ちのにおい

ちのにおい　ゆびにしみつく　月の経て　雪におとした　われのかたわれ　

きょうだいなうた

もんごろいどのぶるうすをききました
じゅんけつもふじゅんもない
それはたしかにそうでした
きょうだいであれ
しまいであれ
ひまわりをめでましょう
じゅんけつもふじゅんもすいとるという
ひまわりのたねを
ほしてたべるか
なまのままつちにうめるか
あなたしだいです
あなたのいぶくろでめるとだうんしはらのそこにたまるか
つちからせしうむをすいあげみちすうのあぶらになるか
あなたしだいです
うたをすくいあげるのは
おそらく
あなたのおもいとかたりですが
かくされたばしょをしらないのも
またわたしたちです
かくされたばしょについてかいぎをひらくのは
せいしんのめるとだうんをしたひとだといいますが
ここをひらいてはいけないといっても
いずれひらかれることがおこるでしょう
それにたえられるかどうかは
べつにして
いずれひらかれることでしょう
しぬまでそうやっていきましょう
わたしもまた
しぬまでそうやっていきましょう
きょうだいなうた