早くも9月。
カレンダー上ではもう秋となりましたね。
実際お盆が終わったと思ったら急に涼しくなり、気候の方も一気に秋になった感じです。
寒暖の差が激しい故に体調も崩しやすい時期なので、皆様もお気を付け下さいねー。
さて、今週のジャンプですが、朝5時に目が覚めたのでそのままコンビニに突撃してきました。(←)
『ソーマ』以外の内容についてちょこちょこと。
≪名場面複製原画プレゼント≫
応募するっきゃないでしょ!!!
いや、次号も買わないと応募できませんけども。
場面は担当編集者が選んでくださったとのことですが・・・。
『ソーマ』の担当の方、分かってらっしゃる。
≪火ノ丸相撲≫
もはや凄いとしか言いようが・・・(汗)。
連載開始当初から確かに「面白い」と注目してはいましたが、この掲載順位の高さ。
明らかに当初の『ソーマ』よりも人気を得ていますね。
そして次回からは2号連続でセンターカラーと、編集部側も全面的にプッシュしているのがしかと見て取れます。
このまま順当にジャンプを支える看板漫画の一つとして、成長していってもらいたいですね。(^^)
≪暗殺教室≫
烏間先生カッコいい!
良い所取られちゃったけど、舌ペロな殺せんせーも可愛かったv
≪黒子のバスケ≫
色々大変な事もありましたが、ありがちな「引き伸ばし」を入れずに、とても綺麗な形で終わりを迎えてくれたことが私としては嬉しかったですね。
藤巻先生が悔いの無い終幕を描けて良かったです。
これまでお疲れ様でした!!
≪巻末コメント≫
岸本先生に超同感。
『ヒックとドラゴン』。これ本当に名作ですよ!!!
タイミング悪く放映された時期が『トイ●トーリー3』と被ってしまったため、日本での興行収入はそれほど伸びなかったこの作品。
ですが、内容は本当に物語・演出・キャラクター、音楽・・・、もう全てが最高峰!!!
それほどの最高傑作であるにも関わらず、続編の公開は、日本では未定なのです・・・。
この作品は劇場で見てこそ真の価値が伝わる作品なので、私も劇場公開を切実に祈っています!!
もし純粋なワクワク感を求めている方がおられたら、DVD(&ブルーレイ)になっているので宜しければご覧になってみてください。
自信を持ってオススメできる作品です!!!
さて、では今回もいってみましょう~。
週刊少年ジャンプ2014年40号掲載。
表紙&巻頭カラー
第84話 【隠された課題】
うおおおおお表紙&巻頭カラー!!
なんて熱い表紙なんだ!!
これ本当に料理漫画ですよね・・・?と尋ねてしまいたくなるぐらいの気迫と熱さ。
完全バトル漫画なノリに圧倒されてしまいました。
剥き出しの闘志!!
まさに煽り文の通り。
これまでの表紙イラストの創真は全て明朗な表情でしたが、今回は本編の内容にも沿って不敵さ全開です。
これほど挑戦的な笑みを表紙でぶちかます主人公も珍しかろう・・・。(※褒めてます)
・・・ていうか、準決勝でこの熱さなら、決勝戦の際は一体どうなっちゃうんでしょう・・・?
と、冷や汗をかきつつもページを捲っていざ本編へ。
表紙の熱さとは打って変わって、巻頭カラーは静かな雰囲気。
第76話でちらと言われていたのに沿って、武蔵坊弁慶な美作と牛若丸な創真です。
そういえば、『唐揚げ編(商店街復興編)』でも今回のようなイメージ画から始まる巻頭カラーがあったけなあ・・・と懐かしくなり、見直してみたらなんとまあ!
丁度一年前が、その表紙&巻頭カラーでした!!
ジャンプ編集部の方や附田先生達も敢えてそれを狙ったのでしょうか?
このタイミングと一緒にストーリーの展開も合わせるのはかなり大変だったでしょうに・・・。
相変わらずの影にして緻密な配慮、恐れ入ります。
それにしても美作の弁慶姿似合いすぎ・・・(汗)。
でもそれ以上にツッコみたい。
その首にぶら下げている物を。
そうか怪我したいのか!そんなに怪我したいんだな!?(←)
そんな美作に対し、牛若丸な創真には正直違和感。
私の中の創真のイメージは、「牛若丸」とはちょっと違うので・・・。
むしろ「牛若丸」なら、タクミの方が似合ってたかも・・・。
と、ぐだぐだ考えながらページを捲り、見開きの扉絵へ。
前 言 撤 回 。
創真かっけえええええええ。
ベール???に隠れていて最初気付けませんでした。
長髪な創真さん!!!
