あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『食戟のソーマ』第267話感想

2018-06-21 14:25:00 | 食戟のソーマ

 この前放映された『ズートピア』を見ながら、ウサギさんのお耳を見るたびに。キツネさんのお尻尾を見るたびに。
 「モフりたい・・・!!」という衝動に駆られて大変でした。(←)

 その衝動を抑える一方で、もし『キングダムハーツ』にこの作品が採用されたらきっと楽しいだろうなあ~とも思ったり。
 ズートピアはその世界一つの中に砂漠やジャングルといった特色溢れるエリアが多数あるので、色々と楽しめると思うんですよね。
 でもってソラ達がそのワールドに合わせた格好に変身するならば、どんな風になるのかなあ~と想像したり。
 ドナルドとグーフィーはそのまんまでも特に問題ないけど、ソラは・・・
 やっぱりワンちゃん?



 さて、余談はこれぐらいにしておいて今週のジャンプ感想をば。

 【鬼滅の刃】
  ちっさ!!!
  玄弥と読者の心が完全に一致した瞬間。


 【ゆらぎ荘の幽奈さん】
  わーい久し振りのかるら回だー♪
  「男」を目覚めさせる手段として思いつくのは、大体そういう方向性でしょう。
  ところが、コガラシが目覚めたのは「女性の涙」・・・!!
  どこまで男(漢)なんだコガラシ。
  もの凄く納得も出来たし、もの凄く感心も出来たというこの見事な落としどころ。
  相変わらずこの作品は隙がありませんね。


 【ノアズノーツ】
  ハ、ハント・・・。(・・;)
  私の涙を返して!やら
  無事でよかった!やら
  十万年て・・・!やらで感情がごちゃ混ぜに・・・。

 

 

 

 週刊少年ジャンプ2018年28号掲載
 掲載順第13位
 第267話 【創真と恵の湯けむり事件簿 其の3 ~真夜中の料理人~】

 

 

 ・・・。

 ・・・。

 う~ん・・・。

 久し振りに下衆なリアクションを目の当たりにしてしまった・・・。
 恵のあの黒い表情はちょっと・・・。


 それが理由というわけではありませんが、今回の感想は辛口です。
 苦手な方はどうかご注意なさってください。

 

 

 大方の予想通り、犯人はあのバックパッカーでした。

 そして、『食戟』を持ちかけて旅館を休業させるようなことをした理由はというと。
 お客は「王」であり、そんな「王様」には最高級の贅沢な食事を出すべきだという、自分の価値観の押し付けだったと。

 なるほどね。
 かつてのえりなや薊と本質的に同じ理由なあたり、充分作中観における“敵”です。

 で、バックパッカーはゴージャスな料理を出すことこそが究極の「ホスピタリティ」と思っているようで。
 うん、勘違いも甚だしいね。


 この場では「ホスピタリティ」として取り上げられていますが、これは「幸せな食事」というものにも共通することだと思います。
 究極のホスピタリティ、究極の幸せな食事というものは一方的な押し付けでは決して成り立たないものですよ。
 お客と料理人、双方の
 思い遣りがあってこそ成り立つものだと。

 料理人は、お客の好みや体調、背景などを配慮した料理を作ってこそ。
 そしてお客も、出された料理に込められた気遣いや工夫を汲み取ってこそ。
 そうやって分かち合う事で初めて、究極の「ホスピタリティ(幸せな食事)」は生まれるのではないのでしょうか。
 これに通じた考えは既に過去の記念考察でも述べています。【自分の料理の全てを捧げるというのはどういうことか】という箇所において。



 とにかく、そういうわけで高級食材をふんだんに用いた贅沢料理こそが至高というバックパッカーの考えは、創真の信念に触れた模様。

 そして。
 恵もまた。

 やはり此度の“侵略者”と闘うのは恵になりそうですね。 
 秋の選抜編からここずうっと、恵の「闘志」が描かれてきてばかりだったので、ここは是非原点に戻って恵の「ホスピタリティ」を存分に発揮して貰いたいところです。
 恵は作中でもトップクラスの「心に訴えかけられる料理人」なのですから。(^^)

 

 

 ・・・さて。ここまでは良いとして、と。

 私が今回不満を抱いた点は、『食戟』に関することについてです。


 なんで『食戟』がいつの間にやら法律さえも凌駕するような扱いになってんの???
 『食戟』って遠月学園内だけで通用する決闘方じゃありませんでしたっけ?
 それがどうして国が関わるような大仰なものになってるんでしょうか?

