自炊しているとさり気に悩まされる、毎日の食事のメニュー。
今日も「夕飯何にしよう…」と思いながら、今回の『ソーマ』感想をパチポチ書いていました。
と、ここでひらめきが☆
偶然にも食材が揃っていたので、タクミのカレーパスタを真似てみることに。
あ、勿論パスタやカレールーは市販品ですが(苦笑)。
で、出来た品がコレ。
言っときますが、焼きそばじゃないっすよ!(爆)
ちょっとドキドキしながらも、いざ、食べてみることに。
感想。
ウマーーー
カレーソースに粉チーズをたっぷり入れ、パスタと絡める前にじっくり火を通したのが正解だったようです。
マイレシピに新たな加入となりました。
さて、お待たせいたしました。
「第一回キャラ&料理人気投票」と、第56話の感想です!
週刊少年ジャンプ2014年10号掲載。
掲載順第4位。
第56話 【トスカーナの月】
本編へと入る前に、まずはお待ちかねの「キャラ&料理人気投票」の結果発表から!!
今回も司会役はアリスが担当。
ふう・・・、それにしても。
内心ツッコミといい、仕草といい、全く同じになってる創真とえりな。
ほんとウマが合わないけど気は合う二人です。
さて、肝心の結果はというと―――
第1位:幸平創真
すみれ印の唐揚げロール[幸平創真]
ダブル一位獲得おめでとうーーーーーーーーーー!!!!!
☆(\(≧▽≦)/)☆
さっすが創真!!
さっすが主人公!!
その太陽のような笑顔だけで、もうお腹一杯です!!
そして選ばれた料理も見事に、私も投票した「すみれ印の唐揚げロール」でまた嬉し!!
これは本当に「食べてみたい」と思わされる品ですものね~!
そんな快挙を遂げた幸平創真くん!
これからも全力で応援していきまーーーす!!
第2位:薙切えりな
シュー・ファルシ[四宮小次郎]
・・・・・・・・・・組織票でも入ったか?(←コラ!!)
そんな屈折した考えになってしまうくらい、個人的にはこの高順位はいただけない・・・もとい、意外でした。
あれほど高慢で見栄っ張りな振る舞いに加え、出番も少ないというのに・・・。
まあ、えりなみたいな子は「大好き派」と「大嫌い派」に真っ二つに分かれるタイプでしょうからね。
今回はそんな「大好き派」の支持を得られたということでしょう。
さすがはもう1人のヒロインといったところです。
ランクインした料理も、主人公の料理を差し置いての結果に。
やはりこれは「マジカル☆キャベツ」の影響か!?(大笑)
第3位:田所恵
エッグベネディクト[薙切えりな]
個人的には、えりなに代わって2位に入って欲しかったのですがね。
そんな恵が、よりによってえりなの料理に舌鼓を打っているのがまた、なんだかな~~~。
ま、とにもかくにも堂々のベスト3入りおめでとう。
第4位:タクミ・アルディーニ
シャリアピンステーキ丼[幸平創真]
さすがは正当な創真のライバル!
予想以上の高順位にランクインです。
そんな彼と同順位となった料理が、狙ったかのように創真の品(笑)。
その料理を手に、相変わらず創真への対抗心メラメラなタクミ。(そういえば、創真とタクミってまだお互いの料理の食べ比べはしてませんでしたね)
ホント創真しか眼中にない子なんだから(笑)。
第5位:四宮小次郎
城一郎特製こってりラーメン[幸平城一郎]
これが一番驚かされました。
合宿編のゲストキャラ的存在だった四宮。
そんな彼が堂々のベスト5!!
勿論遠月卒業生陣の中では唯一のTOP10入りです。
確かに彼は、最悪だった第一印象を劇的にひっくり返すという“附田マジック”に、最も強く掛かったキャラですからねえ~。
特に、四宮の過去に共感できる年代の方からの支持を多く集めたと思われます。
これほどの人気なら、本編でまた再登場となる可能性は充分ありそうですね。
そんな四宮と組になった料理が、城一郎の特製こってりラーメンというのがまたなんとも(笑)。
根は良い人なのに口は悪い四宮をも黙らせちゃってますよ☆
確かにこの料理はアイデア提供者の森崎先生も自信作と仰っていましたし、これまでに登場した料理の中でも一番の品でしょうね。
第6位:水戸郁魅
虹のテリーヌ[田所恵]
やったね!中々の健闘振りです!