ポニーテールな創真さん!!!(←髷と言いなさい)
うひょーーーーーvvv
第76話の扉絵でアホなほど騒いだ後「創真だけ髷を結ってない」と感想を述べたのですが、ここにきてお披露目とは!!
やはり私のように、創真の長髪バージョンを見てみたいという女性読者の声が多かったのでしょうかね(笑)?
こうして見ると牛若丸な創真もかなり良い感じv(←ザ・手の平返し)
「中性的な美少年」「正義感はあるが争いは好まない」、私にとってそんなイメージだった牛若丸。
それが創真にかかると好戦的で凛々しい、ある意味新しい姿で描かれているようにも思えます。
そんな今回のイラストは、シチュエーションに合わせて画風もいつもと変えてますね。
普段より彩度を落とし、日本画風な色使いになってます。
・・・でもなんといっても。
右上の小さな注釈に笑いが止まらない。
(附田&佐伯先生のこういうとこ好き。ホント好き。)
それでは満を持して本編へ。
遠スポを通して創真と美作の食戟を知り、電話口で話し合うのはかつての「非公式の食戟」に立ち会った方々。
遠スポってネット配信もしてるんですね。こりゃあ思っていたよりもずっと大きなメディア陣営みたい。
やはり「彼ら」も創真の食戟には興味があったようでしたが、予定が合わず、今回は不参加とのこと。
う~ん残念★またの登場をお待ちしています。
それにしても・・・。
随分と穏やかな表情が出来るようになったね四宮。(^^)
今度は、うまくやれているようで何よりです。
場は戻り、えりなにビーフシチューをダメ出しされる創真。
えりなの態度が予想通り過ぎるほど予想通りで、もはや呆れた。
確かに最初に「味の是非をみるだけ」とは言ってたけどさ。それでも、創真へのこの冷遇はほんと癪に障ります(怒)。
そんでもって追い出しておきながら、ちゃっかり報酬として漫画の続きを催促するという抜け目の無さ。
でも、借りるのはいいけど・・・、返す時はどうすんだろ?
蔑むだけ蔑んで、えりなが何も助言しなかったと頭を抱える早津田。
ですが、創真はえりなの言葉に引っ掛かりを感じ取っていました。
流石!!
創真って本当に「言葉」に鋭い子ですよね~。
敵対するのであれば、創真ほど発言に気を付けなければいけない子はいないと思います。
それからずっと考え込んでいる創真に、気分転換にと、準決勝の審査員が堂島先輩になったという話題を振る早津田。
しかも、水原と乾も審査員として参加するとのこと!
お~彼女達もここで再登場ですか~。
四宮と乾のどつき漫才が見れないのは残念ですが(笑)、彼女達単独でも充分個性はありますし、面白くなりそうですね。
乾も来ると知り、合宿の時に彼女から出された課題の事を思い出す創真。
そう、日本料理・・・!
そうそう、タクミの品・・・!
そうだよ創真!!“近づいていってる”よ!!
そんな時、現れたのは郁魅。
夜分遅い時間であったのに、創真に差し入れするために訪れてくれたのでした。
そんな郁魅に笑顔でお礼を言う創真。
本当に創真って素直な良い子。(^^)
効果音は「へらっ」だけど、私的にはここの創真の笑顔は「ヘラ顔」ではなく「ホノ顔」。
見てるこっちもなごむ、可愛い笑顔v
喧嘩してしまった時は辛かったですが、どうやら改めて仲直りする必要は無さそうですね。
郁魅も本当に良い子。(^^)
文字で書くと同じ「ツンデレ」なのに、どうしてどっかの氷の女王サマとはこうも違うのか。
まさに天と地の違い。
月とスッポン。
お日様とスリッパ。(←?)
そしてツンデレ炸裂な激励(苦笑)を送り、郁魅は走り去ったわけですが・・・。
・・・・・・・・・・う~~~ん・・・・・・・・・・。
読ませて頂いている身でありながら、かなり失礼なことを言わせて頂いても宜しいでしょうか?
佐伯先生、ひょっとして人物の走る姿は描き慣れていませんか・・・?