 確かにこれからのステージが「世界」へと拡大していくのなら、『食戟』を世界に通用させる必要があります。
 ですが、その理由に当たる描写があまりにも抜け落ちていて全く納得できません。



 悪い意味でのツッコミ所は他にも。
 『食戟』を[真夜中の料理人]が知っていた事に関して、えりなや恵は「何故」なんて言ってますけども・・・
 いやいやいや。あれほど秋の選抜や北海道で『食戟』を派手に公開していたら、気付かない方がおかしいって。

 それに、『食戟』を裏料理界に教えた人物なんてほぼ分かり切ってるじゃありませんか。
 まず間違いなく薊でしょうよ。
 ちなみに、私は薊が改心したとは思っていません。
 なんせ“あの”えりなの父親ですよ?“あの”えりなの。
 頑固さと執拗さの酷さは折り紙つきでしょうから。



 そんなわけで、今回のいきなりの『食戟』の持ち上げられっぷりは私にはとても納得できませんでした。
 例えばですよ。例えば。
 これは私が妄想したことなんですけども・・・

 薊の自らの野望の“鍵”とされていたえりな。
 その理由は、えりなの[神の舌]がWGOの特別執行官として認定されていたから。
 でも伝統と格式を重んじるWGOの組織内ではまだ学生という若い身であるえりなを認めない派閥が存在し、えりなはその人物達を黙らせるために『食戟』を用いた。(※その当時は創真達と出会う前)
 世界基準の判定組織であるWGOに通用した決闘方という事によって、[真夜中の料理人]達は『食戟』を悪用しようと考え始めた。

 とかいう理由だったなら、既存の設定とも繋がって納得あるものになったのではないでしょうか?(いえあくまで私の妄想ですけども) 

 



 それともう一つ思ったのが・・・。

 また設定が破綻しましたね(嘆息)。


 お忘れの方が多いかもしれませんが、『食戟』が成立するには三つの条件が必要なんですけども。
 一つは対戦者双方の合意。
 二つ目は奇数名の判定者。
 そして三つ目が正式な勝負であることを証明する「認定員」。
 今回の勝負では、明らかに認定員がいませんよね?
 そんな条件が揃ってない食戟なんてそもそも成立しないのでは?むしろそれは『食戟』という名を語っているだけの単なる賭け勝負です。
 それともあれですか?
 「認定員」をいちいち準備するのは作劇上テンポが悪くなるため、ドサクサに紛れて撤去したとかいう理由だったりするのでしょうか?

 敢えて言うつもりはなかったんですが・・・

 『食戟』については、初期に設定されていたルールがいつの間にか無くなっていた、という事態が既に起きているんですけど。
 それは何かというと
 食戟に使う食材の全ては当事者が自ら用意しなければならないこと。
 これは第11話で小西先輩が説明していた食戟のルールの一つです。
 そのルールによって、創真達は限られた予算の中で悪戦苦闘しながら郁魅との丼物勝負に挑んだわけですが・・・。
 それがいつの間にか、基本的な食材は学園側で用意。特殊な道具や食材は自由に持ち込み可能といったルールに変わってしまっていたという。(連帯食戟では特殊食材も隣接する保管庫に準備してあるという御親切さ)

