明鏡   

鏡のごとく

ぼくのこえ

2012-01-14 22:04:52 | 俳句
ねえしってた
あなたにとどくぼくのこえと
ぼくにとどくぼくのこえはちがう
じかんをきりとって
ろーるぷれいしてみた
ぼくがあなたで
あなたがぼくで
ぼくはもうひとりのぼくで
あなたはもうひとりのあなたで
もともとちがうふたりのひとから
ひとりがうまれてくるのだから
もうひとりのぼくがいるようにおもうのは
べつにふしぎなことはない
いでんしのなかではんぶんずつ
さいぼうぶんれつ
つぎめはみえないれんさはんのう
そうしてぞうふくして
もうひとりもうひとりとさいぼうをふやして
ひとりのぼくになっただけ

えほんの夢

2012-01-14 16:29:24 | 夢詩
人のへやにいく夢をみた

げんかんはんじょう しろいかべ

くつをぬぐとき うまのようにてをついた

はいごがこころもとない

おくのへやにいくと

まどぎわにはつくえとほんだな

ほんだなから人が

えほんをひとつさしだした

これをよんでみて

えのぐでかかれた

きいろいふくをきた

ぼうしのようなものをかぶった人がえがかれていた

このはなしのつづきをよむまえに

いつのまにかつれてきていた

こどもをだきしめて

まどのそとをみた

えほんのように

しろいきいろいせかいがみえた