去年応募を募った「デリシャス人気投票」。
その結果が発表されました。
なんと一位が創真の海苔弁による、アリスのあったかリアクション☆
なんつー分かりやすい・・・。
でも創真の料理によるリアクションなのはとっても嬉しい♪
そして二位がなんとなんとの、恵と黒木場によるジョ●ョネタアクション。
附田&佐伯先生、この結果に間違いなく絶句しただろうなあ・・・(大苦笑)。
二位に引き続き、三位も妖怪田所ちゃんズがランクイン☆
やっぱり恵は底力のある子ですね~!
でもって4・5・6位は“少年雑誌”として非常に正直な結果に(苦笑)。
全体的に見て、お色気系とギャグ系が予想以上にバランス良く人気を得ていて驚きました。もっとお色気系が上位を占めるとばかり。
なので、えりなの天使の羽リアクションももっと上位に・・・、「どーせベスト3に入るんでしょ(┐( -"-)┌)」と思っていたので、これには意表を突かされました。
えりなに勝つとは!やるなあ郁魅!
そして新戸も侮りがたし!下剋上も夢じゃありません!
新戸ファンにとっては今の展開も相まって、嬉しい結果になったことと思います。
私としては『マジカル☆キャベツ』が一位になるに違いないと踏んでいたんですが。(←←←)
さて、それでは本編感想にいってみましょー。
週刊少年ジャンプ2015年12号掲載。
掲載順第5位
第106話 【問題の多い繁忙店】
あれ?
今回『ソーマ』はセンターカラーの筈でしたが、違う漫画がカラーになってましたね。
どうしたんでしょ?
アニメ化も近づいてきて佐伯先生もお忙しいでしょうし、急きょ予定変更になったんでしょうか?
別にいいの、附田&佐伯先生のお体の方が何より大事だから・・・。
え?
すっとぼけるのもそれぐらいにしとけと?
・・・だって・・・。
どうコメントしたらええねん。
鉄人2●号ネタですか?
それだったら創真が新戸ロボを操った方が・・・ブツブツ。
いや戦力的には確かに創真の方がデカいですけど・・・ブツブツブツ。
・・・いや、まあ、ね?
こういうぶっとびイラストになった理由も分からなくもないんですよ。あくまで個人的推測ですが。
久し振りのセンターカラーという事もあり、本編的に見ても創真と新戸を描くべきですよね?
でも創真とのツーショットなんて、恵さえもいまだに成し遂げていないこと。(えりなはライバル的描写で一応成し遂げてますが)
さすがにメインヒロインらを差し置いていきなり新戸がその座に就くのはちょっと・・・ということで、今回のようなギャグ描写にしたのでしょうね、多分。
単に佐伯先生がはっちゃけたかっただけかもしれませんが(核爆)。
さて本編。
スタジエール研修として創真と新戸が派遣されたお店は、客が注文をキャンセルして飛び出していくようなところでした。
とりあえず店主の三田村と挨拶を済ませ、歓迎されながら創真達は研修を始めることに。
店員服に着替え、「ゆきひらTシャツ以外で現場に立つなんて新鮮♪」と言う創真。
新鮮なんてもんじゃありません!!!!!
襟付きシャツ!!襟付きシャツ!!
そしてエプロン!!
世界初公開です!!!うをー!!!(><)
ゆきひらTシャツ以前に、私服であろうが扉絵であろうがこれまで創真はラフな服ばかりだったというのに!!
前回の笑みといい一体どうしたんですかこの連続サービスは!!え?気のせい?あっそ!(←変なテンションになってます)
新戸も着替え、そのエプロン姿に創真は天然にご感想。
確かに。
しっかし前回の郁魅といい、一色先輩といい(←コレはいつものこと)、今回の創真と新戸といい、なんなんだこのエプロン祭りは。
案の定、創真との協力を拒否する新戸。
遠月学園での授業や課題でチームプレーやスピードが求められる調理も経験しているし、自分一人で出来ると。
創真:「・・・・・でもそれってさ 不特定多数の注文が飛んでこない状況でのハナシだろ?」
ごもっとも。
さあ、ということで。
きましたよ。
怒涛のお客様軍団が。
喧騒なんてものじゃありません。
それは嵐。
それは天変地異。
それは戦争。
つい先ほどまでの静かな店内が、あっという間に激変。
その原因は店の最寄りの駅周辺の開発が一気に進んだことによる、乗車客の急激な増加によるもの。
店の状況のめまぐるしい変化は新戸の予想を遥かに超えていました。
翻弄される新戸。そして店員達。
そんな中。
頼りになるのはやっぱりこの男!!!
接客にオーダー取り、調理にと創真さんフル活躍☆
すっごーーーい!!(>▽<)
やっぱり“仕事ができる男の人”って格好良いなあ~v
そんでもってゆきひらTシャツじゃない調理姿が新鮮過ぎる・・・!
獲れたてのピチピチお魚よりも!採れたてのフレッシュフルーツよりも!