 漫画は“生物”だと思っています。
 ましてや週刊連載なら尚更、初期設定の変更が起こるということはある程度は仕方ないことかもしれません。

 ですが、この作品は『食戟のソーマ』なんです。

 作品名として掲げられている『食戟』。
 これと主人公に関してだけはもっとしっかりした説明なり背景なりを用意して頂きたいです。

 



 ここ最近のこの作品は、そういったこれまでの展開から新たな展開へと移る際への描写力に納得性・説得性がほとんど感じられません。
 ハッタリ展開は大いに結構。
 ですがそのハッタリを裏付ける、地に足の着いた理由もしくは整合性というものもまた大変重要なのではないでしょうか。


 ・・・正直言って、遠月革命編以降のこの作品は読むのがストレスです。

 


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『食戟のソーマ』第266話感想

2018-06-17 10:20:00 | 食戟のソーマ

 週刊少年ジャンプ2018年27号掲載
 掲載順第5位
 第266話 【創真と恵の湯けむり事件簿 其の2~立ち昇る食戟の香り~】

 

 

 お年頃の男女が一つの部屋で夜を共にする、という普通に考えればドキドキ展開不可避なシチュエーションを迎えた恵と創真でしたが・・・

 

いたって何事も無く朝を迎えました。
(^0^)/)

 

 はい、予想通り。
 というか期待通り♪

 この作品はお色気演出が目立つものの、本質は至って健全な少年漫画でーす。

 

 個人的には恵が創真の夢を見てくれただけで充分♪
 
しかも夢の中の創真イケメンだったし♪
 恵も幸せそうな寝顔だったしね♪



 一方の創真はというと、既に起床したようで(ちゃんとお布団を畳んでいるのがエライ)、部屋にはおらず。

 ・・・! へぇ・・・。

 創真のこの行動はいたって何気ないことに見えるかもしれませんが、私個人としては結構ニヤリとさせられました。
 二人が何事も無く夜を過ごすのは分かり切っていたものの、朝を迎えて恵が目を覚ましても、創真は呑気に寝たまんまだろうと予想していたんですよね。
 だけどそうではなかったと。

 恵は自分一人が意識してしまっていたと赤面していましたが・・・
 ひょっとしたら創真の方も彼なりに意識していたのでは?(^m^)





 で、そんな創真はどこにいたのかというと―――

職人白衣滅茶苦茶似合ってるなおい!!!

 

 マジで似合いすぎです創真さん。
 違和感無さすぎです創真さん。

 ここの創真、もの凄く良い感じに爽やかですね~~~。(^^)
 最近は作劇の都合上「問題児」な創真が表立って描き続けられていただけに、創真はこういう真面目で素直な面もちゃんとあるということを示してくれたように思えて、かなり嬉しかったです。

 それにしても流れで厨房に入ったというのに、すぐさま完全に馴染んで働ける創真のコミュ力と順応力はもはや天才級ですね。
 ひたすら羨ましいです。創真のそういうところ。



 そんなわけで板長さんと親しくなった創真達。
 あ~・・・、ちょっとここのシーンは今回唯一残念に感じたところです。
 プロの料理人として、煙草を吸うのは如何なものかと。
 煙草は匂いの問題だけでなく、喫煙者の味覚を衰えさせるとも言われているんですよね。
 まあ、それでも換気扇が回っている所で吸っているあたりにちゃんと配慮は窺えるので、酷く不快というほどのものではありませんでしたけども。

 失踪した旅館の板長とは昔馴染みだったという板長さんから、創真達はここの温泉街で働く人達の思いを聞きます。
 皆ここで働くことを誇りにしていると。



 そこに突如飛び込む、第二の事件が発生したとの報告。
 
やはり前回ラストで倒れていた人物は御錦上山荘の店主さんだったようです。
 旅館のオーナーや板長とも音信不通。
 続けざまに起きたこの失踪事件に、いよいよ住民達は不安に。

 宿泊予定だったお客への対応の最中、一人の外国人に話しかける創真。
 お。この人物は昨日(前回)もいた外人さんですね。
 日本文化が大好きと話す外人さん。
 それはとっても嬉しいし有難い事なのですが・・・
 「王様にでもなったような気分」という言葉には引っ掛かりが・・・。

 
そんな日本マニアな外人さんを、創真と恵は自分達が泊まっている旅館へと案内します。
  それにしてもやっぱり夫婦にしか見えませんなこの二人。



 突然の神隠し(苦笑)に恐がる恵でしたが、創真は冷静に現場分析していました。
 おお!創真の観察力と洞察力が発揮されてますね!