一見不良っぽく振舞いながらも、本当は純情なお嬢様の郁魅ちゃん。テーブルマナーも様になってる感じですね~。
「きれい・・・」と料理に見惚れているところも、女の子らしい繊細な感性が垣間見られて可愛らしいです。(^^)
7位:薙切アリス
鰆おにぎり茶漬け[幸平創真]
個人的にはえりなよりも上位になると予想していたのですが、まさかの7位。
えりなよりもよっぽど憎めない良いキャラしてるのですがね~。
それでも6位の郁魅と、たった7票という僅差。
次回は更に順位を上げてきそうな気配がします。
それにしても北欧系ハーフなのに、なんでこんなにお茶漬け&お座敷が似合うんだか(笑)。
さすがはマイペースっ子。
8位:一色慧
3種のおにぎり[田所恵]
これは妥当な結果といったところでしょうね。
まだまだその実力も、背景も明かされていない一色先輩。
これからの動きが大いに気になるキャラクターの一人です。
そして同順位の料理とのコラボは、まんま第14話のシチュエーションといった感じ☆
9位:葉山アキラ
炙りゲソのピーナッツバター和え[幸平創真]
よりによって人一倍鼻のいい葉山に、人一倍強烈なこの料理。
どう見ても狙ったとしか思えない(大笑)。
新参者である葉山ですが、既存のキャラ達を抑えてのTOP10入り。
これは投票前の時期に、丁度彼の登場&活躍が重なったことも関係しているかな?
それ以前に、タクミに次ぐ創真のライバルというのもあるでしょうけどもね。
いやはや、それにしてもネタ票がこれほど票数を伸ばすとは。
恐るべし主人公(笑)。
個人的に2位と5位の人にも、この料理とコラボって欲しかった・・・(笑)。
10位:伊武崎峻
なんちゃってローストポーク[幸平創真]
おお~!創真と恵以外での極星寮の1年生勢の中で、唯一のランクインとなりました!
これもまた意外でしたね。
出番もあまり多くはない上に、自己主張もしてこない子なのに。
ですが、個性はしっかりしているキャラクターなので、それだけ安定したファンがついているということなのでしょう。
でも、そんな彼に言いたいことがひとつだけ。
もうちょっと料理への反応くださーい!(折角の創真の代表料理なのに・・・!)
総評。
順当といえば、極めて順当な結果となった、今回の人気投票。
応募総数は8225票と、1万越えを予想していた私としては少なく思ってしまいました。
次世代ジャンプ看板漫画として、かなり全面的にプッシュされているというのに。
創真も出来ればダントツで1位!!になって欲しかったなあ~、なんて☆
ま、これは超個人的な我が儘であって、堂々の1位獲得になんら不満は無いのですがね。
なんとも上手い結果となったのが、料理の人気。
一位以外は誰も本人の料理に被らなかったというのもありますが、4位と5位、そしてなんといっても9位のキャラとの組み合わせが(笑)。
各順位ごとの票差があまりなかったこと、特にベスト4以降は数票~数十票ほどの差しかなかったことから、この作品は全てのキャラクターにほぼ万遍無く人気があるということが窺えます。(^^)
6:4と男性キャラの方が女性キャラよりランクイン数が多かったのは作風から見て意外でしたが、それだけこの作品は女性読者もついていること、何より同性から見ても魅力ある男性キャラクターが多いということの裏付けだとも思います。
フルカラーという超豪華仕様で発表された、第一回キャラ&料理人気投票。
次回はさらにキャラ数も増えることですし、今回以上に投票数が増えてくれることに期待ですね。
そして創真の連覇も期待しつつ、次回の開催を楽しみに待ちたいと思います!
さて、それでは本編の感想に入りましょう!
人気投票の続きということで、本編の始まりはカラーから。
カードゲームに興じる幼き日のアルディーニ兄弟。
季節はきっと夏から秋にかけてでしょうね。
だってイサミ痩せてるもの(笑)。
余裕ゼロな表情のタクミに、余裕で勝つイサミ。
確かにタクミってポーカーフェイス出来なさそうだよね。ムキになればなるほど顔に出そう(苦笑)。
悔しがって再び勝負を挑む兄に付き合ってあげる弟。
そんな店の休業日。
盛り上がるBブロック会場では、喜多が舌鼓でなく腹鼓を打って(笑)、ジビエカレーを称賛。
って、吉野らの料理説明、ちゃんと設けられましたね!
