やはり『暗殺教室』はアニメ化決定となりましたか。
松井先生おめでとうございます!!(^^)
『魔人探偵脳噛ネウロ』連載の頃から一読者として応援していたので、今回の報は当然とは思いつつもやはり嬉しかったですね。
それにしても、アニメ化と同時に実写映画化って・・・(汗)。
いえ、確かに前評判は既に充分ありますけども・・・う~~~ん。(基本栗うさぎはアニメの実写化に否定的)
今回の『暗殺教室』、そして『ワールドトリガー』と、ほぼ同期の作品がアニメ化決定となり、『ソーマ』はちょっと置いてかれてしまったような・・・。
かといって私としては『ソーマ』のアニメ化は特に望んではいないのですがね。
下手にメディアミックス化されるのだったら、このままの方がよっぽど良いです。(附田&佐伯先生がこれ以上多忙になってしまわれるのも心配で堪りませんし)
ちなみに今週の『ニセコイ』。
楽の着物姿に春が悶えておりましたが、ここの春の心の声、まんまポスターセンターカラーの創真に対する私の叫びでした。
そんなカラーイラストの感想も含めて、今週も元気にいってみましょう!!
週刊少年ジャンプ2014年31号掲載。
掲載順第7位
第76話 【決闘の作法】
さて、今回はポスターを兼ねてのセンターカラー。
果たしてどんなのかな~?創真メインかな~?それとも女の子メインかな~?と期待を抱きながら、ページを捲っていきました。
パラ・・・パラ・・・。 (前半の白黒ページ通過)
まだかな~。
パラ・・・パラ・・・。(中盤の情報カラーページに到達)
お。そろそろ?(ワクワク♪)
パラ・・・
天国を観光すること小一時間。
気付いたら、辺りが血溜まりでした。(なにそのホラー)
創真さん格好良すぎぃーーー !!!!!!!!!!
o(><o) (o><)oo(><o) (o><)o
なんですか侍姿って!!
卑怯ですよ不意打ちですよ反則ですよ!!!
しかも超似合ってるじゃないですか格好良いじゃないですか!!!
もう創真は充分過ぎるほど男前だというのに・・・
佐伯先生の神神神神!!!
↑
(参考:今週の『ニセコイ』春の心の叫び)
いやマジでハート打ち抜かれました。
これは全国の女性ファンが悶えるレベルです。
このポスターの折り方、絶対「計算」してますよね?
前から順に倣ってページを捲っていた私は見事にその策略にド嵌りしてしまいましたよコンチクショウ。
月明かりの元に佇むイケメンカルテット[創真・タクミ・葉山・黒木場]。その後ろにおまけが一人。(←)
現時点で生き残っている本戦メンバー達ですね。
皆さん格好良いのですが、やはり私としては創真に目が釘付けvvv
センターな上に、静かな微笑・・・。
“強者”の箔が一番伝わってきます。
それにしても、創真の赤髪って、凄く闇夜に映えるな~~~。
普段中々見れない凛々しい表情と相まって、尚更目を惹かれてしまいます。
それと、やはりこのイラストでも、第70話のセンターカラーの時と同じく感じました。
創真の、他のメンバーとの微細な違いを。
あの時は創真だけ表情を極端にして相違性を出していましたが、今回は服装にも違いが。
本編でもイラストでも、これまで常にラフな服装だったというのに、今回はメンバーの中で一番きちんと着こなしている創真。
そして髪型も、他のメンバーは髷風に結っているものの、唯一結っていないという違いが。(まあ、そこは単純に髪の長さでしょうけども)
イケメンカルテット中一番シンプルな衣服でありながら、その着こなしと表情によって放たれる確かな存在感。
流石は主人公といったところですv
・・・ちなみに、これで創真が付け毛でもして長髪になっていたら、某流浪人にちょいとカブるな☆と思ったのはここだけの話。(赤髪&切り傷が)
というわけで、家宝がまた一つ増えましたv
(あ。裏面[白]の方の感想は、男性読者にお任せします/苦笑)
そんなセンターカラーが大変な事になっていた一方、本編も大変な事に。
悪者顔過ぎでしょ美作(滝汗)。
もはや連載開始以来最大級の醜悪キャラと化してます。
そんでもって舌長いな!(爆)
放送室に届く、突如の通達。
川島麗に先輩なんていたのね。(佐々木由愛という同期?の子はいたけど)
落ち着いた口調から、アナウンスは川島ではないなとは思っていましたが。
一昔前の少女マンガに出てきそうな(笑)、おっとりお姉さま系な先輩。
この人も単行本のおまけページでプロフィール紹介が設けられたりするのでしょうか?
そして、通達事項がアナウンスされます。
その内容とは・・・
「次の第四試合――― 「食戟」が行われるとの事です!」
ええええええええええーーーーーーーーーー!?!?