前回の駆けるえりなの後姿といい、今回の郁魅といい、「走る」描写に時々違和感を覚えてしまうんです。勿論、しょっちゅうというわけではないのですが。
ま、自分は描けないくせに何言ってんだってハナシなんですけどね。
郁魅からの差し入れは、牛肉の様々な部位の詰め合わせでした。
さすが「ミートマスター(いや、ミートジェネラル?)」、ビーフシチューにおいての牛肉の主役性をよく分かってくれていますね。
保冷袋に入っているというのが、さり気に芸が細かい。(ちゃんと保冷剤も入っているし)
こういう描写に郁魅の、ひいては作者の細やかな気配りが感じられてとても好ましいです。(^^)
一般的なものだけでなく、珍しい部位も入っていた郁魅からの差し入れ肉。
ですが、この肉は使えないだろうと考える創真。
もしこの肉でシチューを作ってしまったら―――
その時。
遂に、創真の中で“繋がった”ようです!!
早津田に(も)感謝する創真。
「お前がいてくれてよかった」なんて言われてますよ!!
いーなーいーなーいーなー!!
こんの幸せもーん!!(←やっかみ)
・・・と思ったら。
つまみ出されちゃいました☆
ここの早津田くんマジワンコ(笑)。
っていうか、中学生男子を片手でつまみ出すって・・・。
創真さん、キミひょっとしなくても力持ち!?
アイデアが固まり、早津田も閉め出して完全単独作業に入る創真。
窓にも気を付けて!
美作は盗撮も得意よ!(爆)
決戦の日が刻々と迫る中、創真は一人ビーフシチューの改良に打ち込みますが・・・。
ああ、この調子だとまた徹夜を繰り返してる模様。
お願いだから少しは休んで・・・!最低限の睡眠は取って・・・!(><。)
そんな中、戸口に置かれた水筒に気が付く創真。
それは恵からの差し入れでした。
創真の試作の妨げにならないようにと気遣って戸口に置いてくれたのでしょうか?
郁魅も健気だけど、恵もやっぱり健気な良い子。(^^)
置手紙の文章も、恵らしい慎ましやかさが伝わるものでした。
冷たい麦茶を置いていってくれた恵。
創真がビーフシチューという、熱くて味が濃いものばかりを口にしていることを配慮して、冷たいさっぱりしたものを選んでくれたのでしょうかね?
そういえば、第14話【恵の庭】で、恵はおにぎりと一緒に麦茶とほうじ茶も皆に振る舞っていましたっけ。
あの時、創真は麦茶を選んでいたのかなー?
それを恵は覚えてくれていたのかなー?
と、この事だけで色々と思いを馳せてしまいました。
この時の創真の表情も優しいんですよこれが。(⌒▽⌒)
そうして創真は気合を入れ直し、再び試作へと取り組むのでした。
そして、いよいよ訪れた選抜準決勝当日。
開始に向けて集まる多くの面々。
あ。大泉のお爺ちゃまも来てくれてるー♪わーい♪
堂島先輩、乾、水原の三人でも食戟の審査は成立しますが、大泉のお爺ちゃまと眼鏡の青年も審査に加わってくれるのでしょうか?むしろぜひ加わって欲しいです。
選手入場口で創真を待っていた早津田。
関係者以外は立ち入り禁止の筈ですが、早津田は報道関係者ということで入れているようです。
やはり早津田は創真達が気付けなかったり行けないところに、介入出来るという存在になりそうですね。
フットワークもありますし・・・、これはなかなか頼もしい味方が出来たのではないでしょうか。
一抹の不安はやはりありますが、もうこれからは早津田も創真の仲間として見ていこうと思います。
開始時刻ギリギリに現れた創真。
用事があってそこに赴いていたようですが、一体どこに寄っていたのやら・・・?
そして、美作のトレース料理に勝つアイデアは浮かんだのかという早津田の問いに、創真は「分からない」と。
うん、創真らしいです。
勝負というものはやってみなければわからない。
だからこそ、時間が許す限り対策を練り。
全力を持って立ち向かう。
あとはいつも通り、料理を楽しむだけ。
あ゛~~~~~!!!
かっこいい!!!