ちょいと早とちりしちゃいましたか☆
吉野のカレー料理は、鴨をふんだんに使ったジビエカレー。
しかも鴨カツをのせて、カツカレー風に仕上げていました。
でも・・・見た目的にはこれまでの中で一番インパクト無いな~と思ったり。(ゴメン吉野)
ですがそれ以外の工夫もきちんと施されていた模様。
鴨の臭みを和らげるのに、スパイスだけでなくオレンジを使ったとのこと。
オレンジを持って話す吉野が、またえらく可愛い笑顔だことv
そのままオレンジのイメージガールにでも抜擢されそう(笑)。
そんな吉野の明るさを喜多も気に入ったようで、自分が主催している美食倶楽部に招待しちゃってます。
第40話にて、榊と一緒に創真のコミュ力の高さを囁き合ってた吉野だけど、キミも充分高いじゃん☆
喜多だけでなく安東も吉野の魅力に惹かれてしまったようですが・・・。
頬を染める安東・・・キモイ・・・(汗)。
吉野だけでなく、北条の料理もちゃんと説明が。
カレー炒飯と思われていた北条の品。その完成名は「菠蘿�稀哩炒飯[ボォルオカリーチャーハン]」。
・・・マジで読めん。
超難読な料理名はさておくとして(笑)、その料理はパイナップルを用いた、南国っぽさをも感じる華やかな料理でした。
偶然にも、吉野と同じで果物がポイントの料理となってますね。
パイナップルを同様に用いる「酢豚」の発想に通じる、中華料理の歴史をまた一歩前に進める程の品だったとのこと。
そう語るおりえ嬢、随分と落ち着きのある、上品な大人の女性といった感じですね~。
ホント登場する毎に魅力が増してると思います。
「あの」なつめと本当に双子なの?と思えるぐらい(コラコラ)。
現在の1位と2位は、新戸と北条。
この結果を順当な所だと言い、観衆達はこの二人の予選通過は確定と思っています。
ですが、北条は気にかかっていました。
アンコウを見事に捌いていた、「あの子」のことを。
そしていよいよアルディーニ兄弟の出番が!
先手はイサミ。
彼の品はカルツォーネ!
ピザ系の品と予想していましたが、まあ、当たらずとも遠からず、といったところかな?
日本独自のアイデア料理であるカレーパンを、イタリア式に更にアレンジしたこの料理。う~ん、中々美味しそう~!
そしていざ実食。
SPLASH!!!
佐伯先生は新たな表現方法を開拓なされた模様です(笑)。
溢れ出るトマトのコク。
その美味しさにおりえもプニキャラ化v
なぜそれほどトマトの旨味が出ているのかというと、水を一切加えず、トマトの水分だけで作られていたからでした。
なるほど、確かにトマトはその90%以上が水分という野菜ですからね。
それを利用したというわけですか。
そしてピザ生地は、自家製の「ぶどう酵母」から作成。
ここで「酵母」について少しだけ説明をば。
酵母とは、主にパンを膨らませる元となる菌類。
一般的なパン作りに使用されている「イースト菌」も、酵母の一種。
店舗で売られているイーストはパンに適した単種の微生物を工業的に純粋培養したもの。そのため扱いが割と簡単です。
そして今回使われている「ぶどう酵母」というのは、ブドウから作られた「天然酵母」。
天然酵母とは果実や穀物に付いている野生の酵母であり、単一種であるイーストとは違って複数の種類の酵母菌が混在しているため、独自の風味や香りがパンに加わります。
ただし、管理が難しく、手間と時間がかかるという欠点が。
また、発酵力が弱くて不安定なため、パン作りに使うと失敗することも多く、慣れないと使いにくいです。
審査員達から絶賛されるイサミのカルツォーネ。
そんなイサミは選抜メンバーが発表された後、一人だけ故郷への帰省を遅らせ、日本で選抜に向けての対策に取り組んでいました。
それにしてもここの回想のやり取り、どっちが兄だか分かりゃしないな(笑)。
いつも一緒にいるのに、離れてでも選抜への取り組みに励むとは・・・。
どうやら今回の選抜において、タクミに勝ちたいというイサミの意気込みは本当に本気なようですね。
「今度こそ―――」
そう思うイサミ。
その言葉の意味とは・・・?
そして出された点数は87点!
北条と同点となり、暫定2位となりました!
さあ、そして続くはタクミ!
イサミと同様にイタリアンのカレー料理を作った彼の品は、カレーパスタ!
カレーソースを用いたナポリタンといった感じで、特に目立った特徴は見受けられない品でした。
イサミのカルツォーネに比べて、見た目のインパクトは今一つだったものの…。
ド ク ン
口に入れた瞬間、脳髄に響くような味のインパクトが!!
