仁義なき闘いで、列車に轢かれて手足を轢きちぎられたりとか、突き落とされたりして、誰かが殺されないと、お話にも取り上げてくれないものだからね。
 原発でにげまどったって、韓国基督教系の韓国人の牧師に、マグダラのマリアか、裏切り者のユダにいうように厳かにいわれるの。

 今回の震災は日本人に対する天罰だ。
 我が国への賠償が何よりも先だ。

 それを頭を垂れて聞いている、元韓国人で日本に帰化した日本の国籍を持つ国会議員たちがいて。こう応えるの。
 あくまでも野蛮人のように、日本人のように。

 津波が起こったのも、原発が爆発したのも、メルトダウンしたのも、みんなみんないきているんだともだちなんだの日本人への天罰です。
 

女が言った。


 この国のかたたちと言ったら。おかしなものだ。
 一生懸命、この国の形になろうとしたした人たち。
 もともと、このくにのものでなかったものたち。に手玉に取られている。
 手玉に取ってる方の誰かが言ってた。
 俺たちは「かにかま」なんだって。
 にゅーかまーとかおかまだとかいってるんじゃないよ。
 かにかまだよ。そこのところ、まちがわないで。
 かににはなれないかにかまなんだって。
 でも、流通して、身近で親しみ易くて、価格も安い。
 蟹工船で労働者になって死ぬか生きるかなんて拿捕られてどうするんだいって。
 それよりも、かにかま戦略をねりあげるのが、おれたちの仕事で、生き方なんだって。
 みんなちがってみんないいのが、この国の形で、赤線の上のはぐれ雲だって。
 大正ろうまんも哭いてる。
 待てど暮らせど来ぬ人といいながら、誰も待つこともなく、舟で出かけながら鼻歌まじりに歌っているのだ。
 こもりをするのはよそから連れてこられた金のないこどもと家畑田んぼのない男と女であって、その怨念の歌のような、日常の力関係を見せつけられる労働者の歌、五木の子守唄をうたうしかないような川の底を眺めるような歌。
 できるなら、この子を川に流したい。
 と、じょーじもびっくりすることをうたうのは、自分の子を世話している母ではなく、赤の他人の子を世話しなければならない売(ら)れた人だった。
 

男は更にこう言った。


 日本政府から韓国政府にその女性たちをも韓国国民をも賠償するべくお金をこれでもかというくらい払い続けているにもかかわらず、韓国政府はなかったもののように放置し続けた。
 しかし、女性から声が上がると、その矛先をすべて日本に向け始めた。
 女たちは船出はしなかった。
 平安の遊女みたいに。
 川に浮かんで男を誘って等いなかった。
 がっしりとスクラムを組んで、手に手を取って言ったのだ。

 ここで金ぴかの少女と平和の為に写真を撮ってください。

 これは、決して人種差別等ではない。
 国内外における、あるまじき女性差別であった。
 と言うのは誰だい。
 君かい。それとも、僕かい。



 そうかもしれないけれど、差別と言いながら、それは政治的に利用され、わざわざ韓国から日本にやってくる前に大々的に宣伝しているのであって。売春婦になる前なのかどうかは知らないけど少女の銅像をつくるのはあまりに作為的で吐き気すらする。
 もし、そこにほんの少しでも女性の尊厳等というものがあるとするなら、少なくとも、自分たちの姿を美化せず、まず見定めることから始めないといけない。
 はにかみ、大人しく小さな青虫かミミズしか食べれない小鳥のように、金ぴかに塗りたくられて、鈴が鳴るように光り輝き、みんなちがってみんないいように、静かに笑ってさえいるように、永遠に坐って待っているなんてできっこないしね。
 銅像みたいに固まって、死んでしまう。
 だから、身体を売ったのだと。生の人間として。
 ご丁寧に隣りに空席までつくって誰かが来るのを待っているような状況ではなかったというなら、なおさら、それを売りにするのは、どうかと思うけど。

 汗にまみれたベットの上で、次の男が来るのを、薄汚い天井をぼんやり見ながら待っている。
 あの天井の隅っこの濡れた紙魚は私の中からあふれ出て来たものに似ている。
 等と思いながら、次にくるのはどんな男であるか、ぼんやりと考えている。
 早く今日の働き分を終えたいが、もしかしてこの前来ていた、あの内陸までありのように歩いていったと話していた、馬の世話をしていた男なら良いのに。
 死ににいく前の老馬みたいで、果てまで走り回らず、大人しく哭きもしないのがいい。
 あの男なら、思い切り抱いてやろう。
 
 すくなくとも、同じ女として、その場にいたのならそう思う。気がする。
 でも、本当にそれで良いのか。
 女はお金をもらえばそれで良いのか。それで済むのか。
 女よ。
 本当にそれで良いのか。
 からすのような女よ。
 小鳥のような売春婦よ。

女は自分に言っているのか、売春婦に言っているのか、よくわからない妙な気持ちになっていた。


 そういえば、その売春婦に会いにいった男がいてね。
 彼が日本人であったのか、いわゆる在日であったのかは知らないが。
 影の濃い詩を書く眼鏡をかけたひげも濃い男だった。
 現代の「女神」でなく「死神」と化した保険のセールスの女に勧誘されて高い保険料を払わされた上、自分の命の値段を見せつけられて、おずおずと入って、性的交渉も担保にしてねと言わんばかりの嫌らしさが見え隠れしてしまうような男には見えなかったけど、その年増になった売春婦に会うときの男の顏は、おずおずとした小鳥に突かれにやって来た脱皮寸前の芋虫のようだった。

 女は小鳥から素早く卵を隠し持ったもうひとつの口に飲みこむ前の、黄色い蛇のようにちろちろと赤い割れた舌先で男を舐め回すように、どんよくに、どんよりと見ていた。
 
 男は目で犯されていた。
 女は犯す。
 男のすべてを舐め回すように犯す。と、その時、思ったよ。


男は、何かに犯されながら、半ばその男になって、つぶやいているようにみえた。
 

 そうね。
 女も犯す。
 きれいごともなく、被害者面もなく、ただ男を犯す。
 男はそれを我慢できないから、女に金を渡して、辛うじて存在の耐えられない軽々しい男としてのプライドのようなものを保てるよう、女陰を開いてもらって拝むの、あたかも金の小鳥の横に坐るように。
 しずしずと、等価交換の儀式をしているようにね。


女は言った。