遥かに新鮮!!もうどうしましょ!!(←どうもするな)
客が来る前は「指図するな」と息巻いていたものの、結局新戸は創真の的確な頼まれ事に逆らえず、従わざるを得ませんでした。
思い出される、葉山の「お前は何もかも狭い」という言葉。
思い知らされる未熟さ。
(じわ・・・)
「・・・っ」
「くそうっ!!」
根性あるじゃん。(d(⌒▽⌒))
そうした創真と新戸の働きによって、お店は見事閉店を迎えられることに。
店員達から感謝される創真。
そして、新戸も。
創真の実力を見せつけられて自信を失いかけていた新戸にとって、店員らの笑顔と言葉は心に深く沁み入ったのでした。
そんな折に創真のキラースマイル炸裂。
・・・もとい、ピュアスマイル炸裂。
は~~~、やっぱ創真は良い奴です。
本物のイケメンです。
散々自分を毛嫌いしている相手にもこうして温かく接してくれるんだもんな~。
創真のこういう人柄を知ってしまったら、相当の根性まがりでなければ彼に本気で嫌悪は抱けないですね。
かくして、研修第一日目は無事終了。
ですが、この研修にはまだ隠された試練が―――?
そんなわけで今回は
創真さん大活躍の巻でした♪♪♪
この漫画って、主人公や他のキャラクター達が敗北や挫折を味わっても、それをきちんとフォローしてくれるところが凄く信用できますよね。
勝利だったり、人間関係だったり、精神的活躍など、様々な形で。
己の未熟さに内心落ち込んでいた新戸がその努力を認められたことはもとより、自分の得意分野ということもあって実力を大いに発揮していた創真の姿も、私達読者にとって胸のすく思いでした。(^^)
四宮編でも魅せていましたが、創真ってほんとサポートもメインもこなせるオールラウンダーなんですよね。
初めて創真のその「実力」を知った際は心から尊敬させられましたっけ。
しかも同時に感心させられたのが、創真のその「実力」は彼の「人柄」にも反映されているというところ。
仕事場の全体の流れを見通しつつ、詳細な箇所にも気が付く創真。
それは大らかに見守りながらも、細やかに相手を気遣う創真の人柄そのものでもあります。
当時は創真の「サポート力」としてクローズアップされていた事柄ですが、その陰で示されていた事が今こうして彼の魅力を裏付けているのですものね~。
これほど深読みのし甲斐がある漫画もそうはないかと。
そんな自分のテリトリーだった創真とは反対に、初めて「生の現場」の実態を知った新戸。
名門校である遠月学園で学んだこれまでの経験もあって相応の対応は出来ると踏んでいたのでしょうが、それは甘い考えだったということを新戸は痛感させられます。
どんなに厳しい校風であろうが、学校の世界って「整えられた世界」なんですよね。あくまで生徒が学ぶために準備された環境。
対して、現場というものはそんな学生の立場なんて一切お構いなし。お客が中心の、いわば「混沌の世界」。
予想外なんてザラ。
時には理不尽な状況にも柔軟に対応を迫られる。
その壮絶さはほんと体験しないと分からないと思いますよ。
あ、あとこれは実体験から言わせてもらいますが、同じメニューを沢山作るのと一品一品違うメニューを作るのとでは勝手がまるで違いますから。
ハッキリ言って、違うメニューをそれぞれ作る方が遥かに大変です。
それを難なくこなしている創真の実践力はやはり物凄いですね。感心しきりです。
あ~~~本当に創真みたいな子が職場に居てくれたらな~~~。
私でさえこう思わされるんですもの・・・、創真は本当に調理場から求められる人物だと思います。
これまで全く知らなかった世界に放り出された新戸。
未だに残る敗北の痛み。
加えて思い知らされることになった己の無知さや狭さ、至らなさ。
それでも。
彼女は折れることなく、歯を食いしばって「戦場」へと戻りました。
私が新戸に求めていたのは、まさにこれだったんです。
小説版第二弾感想で、「もっと根性見せんかい!!」と新戸に言いたかった私。
例え這いつくばってでも。格好悪くても。泥にまみれても。
なにくそと立ち上がるド根性。
私が求めていたその気概を、まさに今回彼女は見せてくれていました。
見直したよ、新戸。(^^)
そ・し・て。
どう?新戸。
えりな以外の他者から認められるのも悪くないでしょ?(^^)
創真だけでなく、ちゃんと自分のことも見ててくれた店員達。
そして、見下したりすることなく笑顔で労ってくれた創真。
ここで初めて、新戸はえりなからの賛辞以外で自分の努力が報われたと感じることが出来たと思います。
この一日で、新戸の“世界”は確実に広がりましたね。
料理人としてだけではなく、一人の人間としても。
期待通り、新戸の心に温かな一石が投げかけられた今回。
ここが彼女のリスタート。
次回からは彼女ならではの実力を発揮していってくれそうです。
そしてやはりこのスタジエール研修も“本当の意味で”クリアするには一筋縄ではいかない様子。
思えば「地獄の合宿」も単なる篩い落としではなく、卒業生達の自分の店のスタッフ選出、そして「秋の選抜」に向けての候補者の選考と、二つも三つも“真の目的”が隠されていましたからね~。
わざわざ何のために“外”の現場に赴くのか。
それがこの「スタジエール研修」の肝の部分だと思います。
これまた実体験から言わせてもらいますが、職場にとって“外”の人の意見って貴重なんですよ。
“内”にいると気付けない部分。それって結構あるんですよね。
だからこそ内部の風潮に染まっていない外部の人からの意見は、職場の環境改善などの面において実は非常に重宝なものだったり。
創真達はまさに“外”の人間。
店の人達が気付けなかった改善点に気付いてくれそうです。