う~ん、リアクションとしては、SPLASH!!!より弱いな・・・(爆)。
鼻腔をくすぐる素晴らしいカレーソースがフィットチーネのパスタによく絡み、隠し味に用いられた「たまり醤油」が、濃厚な旨味と甘い芳醇さを付加。
フェンネルは第52話感想で、カルダモンは第55話感想で説明していますが、今回は「グリーンカルダモン」について補足をば。
カルダモンにはグリーンカルダモン、ブラウンカルダモン等数種類あり、一般的に広く使われているのがグリーンカルダモンです。
ブラウンカルダモンはグリーンカルダモンより一回り大きく、体を温める効果があるとされていますが、一方のグリーンカルダモンは体を冷やす効果があるとされています。
ちなみにブラウンカルダモンはグリーンカルダモンとは見た目も味も風味も異なる別種のカルダモンであるため、グリーンカルダモンの代用として使うことは出来ません。
しかもそれだけではなく、チーズのまろやかな風味も存在していました。
ですが、チーズなど影も形も見当たらないのに何故・・・?
その答えはパスタにあり。
なんと三層構造となっており、外側の層にはターメリック、そして真ん中の層にパルメザンチーズが練り込んであったのでした!
三層構造の麺や生地というのは料理漫画ではさほど珍しくない工夫ですが、改めて見ると「おお・・・!」と思わされますね~。
今回はスパイスだけでなく、チーズの種類についてもだいぶ出てきましたね。
一応その特色や違いを述べさせて頂きます。
- モッツァレラチーズ・・・熟成させない、フレッシュタイプのチーズで、味や香りにクセが無くほのかに甘い。弾力のある歯ごたえが特徴。
店舗では大抵、水と一緒に包装されている、丸く白い物体がそれである。
生で食べられるほか、ピザやパスタ、グラタンなど幅広い料理に使用されている。
生のモッツァレラチーズのスライスとトマトのスライスに、バジルとオリーブオイルを添えた「カプレーゼ」はイタリアの定番料理である。 - パルメザンチーズ・・・チーズの中でもっとも硬い、ハードタイプのチーズ。
塊のままでは硬すぎるため、大体すりおろして使われる。いわゆる粉チーズ。
「パルメザン」とは「パルミジャーノ」の英訳であり、一般的には「パルミジャーノ・レッジャーノ風のチーズ」の意味で用いられている。
本物の「パルミジャーノ・レッジャーノ」はイタリアチーズの王様と呼ばれ、このチーズを担保に銀行からお金を借りることもできるとのこと。
熟成期間は通常2年以上を要する。熟成期間が長いものほど価値が上がり、4年以上のものになると最高級品と認定される。
非常に風味豊かな味わいを持ち、イタリアン食材との相性がとても良い。
そのままでも食べられるが、サラダやパスタ、煮込み料理などにもよく合う。 - クリームチーズ・・・生クリームまたはクリームと牛乳の混合物から製造される、フレッシュタイプのチーズ。
柔らかな酸味となめらかな舌触りが特徴で、チーズの中では脂肪分が高く、逆にタンパク質が少ない。
パンに塗って食べたり、チーズケーキの主な材料として利用される。また、サラダのトッピングや付け合せに用いられることも。
クリームチーズに醤油を漬け込む手法はよく知られている、と安東は述べてますが…。
悪いけど初めて聞いたよ(爆)。
イタリアンと和食という、カレー料理という器の中での新たな邂逅。
そんなタクミもまた、味の地平を斬り拓く者・・・!
ということで、侍コスプレなタクミです。
う~ん、似合わないとは言わないけど・・・うむむむ・・・。
むしろ創真でこのコスプレを見たかった・・・(ボソ)。
審査員達の絶賛と、観衆達からの歓声を浴びるタクミ。
そんなタクミの一方で、イサミは思い返していました。
実家である「トラットリア・アルディーニ」で客に料理を振る舞っていた頃を―――
一歩だけ、イサミより料理の腕が上だったタクミ。
店でもタクミの品を贔屓にするお客の方が多く、そんな様子にイサミは対抗意識を。
普段はのんびり屋で穏やかなイサミにも、そういう自己顕示欲や劣等感というものがあったのでしたか。
創真もそうであるように、やはり父親や兄というものは、身近なだけにどうしても自分との比較対象になってしまうものですからね・・・。
自分だってやれる。そんな思いから、完成された料理に勝手に手を加えてしまったイサミ。
結果、父親から厳しく叱咤されてしまいました。(ああ、四宮のルセットの件がフラッシュバック・・・!)
落ち込むイサミ。
イサミ、泣かないで・・・!