秋の選抜の真っ最中に食戟だってー!?
(あ、ここの驚き顔の創真なんか可愛い)
行事的試合中に個人的勝負の重ね掛けなんて、そんなの出来るの~!?
私も観衆達もそう驚いたものの、仙左衛門によれば可能とのこと。
双方の合意があるならば、時も場も問わない―――それが食戟。
極星寮の仲間達と合流する創真と恵。
つい先程まで一緒にいたタクミと美作が急に食戟を行うことになったことに、二人も事情が把握出来ないでいました。(あ、ここでは恵も、イサミがいるからタクミを苗字でなく名前で呼んでるね)
そんな中、タクミに食戟を仕掛けたのは最初から美作の意図だったのでは、と言う伊武崎。
叡山にとっても美作は、勝つことにしか興味の無い、料理人としては完全に屑とさえ思われている人物でした。
そうして食戟を繰り返し、これまでに99回の勝利を重ねてきたとのこと。
それにしても、隣り合って話を聞いている創真と恵がどうしようもなくお似合いに見えて困る。
ほんとこの二人、並んでいる姿が自然だよね。様になってるよね。
ちなみに美作の事について伊武崎が詳しかったのは、予選で負けたのが悔しかったため正体を探っていたからでした。
きっと伊武崎も怒らせると怖いタイプに違いない(苦笑)。
美作が食戟の「対価」として求めてくるのは“道具”。
しかも、対戦相手が亡くなった母親から譲り受けた形見の包丁まで高笑いしながら奪い取ったという、料理人としてだけではなく人としても最低な行為まで。
大抵は揚げ物コンビのように、怒りが表情に出るものでしょう。
ですが、創真は全く表情は動かず。
それでありながら本気の怒りが伝わってくるあたり、いかに見せ方がハイレベルかというのを感じます。
そうして選手入場へ。
案の定、今回も「白と黒」。
っていうか「美少年と野獣」(爆)。
奥さん!!この作品は「少年漫画」です!!!
食戟をリアル観戦出来ることに盛り上がる観衆達。
そんな他人事な観衆達に、極星寮の仲間達は怒りを。
ごもっとも!!
そんな親身になって怒ってくれる極星陣は本当に良い人達ばかりです。
いまやタクミは、立派な極星陣の仲間なんですね・・・。(^^)
そんな彼らの懸け橋になってくれた創真と一色先輩には本当に感謝。
美作が自身の勝利の際に要求してきたものは、やはりメッザルーナ!
「正しき作法」でもって、タクミは美作に決闘を叩きつけます。
愚直な挑発をただ受けるのではなく、自分から作法に沿った決闘を挑む。
自身の誇りと大切な者のために。
これがタクミ・アルディーニという料理人です。
タクミ格好良いね。
思えば一対一という形でのタクミの勝負を見るのはこれが初めて。
これはぜひともタクミに勝ってもらいたいところ!!
いよいよ始まる、本戦一回戦第四試合兼食戟!!
そのお題は「デザート」!!
テーマは「食卓の最後にふさわしいデザート」とのこと。
そうして、いざ開戦。
食材を取り出すタクミ。
ところが、美作が取り出した食材も、タクミと同じで―――!?
やはり作品タイトルにあるだけのことはあります。
「食戟」。
この言葉が出ただけで、これまで全体的に見てややマンネリ気味だった流れが一気に引き締まることに。
それにしたって、選抜の真っ最中に食戟が、しかも公に行われることになろうとは。
食戟には双方の合意だけでなく、「正式な勝負を証明する認定員」、「奇数名の判定者」が必要なはず。
確かに「奇数名の判定者」という条件は満たしているけれど、他の条件が・・・それに対価はどうするの?などと云々思っていたら、あれよあれよと条件が揃ってしまいました☆
何を置いても最優先にされるという優遇ぶり。本当に「食戟」は特別にして絶対的なものなのですね。
これまで通り、「秋の選抜」内の試合だったらまず間違いなく、タクミは美作の実力を知らしめるための犠牲になってしまうであろうと思われていたことでしょう。
実際私を含め、ほとんどの読者は「美作(=叡山の刺客)と当たった人物は敗退」と予想していたと思います。
ですが、「食戟」というこの作品において特別な意味を持つ対決形式へとなったことで、俄然勝負の行方が分からなくなりました。
これはもう・・・非常に見事としか言えません。
話の運び方上手過ぎですよ附田先生。
どんだけ読者を翻弄させれば気が済むんですか。(とか言っときながら笑顔)
さて、「デザート」となった第一回戦最後のお題。
これまでずっと「料理」のみが作られてきましたが、遂に「スウィーツ」の出番が来てくれて嬉しいです!