 休業となった旅館の中は、高価そうな家具は手付かずのまま。(そのセンから考えて、単なる物取りの犯行の可能性は無し)
 なのに厨房の調理器具だけがごっそり無くなっていたと。
 しかも厨房の様子は調理してすぐ後といった様子で、なにより創真が気になった点は三人分の食器が調理台に出されていたこと。
 それはまるで―――
 『食戟』をやった後のような。

 これはかなり重要な事ですよ。
 そもそも『食戟』というものは遠月学園内でのみ通用していた決闘ですが、それがこのような学園外の場所でも行われたとしたならば、『食戟』のフィールドが拡大したという事です。
 もし本当にそうなら、学園外であろうが国外であろうが『食戟』が起こり得るということ。
 そして総帥とは別枠で遠月学園の絶大な財力と権力の行使権を持つ十傑第一席の創真は、“侵略者”の格好のターゲットと言えるのでは。



 そしてその晩。
 いよいよ第三の事件が起こることに。





 さすがにここまでくると、犯人はあの外国人で十中八九間違いないでしょう。
 背負ってたでっかいリュックの中身も厨房から持ち出した調理道具の可能性が高いですね。
 あと気になるのは、どうしてそんな犯行をしたのかという動機。
 日本のおもてなし文化が気に入っているのなら、どうしてそんな営業停止なんてことをさせたのでしょうか?
 確かに誠心誠意お客に奉仕する「ホスピタリティ」の精神は日本文化の大きな長所ですが・・・
 だからといってその長所を支配しようというのは大きな間違いですよ?


 それと、やはり今章での創真と恵のやり取りはいつもとはちょっと違う新鮮さになっているように感じます。
 特に意外に思えた創真の反応が
 「冗談」を言ったこと。
 普段のヘラヘラ飄々とした態度から、しょっちゅう冗談を言ってそうなイメージが強いであろう創真ですが・・・
 実際は、口にする言葉のほとんどが彼にとっての真実であり本心によるものなんですよね。
 そんな「冗談」を口にした珍しさと、そんな「冗談」を真に受ける恵のド素直さも相まって、そのシーンは新鮮な微笑ましさがありました。(^^)


 それにしても今章は「旅館」に始まり、続けて「ホスピタリティ」と、恵に大きく関するファクターが取り上げられていますね。
 最初は「新たなステージの拡大に伴い、第一席を保持している創真の実力が披露されるのかな?」と思っていたのですが・・・
 この様子だと、どうやら恵が活躍する章になりそうかも。

 


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今週のジャンプが色々興味深かったので。(『食戟のソーマ』第265話感想)

2018-06-09 22:40:00 | 食戟のソーマ

 さて。
 まずはなんといっても

『鬼滅の刃』連載二周年&アニメ化決定おめでとうございまーす!!


 連載が始まった第一話は今でもよく覚えていますが、当時の私の第一印象はというと「酷く怪奇な作品だなあ・・・」といった感じでした。
 基本私は怪奇ものやホラー系が苦手なので、正直言わせてもらえば画風とも相まってあまり興味は惹かれませんでしたね。
 この作品を純然に「面白い!!」と思いながら読むようになったのは善逸ら仲間達が登場し始めた頃です。ここら辺りからギャグ描写も一気に弾けるようになってきましたしね。
 それを考えると、改めて吾峠先生のキャラ造りの巧さには感服。
 今では独特の怪奇さはそのままに、少年漫画王道の熱さと弾けたギャグ、そして深い情が見事に織り交ざった作品へと成長なさられたと思います。
 これからも吾峠先生には是非「作画崩壊の呼吸」を極めてもらい、少年ジャンプの「柱」の一つとして頑張っていただきたいです!(^^)



