明鏡   

鏡のごとく

茅葺屋根廻り

2017-06-24 20:26:58 | 詩小説
今日は雨で現場の仕事ができず
かつて親方と先輩方が仕事をされてきた
茅葺屋根を拝見しに伺う
親方や先輩方がされていたとは知らないまま
見ていた茅葺屋根が多く愕然とする
いつもそばにいるだけで癒されていたものを
作ってきた方々であり
そこに住む人を守る仕事であり
そこに住む人も守り続けている暮らしを
支え続けているのである
いいものを見せていただき
残していただき
心から感謝する
見てみたいと思っていた老松神社も今日拝見できた
兜のような屋根に強く惹かれた
その両脇にある老木が
まだ生きてじっと見守るように立っているのが殊の外いい
昔からそこにあったのであろうことを思うと
なおのこと愛おしくなるものである