明鏡   

鏡のごとく

杏ジャム

2017-06-18 10:31:05 | 詩小説


久しぶりおやすみの朝
目がさめきらないまま
熟れきった杏で
杏ジャムを作った
灰汁を取り
ふつふつ煮詰まってきた杏は
種だけが魂のように杏の海を浮遊していたが
とろとろと溶けだした
甘すぎないさんみ一体