 今号のジャンプで取り上げたい項目はもう一つ。
 それは『週刊少年ジャンプ人生ゲーム』追加ステージのコマ総選挙!
 創刊50周年を記念して、ボードゲームとして有名な『人生ゲーム』と少年ジャンプがコラボするという企画ですが、そのマスの内容を読者投票によって決めるというものだそうです。
 今現在ジャンプで連載されている20作品が、連載開始時期の早い順から掲載されていますが・・・
 『ソーマ』が上から4番目という上位陣に位置していることに、なんか驚き。
 連載開始から5年目を迎えた『ソーマ』ですが、こうして見ると立派な長寿作品に入っているんだな~と、改めて嬉しくなりました。(^^)

 ではここでひとつ、ジャンプのいちファンとして個人的な投票を述べておきましょう。

 ①『ONE PIECE』
  ・・・
  どれも名シーンですが、やっぱり「この宣言」こそがこの作品の全てかなあ、と。

 ②『銀魂』
  ・・・  
  これは正直悩みましたが、「C」が一番この作品の持ち味を表しているような気がするので。

 ③『ハイキュー!!』
  ・・・
  これは即決。この二人無くしてこの作品は語れない。


 ④『食戟のソーマ』

 「A」だろ「A」に決まってる「A」以外ありえない。


 でもど~~~っせ「B」や「C」になるんだろうな~~~。💢
 っていうかどうして恵のシーンは無いのか編集部に問い詰めたい。


 ⑤『火ノ丸相撲』
  ・・・
  
今現在の火ノ丸を思うと、この頃の輝きを取り戻してほしいと願わずにはいられません。(><。)

 ⑥『僕のヒーローアカデミア』
  ・・・
  「B」もいいけど、やはりここは主人公の言葉と想いに軍配を。

 ⑦『ブラッククローバー』
  ・・・
  う~ん、「A」とも迷ったんですが・・・。
  画のインパクトもさることながら、ここのシーンは『ブラッククローバー』という作品の象徴にも成り得ると思うので。

 ⑧『鬼滅の刃』
  ・・・A、B、C
  はい、全部です(爆)。
  いやホント、どれか一つなんて選べない。
  上でも述べたけど、やはりこの作品は熱いシーンも切ないシーンもギャグシーンも、どこを取っても秀逸☆

 ⑨『ゆらぎ荘の幽奈さん』
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  本音を言えば「C」ですよ当然。
  ですが、この作品はどういったものなのか、という説明を目的として選ぶのならば「A」になってしまうかなあ~、と。(溜息)

 ⑩『約束のネバーランド』
  ・・・
  この作品の根底的な脅迫感、狂気感が最もよく出ていると思います。

 ⑪『ぼくたちは勉強ができない』
  ・・・
  「A」も捨てがたかったのですが、やはり自覚した上での女の子の恋心には敵いません。(^^)

 ⑫『Dr.STONE』
  ・・・
  ここはシンプルに台詞で決定。
  やはり「科学」という言葉はこの作品に必要不可欠ですからね。

 ⑬『ROBOT×LASERBEAM』
  ・・・
  「ライバル」としての関係が確立されるシーンは、やはりどの時代においても熱い☆

 ⑭『BORUTO -ボルトー』
  ・・・
  
次世代漫画ですし、ここはやはり「主人公」でも「仲間」でもなく「親子」を選択。

 ⑮『アクタージュ』
  ・・・
  「演じる」というのはどういうことか。
  というこの作品のテーマに本格的に切りこみ始めたシーンだと思うので。

 ⑯『呪術廻戦』
  ・・・C 
  モフモフは正義(爆)。

 ⑰『ノアズノーツ』
  ・・・
  やはり作品の世界観を説明できるシーンは強い。

 ⑱『ジガ -
ZIGAー』
  ・・・
  世界観の説明の上では「C」なのでしょうが・・・、個人的には“説明”よりは“熱さ”を選びたいので。

 ⑲『紅葉の棋節』
  ・・・
  勢いがあって良し!

