予定外その1。
短くするつもりだった5周年記念記事が思いのほか長くなってしまった件。
自覚していた以上に『キングダムハーツ』は大作でした。(^^;A)
予定外その2。
花粉症は少し前から治まっていたものの、歓送迎会の準備の方も思いのほか周囲の方々が積極的に協力してくれて、大方目途がついたこと。
ありがとう、職場の方々。(><。)
予定外その3。
私のブログ開設における「先生」から思いもかけず、お祝いの言葉が・・・!!!
もう感謝と感激で一杯に。
ブログやってて本当に良かった・・・!(><。。。)
そんなわけで色々な予定外が重なり、エネルギー大回復☆
このチャンスを逃さず、溜まっていた『食戟のソーマ』の感想を少しでも進めることにしましょう。
ちなみにジャンプ本誌の方はというと・・・
そうきたか。
といった感じです。
もはやえりなの勝利は間違いないでしょうし、薊政権の撤退も確実でしょう。
ですが。
創真単身を応援している私としては・・・
あれはまずい。
不味いじゃなくて、まずい。
よりによって
創真の「あの料理」を用いてしまったのは。
しかも“まんま”で。
状況的にみて、「この件」が取り上げられるのは後になるでしょうが・・・
えりなは、やり過ぎてしまいましたね。
週刊少年ジャンプ2018年11号掲載
掲載順第16位
第250話 【司瑛士という男】
一色先輩の思いと言葉は、寧々先輩の胸中に一石を投じた模様。
寧々先輩も綜明先輩のように、セントラルに対する考えを改めてくれるといいのですが・・・。
で。
そんな空気を読まずに介入してきたのが司。
何の用かと思えば・・・
創真に続き、今度は一色先輩を勧誘ってか★
相変わらず相手の立場や心境を一切考慮しない奴ですね。
マイペースというと創真や一色先輩がまず挙げられるでしょうが、司もかなりのマイペースと言えましょう。
司の審査に入る前にと、挟まれる扉絵。
リアルタイムに倣って十傑達のバレンタインデーの一コマです。
個人的には是非創真サイドも見てみたいのですが・・・それは叶わぬ夢になるだろうな~。
だって主人公サイドのバレンタインデーに関しては、佐伯先生のお師匠さんの独壇場でしょうから。
予想に違わず、とても「らしい」チョコをお渡しになられている竜胆先輩(苦笑)。
でもそれ以上に驚かされたのが、平然とそれを食べてる司という。
ひょっとして司は創真のゲテモノ料理も受け入れられるかも!?
一色先輩の椀物に対し、司が出したウサギ料理は『野ウサギの王室風仕立て(リエーブル・ア・ラ・ロワイヤル)』。
うん。ぜんっぜんわかんない★
野ウサギ料理としては王道中の王道の品とのことですが、司は中にフレンチ版茶碗蒸しである「ロワイヤル」を仕込むことで、料理名の『ロワイヤル(王室)』との二重の工夫を施していました。
個人的には「ふ~ん」といった感じ。
だって一色先輩の椀物にはそれ以上の工夫が見受けられましたから。
・・・ですが、残念ながら結果は3-0で司の完勝。
う~ん、でもさすがにこれは極端すぎるのでは・・・。
前回ラストのイメージで司の鎧にヒビを入れるぐらいのダメージは与えられたんだし、2-1でもよかったのでは・・・。
私にとって一色先輩は上級生陣の中で人格・実力共に最も買っている人物だけに、これほど大差がつく敗北は納得しにくかったです。
まあでも。
「和食にフランス料理の古典的ソースを合わせる」という一色先輩の得意技(第216話参照)が今回も用いられていなかった辺りに、一色先輩の真の実力にはまだ「余白」があることが窺えます。
今回は負けてしまったものの、一色先輩はまだまだ要注目の料理人ですね。
そんな一色先輩の脱衣については、ちゃんとスジが通ったものになっているなあ、と。
相手の美味しい料理を食べた際に屈服や感嘆の象徴として「脱衣」の描写が入るのがこの漫画の法則ですが、今回の一色先輩の場合は料理を食べていないものの、敗北のイメージとして脱衣描写が描かれていました。
普段ならばイメージで終わるそれを、なんと今回はリアルの方にも導入。
これだけならば、あの謎設定である疲労制の時と同様に非難しまくりになっていたのでしたが・・・、違うのはここからでした。
一色先輩は自ら脱衣していることでツッコミを解消しているんですよね。
この行動が至って素直に受け止められたのは、一色先輩の「脱衣キャラ」という設定がこれまで丁寧に積み重ねられていたからこそ。
何気にここのシーンは、画面のインパクト・作品の世界観・キャラ設定と、非常に整合性の取れていたシーンだったと思います。
つまり、何が言いたいかというと。
一色先輩は創真やえりならと同様に、作者から大切にされているキャラクターだという事です。
一方、司は過去エピソードが公開。
あ~司の「そういう所」は昔からだったんですね~。
今回は絵の具で済んでますが、これは極端な話、自分の作品の為ならば他人のものでも平気で奪い、他人の意思も気に留めないという、人の世界の中で生きていくにはかなり問題アリの気質ですよ。
なんていうのかな・・・。
他者の気持ちがわからない、とでも言いましょうか。
しかも厄介なのは、そうだとしても仕方ない、と割り切ってしまっているところなんですよね。
言うなれば相手に歩み寄ろうという姿勢がこれっぽっちも無いんですよ。
自分は自分。他人は他人。
ある意味で究極のマイペース。
そういうところが他者(人)を見ようともしていないという。
そして。
これがいわゆる「天才」故の周囲との差異というわけで。
この点が、前々回で寧々先輩が思っていた「凡人(他者)の気持ちが分からない」という「天才の考え方」。
そういう人物だったのは一色先輩ではなく、司の方だったというわけです。
そういうわけで、私個人による裏テーマで見てみると、今回の勝負は「自我と情熱」のうちの「自我」に焦点が当たった闘いだったと言えましょう。
力で屈服させることで、自分の要望―――「自我」を押し通そうとする司。
対して、完敗を喰らっても尚堂々と「自我」を貫く一色先輩。
人としてどちらが格上かは一目瞭然ですね。
いえ恰好の事ではなく。(←)