一方その頃。
自宅のマンションにて、いまだ一人落ち込むタクミに、イサミは伝言を伝えていました。
それは創真からの。
そうか、試合前に創真が寄っていたのはここだったのですね。
その伝言とは・・・
「俺の試合を見てろ」
ここの創真の表情。
素でドキッとさせられました。
この表情もまた、これまであまり見せてこなかったものでしたから。
なんていうんだろう・・・。
優しい表情とも、柔らかい表情とも少し違う・・・。
強いていうならば、それは・・・
“温かい”表情。
自分の料理人人生。
料理人としての誇り、
そして、ライバルであり友への思い。
色んなものを背負い・・・。
いざ、食戟へ。
あ~格好良い格好良い格好良い。
なんかもう360°どこから見ても創真を格好良いとしか言えなくなってきました。
今回は随所に心温まる交流がありましたね。
久し振りに登場した四宮も元気そうで嬉しかったですが、やはり今回ピックアップすべきは、ヒロイン達それぞれの創真への“助力の形”でしょう。
えりなは「否定」という形で、創真の品の至らぬ点を指摘。
郁魅は「協力」という形で、改良のアイデアのヒントを。
恵は「応援」という形で、創真の気力を補填。
それぞれが、自らの個性、能力、立場等に沿った形で創真を支援していました。(若干一名、協力するつもりなんて毛頭無い人物がいましたが/怒)
一人で頑張って戦ったタクミと公平にさせるためにも、附田先生方は創真の料理人人生が懸っているというこの大勝負を、敢えて基本的に創真一人で考え、努力させたのだと思います。
ですが、これまでの自分を超えるには、他者からの助言や協力は不可欠だということ。
そして、創真を支え、応援してくれる人達はたくさんいてくれるということ。
それを示すために、直接的ではなく、あくまでえりなや早津田の何気ない言動から、美作のトレース料理に勝つアイデアのヒントに繋げさせたのだと思います。
「創真自身の力」と「他者からの協力」。
そのバランス加減がとても良かったと思いました。
唐揚げ編といい、今回の件といい、今のところ実質的な創真への貢献度が一番高いのが郁魅。
選抜が終わったら、創真から「お礼」としてなにかイベントでも起きてくれないかな~。
如何でしょう附田先生(笑)?
そんな郁魅が差し入れてくれたお肉から発想を得た創真。
さて、そのお肉とは一体どこの部位だったのでしょうか?
それは珍しい部位とのこと。
軽く調べてみただけでも、ミスジ(肩甲骨の下の部分)、カイノミ(脇腹のあたり)、イチボ(臀部)、ヒウチ(後ろ足の付け根)等といった、普段聞かないような部位がたくさんありました。
そのいずれも、柔らかいため普通は刺身や焼肉で食すとのこと。
もし、これらの内のいずれかが用いられているとするならば、創真が最初「シチューには適さない」と考えたのは、「そんな柔らかい肉を煮込んだら、トロトロに溶けて形が完全に無くなってしまう」というふうに解釈できるのですが・・・。
ですが、ビーフシチューの肉は形を留めておかなくてはならないなんて決まってませんものね。
そのお肉の特性が、鍵である白味噌の風味の活用にも繋がってくるのでしょう。
そしてその白味噌もまた、「日本独自の進化・発展を遂げた料理」という、選抜の隠されたお題を満たすものです。
味噌はそれこそ日本を象徴する調味料であり、味ですから。
プロト版の段階ではえりなからダメ出しされましたが、創真はひょっとしたら「隠し味」程度ではなく、かなり全面的に白味噌を押し出してくるかも。
いま一つ推測できなかったのが、早津田からのヒント。
どうやら残さず食べた挙句に、満腹になってしまった事から創真は着想を得たようですが・・・。
多分・・・ビーフシチューの「重さ」に関係する・・・のかな?
早津田が口にしていた、「何杯でも食べられる」品・・・。そして「洋食のメイン一品」というお題・・・。
そのことから、創真はメインとして確かな存在感がありながらも、伏せて他の品も食べられるような軽さも合わせ持つビーフシチューを目指している・・・とか???
味噌と牛肉がメインで、何杯でも食べられそうな品・・・。
そして、創真の料理の特徴である、定番を踏まえながらの型破りな料理となると・・・。
駄目だ。
「豚(牛)汁」しか思い浮かばねえや(爆)。
合宿での課題の件から絡めてきた、タクミの料理スタイル。
それは、「日本食との融合」。
えりなの発言、早津田の行動、郁魅の協力等、今回の創真のアイデアの元になった要因は多々ありますが、やはり今回のアイデアの最大のキーパーソンはタクミになりそうです。
どうやら本気でタクミとの絆の描写も期待していいみたいですね。(^^)
タクミがいてくれたからこそ、「それまでの自分」から変わることができたこと。
タクミの料理から学べたことから、今回のビーフシチューが創り出されたこと。
それを伝えるために、創真はタクミに「見てろ」と伝えたのでしょう。
タクミを信じる創真。
だからこそ、彼を待ちます。
自分の試合に来てくれることを。
復活し、再び自分と勝負してくれるのを。
まず次回は、美作のトレース料理が披露されることでしょう。
美作がどこまで創真を追いつめ、創真がどれだけ美作を超えるか。
いざ、尋常に勝負です。