 ⑳『キミを侵略せよ!』
  ・・・
  分かりやすくて良し!
  (っていうか、「B」や「C」じゃどんな作品なのかよく分からないし)


 というわけで、全体的にやはり「王道」のシーンが多くなりましたね。私が「王道」好きということもあって(苦笑)。
 だからこそ「王道」ではないシーンを私に選ばせた『銀魂』や『鬼滅の刃』、『約束のネバーランド』は独自の特色が魅力としてしっかり確立されている作品と言えましょう。
 はてさて、結果は一体どうなるのやら。
 『ソーマ』のコマが「A」じゃなかったら黒うさぎ化して暴れますんでヨロシク。



 では今週の『ソーマ』の感想をば・・・
 と、その前に。

 今週の『ノアズノーツ』に言いたいことが少しばかり。

 

よくやったルー先生。

 

 あー・・・スッキリした。

 ハント・・・。(><。。。)

 

 ではでは、今度こそ『ソーマ』の感想を。
 まだ感想記事が追いついていない状況ではあるのですが、色々とリアルタイムで語りたい展開になったため少しばかりすっ飛ばさせていただこうかと思います。どうかご容赦を。

 

 

 週刊少年ジャンプ2018年27号掲載
 掲載順第8位
 第265話 【創真と恵の湯けむり事件簿 其の1~湯気の向こうに潜む闇~】




 長いサブタイだな・・・と思ったのはここだけの話。(←)



 総帥となったえりなから、「ミッション」を受けた創真と恵。
 何故創真達がミッションを受けることになったのかというと、十傑メンバーであるからこその仕事とのこと。
 お~これは私が懸念していた事案を上手く消化してくれましたね。
 五周年記念考察でも述べたことですが、「特権」故の「義務」も背負うことになる十傑。
 ですが創真はデスクワークが全く似合わないキャラクターです。
 だからといって過去の城一郎のようにサボりがちになってしまっては、読者からの印象が悪くなるばかり。
 そこをどう対応するか心配だったのですが、「ミッション(出張)」という行動系の任務を与えることで創真にも読者にもストレスがかかることなく「十傑としての義務」を務めさせてくれましたか。
 こういう行動系、しかも各地方に旅する形の任務なら、これからも積極的に課してもらいたいですね。
 恵と一緒なら尚の事♪



 かくしてそのミッションの内容はというと、突然休業してしまった老舗旅館の原因解明と、その問題の解決。
 なるほど、第一席の創真はともかく恵も同行となった理由はこれでしたか。
 恵も旅館出身ですから、彼女独自の視点は参考になりそうですものね。

 最初は乗り気でない創真でしたが、件の旅館が予約客にも一切連絡無しに休業してしまったという話を聞くと、ミッションに本腰に取り組み始めます。
 ここも上手い。
 常連客を大切にしながら『ゆきひら』を営んできた創真のプロ意識に上手く触れる形になっていますね。

 こうして本格的に調査へと乗り出す創真と恵。
 お~久し振りですねこの感じ♪
 やっぱり創真のパートナーは恵が一番しっくり合うな~。(^^)

 そう嬉しく思う半面、こうも思いました。
 「遠月の名にかけて!」なんて台詞似合わなすぎます創真さん。(いや某探偵漫画のパクリだというのは分かってますけども)



 ですが有力な手掛かりは全く掴めないまま日没に。
 一日中聞き込みに奔走した創真と恵は疲労困憊。
 そんなお疲れ様な二人に労いを、ということで、新戸の手配のお陰で創真と恵は旅館に宿泊。無事疲れを癒すことが出来ました。
 夕食を前にした創真と恵、同じ顔・・・。(^m^)