嫌いじゃないキャラが泣く姿は、やはり見ていて辛いです。
イサミが料理に手を加えてしまったのは、ただ見直してもらいたかっただけではなく、タクミのお荷物になりたくなかったから。
兄と対等な立場でいたかったのですね。
そんなイサミに、タクミが口にしたのは、半月の名を持つ包丁メッザルーナ。
欠けたものが二つ合わさったとき、完全なものが生まれる。
それと同じように、アルディーニは自分達二人が揃ってこそだと。
イサミが持ってないものをタクミは持っていて、それと同じくタクミが持っていないものをイサミは持っている。
イサミが成長する分だけ、自分も負けずに成長していく。
そうして互いに切磋琢磨していけば、自分達の店はイタリアで一番の店になると・・・!
タクミにとって、イサミは微塵も「お荷物」なんかではありませんでした。
日が明け、開店となる「トラットリア・アルディーニ」。
そんなタクミとイサミが迎える店には、今日も二人の料理を求めて多くのお客が訪れるのでした―――
見事な構成ですね。
冒頭での、店の休業日という、「料理人」でない時は負けず嫌いで直情的で分かりやすい性格な子。
だけど、開店してからの「料理人」としての彼は、真っ直ぐでしっかりとした考えと誇りを持つ人。
そんなイサミの兄、タクミ。
タクミの点数は、90点!!
おお~!
さすがは創真のライバル!!
90点台の壁にくい込みましたね!!
「今日も追いつけなかったかぁ」
そう呟くイサミの表情は、とても穏やかでした。(^^)
アルディーニ兄弟の審査も終わり、Bブロックもいよいよ大詰め。
そしていよいよ「彼女」の出番が回ってきました。
今回の優勝候補筆頭であるアリスが!
自分の進行を無視して料理を出しちゃってるアリスに怒る川島麗。
でも、ギリギリな川島は正直余計に思えました。
勝手に出しとるな川島だけで、彼女のブラックさは充分伝わると思います。
出されたアリスの品に、驚愕する審査員達。
果たして彼女のカレー料理とは一体?
今回はアルディーニ兄弟の絆、特にイサミの目線からのタクミの姿が描かれていました。
普段は直情的なタクミの面倒を見ているイサミといった関係の二人。
ですが、根元では逆にタクミがイサミを引っ張り、そんなタクミをイサミは心から尊敬していたのですね。
アルディーニ兄弟が多用している包丁メッザルーナにも、そんな由縁があったとは。
まさに二人の絆の象徴ともいえる物なのですね。
肉親を目標としているといえば、創真と城一郎の関係が真っ先に思い浮かびますが、タクミに対するイサミの気持ちはそれとはまた違うものですね。
追いつきたいという気持ちはしかとあるものの、それと同時に、ずっと追いかけるべき目標でいてもらいたい。イサミにとって、タクミはそんな存在なのだと思います。
そしてタクミも、これからもずっとイサミの目標であり続けるために、前に進み続けるのでしょうね。
やはり、タクミはなんだかんだあっても“兄”なのだなあ、と感じさせられた、良いエピソードでした。
そんなアルディーニ兄弟は料理の方でも、とても面白い特徴を醸し出してくれていました。
イサミはカルツォーネ、タクミはパスタと、どちらもイタリア料理の代表的な品を出してきましたが、ポイントとなる食材もトマトにチーズと、これまたイタリア料理を象徴する食材を使用。
インドの代表料理であるカレー、それに日本料理とイタリアン。
それら3か国の特色が融合された、とても見事かつ美味しそうな料理でした!
さて、タクミが北条を上回る得点を出した今回。
Bブロックにおける本選出場者、決まりましたね。
いや、まだ早いといえばそうなんですけども。
だってあと残りはアリスと恵とくれば、もう決まったも同然なのでは。
アリスの実力はもう折り紙つきですし、恵もここ最近の躍進がありますし、「おちこぼれ」というレッテルを消し去る上でも、ここはやはり本選出場は決めなければ。
まあ、今の時点の恵では、ぎりぎり4位に滑り込むといった感じになりそうですがね。
恵が本選出場となった場合、北条は敗北という形になりますが、果たして彼女はどういう反応に出るのでしょうか。
敵対心剥き出しになってしまうのか、それとも恵の実力を認め、気持ちのいいライバル関係になってくれるのか、それとも・・・?
どのみち次回で、Bブロックは完全に決着がつく模様。
果たして、アリス、そして恵はどんなカレー料理を出してくるのでしょう?
恵はアンコウを用いた料理で、アリスはジャガイモやパイ生地を使った料理のようですが…。
審査員達の様子から、またもや奇抜な品を作ったと見られるアリス。
案外「カレーにはリンゴとハチミツ」という発想から、見た目がアップルパイとかいう品だったりして(笑)。