デザート(スウィーツ)と言えば、本場はヨーロッパ。
イタリア出身のタクミにとってかなり有利なお題と言えます。
だけど・・・。
このお題は美作にとってもきっと有利なお題でしょう。
創真も思っていましたが、その性格からして非常に繊細な料理を作ってくるであろう美作。
「デザート」という最も見た目の美しさが要求されるお題なだけに、美作もその名の通りの美しい品を作ってくるに違いありません。
図体に似合わない繊細な腕前で、一体何を得意ジャンルにしているのかと思っていたら・・・
なんと、どうやら美作は相手の料理を模倣するというスタイルの持ち主な模様。
超詳細に相手の事を調べ上げた上で、相手と同じ料理を出してくるようです。
これだけなら単なる真似ですが、99回も勝利を重ねているということは、やはり仕事の細やかさや美しさ、気配り等で相手の料理の更に上を行く品を出してきていることが推測されます。
そんな美作に真似されることになってしまったタクミは一体何を作るのか。
イタリアのデザートと言えば、代表的なのはティラミスやパンナコッタ。
でも、どちらもレモンは使わないし・・・。
試しに[イタリア デザート レモン]で検索してみたところ・・・ヒット☆
どうやらイタリアには、『トルタ・アル・リモーネ』というレモンのタルトがあるようです。
果たしてタクミが作ってくるのはそれなのか。それとも意表を突く別の物を作ってくるのか。楽しみです。
「カレー料理」、「お弁当」、「ラーメン」、「ハンバーガー」と続いた選抜のお題。
今回の「デザート」で確信しました。
これはもう間違いなく、「日本独自の進化・発展を遂げた料理」が共通テーマとして選ばれています!!
もしくは、「世界で高く評価されている日本の料理分野」ですね!!
その理由は第73話感想で述べましたが、今回の「デザート」もまた然り。
前述した通り、デザートの本場はヨーロッパですが、いまや日本のデザート(スウィーツ)も世界でかなり注目を集めているんですよね。
品質の良さに加え、飴細工などの製菓技術においては世界でもトップレベル。
スウィーツの世界大会でも各強豪国と対等に渡り合い、常に上位の成績を収めているほど。
和菓子だけに留まらず、西洋菓子であるデザート(スウィーツ)も、日本が世界に誇れる食文化なのです。
今回の展開に、ネットでは「タクミが負けた場合、創真が敵討ちとして美作と勝負し、メッザルーナを取り返すだろう」という予想が見受けられますが・・・。
私はそうはならないと思います。絶対に。
万が一タクミが負けたとして。
仮にその後創真が美作と対決したとしても。
創真は美作にそんな要求はしてこないでしょう。
もし要求したとしても、「もう一度タクミと食戟しろ」というようなことを言ってくると思いますよ。
だって。
傷ついた誇りは、自分自身でしか取り戻せないのですから。
創真と同等のプライドの高さを、そして共通する誇りを持つタクミ。
だからこそ、創真は安直な手助けはしないと思います。
自身と、大切な者の誇りを懸けた勝負。
私から言わせれば、退学を懸けるよりも重大な勝負ですね。
“熱さ”だけで見るならば、予選での創真VS葉山に匹敵する程です。
まさか第一回戦の最終試合でこんな熱い展開になるとは誰も予想していなかったことでしょう。
それもやはり、タクミが熱く真っ直ぐな人物だからこそ。
流石は創真が初めて認めたライバルですね!!(>▽<)
さて、色々気になる次回の両者の調理。
模倣するといっても、果たして美作はどれほどのレベルを見せてくるのか・・・。
単なる猿真似+ちょい足しなら全く警戒する必要はありませんが、“模倣”も極めれば立派な武器ですからね。
実際、日本はその「高品質な模倣」によってここまでの発展を遂げてきましたから。
ですが、いくら材料や調理法を真似しても、絶対に真似出来ないものがあります。
それは発想。
前回で、葉山の武器はスパイスだけではなく、むしろ彼の力の真骨頂は天性の嗅覚であることが示されていましたが、それはタクミも。
イタリアンと日本食の融合という特色を持ちつつも、タクミの力の真骨頂は創真と同じ、「先入観に囚われない自由で柔軟な発想」なのですから!!
そしてこの“発想”もまた、日本の食文化がここまでの発展を遂げた要因の一つなのですよね。
単なる「遊び」で勝負している美作。
「誇り」という絶対に譲れないものを賭けて勝負に挑むタクミ。
両者の格の差は歴然です。
「絶対に負けない」という創真との約束もあることですし、ここは本気でタクミの勝利を願いたいと思います!!
前回&今回で格は大暴落してしまったものの、私としてはまだ美作に嫌悪は抱いていません。
現時点での私の彼への印象は、ひたすら「勿体無い」という感じですね。
美作は、料理人としての誇りにさえ目覚めれば、物凄く良い料理人になれると思いますよ?
個人的には「改心しての更なる成長」を彼に期待しています。