 [空き腹に不味いものなし]。
 まさに五臓六腑に染み渡る、といった感じで食事を堪能する創真と恵。
 ここの
食事シーンはなんだか凄くほっこりでした。
 思えば最近はず~っと「食べると脱げる」というイロモノリアクションが続いていただけに、ここのシーンはホント久し振りに真っ当な食事風景です。
 久し振りすぎていっそ尊いというか・・・浄化されるというか・・・そんな次元にまで思えてしまいましたよ。

 「食ってるかー!?」「うん!」という掛け合いも創真と恵ならではといった感じ。
 創真と恵のペアは何気ないやり取りでも、それがすごく微笑ましくなりますよね~。ほっこりほっこり。


 でもって。
 おお~~~そよ風に吹かれる恵めっちゃ美少女☆☆☆
 附田先生は新戸を作中トップクラスの正統派美少女と認識しているようですが(by単行本7巻挿絵)、なんのなんの。
 恵も堂々の正統派美少女です!!

 そよ風の心地良さと共に、温泉宿の風情の良さを共感し合う創真と恵。
 もうこの二人夫婦にしか見えないんですけども。(^m^)



 そんな良い雰囲気の中、恵は気付きます。ようやく。

 

今夜は創真と二人きりでお泊りだという事に。


 やっと気付きましたか(苦笑)。
 創真はもう言うに及ばずですが、恵も相当な天然鈍感イノセントですからね~。
 むしろ、このまま二人ともその重大さに気付かずにのほほんスルーする可能性さえあり得ると考えてましたよ(苦笑&苦笑)。

 というわけで、恵が意識してアワアワしてくれただけで私としてはもうご褒美ですありがとうございました♪



 その一方で、第二の事件が発生。
 被害者は創真達も昼間聞き込みをしていた、御錦上山荘の店主さんの模様。
 ま、単純に考えれば犯人は温泉街の宿泊客だった外国人ですね。
 犯人と同様にカタコト言葉だったし。

 いかにも殺人事件っぽい状況ですが、きっと包丁に付いてる液体はケチャップかなんかでしょ。
 そもそもこの作品は「美味しい料理を食べると倒れる」という事態も普通にあり得る世界ですし。
 表面的にはミステリーっぽい展開ですが、この作品はあくまで料理漫画。あまり深く考えずこの新章を楽しみたいと思います。
 それに私は推理物も結構好きなので♪



 それにしても創真と恵のペアの安定感はやはり半端ないですね。
 微笑ましい限りというか。
 安らぎすら覚えるというか。

 あ。
 なるほど☆

 こういうのを

 実家に帰ったような安心感

 というのですね。(^^)

 


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『食戟のソーマ』第251話感想

2018-06-01 23:50:00 | 食戟のソーマ

 今日から6月。
 2018年ももう半分過ぎてしまったんですねえ~。
 ・・・早っ。
 
いや「早い」と感じるのはそれだけ充実した日々を送っているということなのでしょうかね?
 職場は相変わらず人手不足でワタワタですけど(苦笑)。

 


 

 週刊少年ジャンプ2018年12号掲載
 掲載順第9位
 第251話 【招かれざる客】

 

 

 さて、両者1-1となり、4thBOUT最後の対戦カードは竜胆VSタクミ。
 そんな中、急に割って入ってきたのは薊。
 うわ出た。

 何をしに来たかと思えば、ここからは薊本人が審査員を務めるとのこと。
 うわ~~~出たこの我が儘行動。
 せめて4thBOUTが終わってからにしろっての。


 で、明らかに薊の賛同者である人物達も新たな審査員として参入。
 彼女らデコラとクラージュは、アンと同じWGO一等執行官。(つまりシャルムやイストワールよりも上)
 そしてアンを指導した先輩でもありました。
 ・・・アンといい、WGOの一等執行官は「×」のモチーフを身に着ける模様ですね。
 最近熱中しているゲームの影響で「異端の印」に見えてしゃーない。(←)

 そんな二人によって明かされるアンの黒歴史。
 まさに劇的ビフォーアフター☆

 しかもおさげ女子二名にも飛び火。
 そんな二人を全くフォローしようとしない一色先輩と創真くんに苦笑が止まらない。一番フォローすべき人がそれでどうするよ。
 代わりに私がフォローしときましょう。
 大丈夫だよ!キミ達二人とも土台はとっても良いから!(栗うさぎ太鼓判!)


 えりなの料理を食べられないことに対して、月饗祭の時を持ち出して「余計な邪魔が入った」と言う薊。
 創真:「失礼な奴もいたもんだな」
 ホントにね!!
 スタッフ(新戸)の制止を全く聞かずにズカズカ勝手に侵入した挙句、大っぴらに客達に無礼な発言をかまして折角の楽しい食事の場に水をぶっかけまくりやがってね!
 そうです。
 食事の邪魔をしたのは他ならぬ薊本人の方ですよ。

 しかも実の娘の前で妻以外の女性とイチャついているという。
 どこまで最低なんだこの父親は。



 こうして薊の勝手な言い分は通ってしまい、これからの審査は薊・デコラ・アンの三名で行われることに。
 それをラッキーと言う創真。
 何故なら
 直接「味」でぶん殴られるから。


 ごもっとも!!!

 やったれ創真。
 地平線の彼方までぶっ飛ばしてやってくれ。

 それにしても少ない言葉で皆の士気を一気に取り戻す創真はさすがの一言♪

 そんな創真に新戸はヒロイン顔に。
 あれ?新戸もヒロイン参入ですか?
 歓迎するけど。




 一方、竜胆先輩は勝負の場に水を差されたとイライラも露わに調理。
 そんな竜胆先輩を観察するタクミ。
 試合前、タクミは女木島先輩からある事を言われていました。
 この連帯食戟に対して誰よりも葛藤し続けてるのは小林竜胆なんだ、と。

 あ~~~やっぱりそうでいてくれましたか。
 それが分かって、むしろホッとしましたよ。 

 十傑達が謀反を起こした時、竜胆先輩はその理由を「新しい波に乗る方がドキドキするから」と笑ってましたが(第134話)、やはり竜胆先輩はそう単純なキャラクターではありませんでしたね。
 むしろ、私の推察が当たっているならば、言動は男勝りなもののやはり竜胆先輩は“女性”なのだなあ、と色々納得しました。
 薊政権についてはいるものの、どうやら竜胆先輩は薊本人を支持しているわけではないようですね。


 そして、竜胆先輩を観察し続けていたタクミが感じ取ったのは・・・
 「威嚇」。

 あ~~~なるほどなるほど。
 竜胆先輩は「そういう人」だったのでしたか。

 全キャラクターの中でもトップクラスで快活で表情豊かで裏表が無さげな竜胆先輩。
 ですが、彼女も「虚勢」を張る人物なのですね。えりなのように。
 そしてそんな彼女の虚勢は「紛れ込ませる」という形になってるんですね、創真のように。

 多分竜胆先輩は激しい態度によって己の不安や恐怖といった感情を隠すタイプなのでしょう。
 そして普段から喜怒哀楽の大きい人物だからこそ、例え深刻な心情だったとしても普段の大きい感情表現の中に紛れてしまって周囲の人が気付きにくい、という。



 さて、料理も完成したようですし、次回は実食ですね。
 そういえば竜胆先輩の料理スタイルも不明のままですし、竜胆先輩自身の掘り下げと共に期待しましょう。

 


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取り敢えずこれだけは言っておきたい。(今週の『食戟のソーマ』について)

2018-05-14 23:45:00 | 食戟のソーマ

 

 

 

 よかった・・・。

 

 

 

 

 

 

創真が“被害”に
遭わなくて・・・!!!
(TT)

 

 

 

 

 

 ・・・さて。
 それじゃあ記念考察第三部に取り掛かるとしますか。

 


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